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NY金は大幅続伸も、海外原油は大幅反落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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NY金は大幅続伸も、海外原油は大幅反落

  • 2021/11/11
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
10日のNY金は、続伸し、一時1870ドルの高値を示現した。NY金期近12月限は前日比17.5ドル高の1848.3ドル、NY白金期近1月限は同15.6ドル高の1077.0ドル、NY銀期近12月限は同45.4セント高の2477.2セント。
期近ベースの1870ドル示現は6月15日以来。注目の米CPIは前年比6.2%の伸びとなり、事前予想の5.8%の伸びを上回った。この発表を受け、米長期金利が上昇し、ドル高も進行。本来であれば、金の売り材料になるとみられていたが、発表後に1840ドル台に急伸へ。1840ドル台示現から1時間後に1870ドル台に乗せた。インフレヘッジの買いが活発化したためとみられる。ただ、米長期金利が30年債入札後に一段と上昇したこともあり、ドル高や金利上昇を無視した金の急伸に対する警戒から次第に上げ幅を縮小。しかし、1840ドル台維持に変わりなし。白金も金の急伸に追随して1099ドルまで買い進まれたが、実勢悪を無視した上昇に対する警戒もあり、1100ドルは強力な壁に。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
10日のWTI原油は、急反落し、高値から3ドル以上も値崩れをみせた。WTI原油期近12月限は前日比2.81ドル安の81.34ドル、北海ブレント期近1月限は同2.14ドル安の82.64ドル。RBOBガソリン12月限は同7.80セント安の229.72セント、NYヒーティングオイル期近12月限は同5.60セント安の245.21セント。
米国取引時間帯の序盤までWTI期近12月限は84ドルを挟む動きをみせていた。注目の米EIAの在庫統計で、原油在庫が100万バレル増となり、米APIの在庫統計で示された250万バレル減と対照的な内容となった。それをキッカケにして利益確定売りが進んだ。さらに、急ピッチのドル高が進行したこともあり、利益確定売りが加速し、全面安の展開に。前日は、米EIAの月報で、ガソリン価格の下落見通しが示されたことで、バイデン米大統領が米戦略備蓄在庫の放出を見送るとの見方となり、WTIは期近限月に急伸したが、ガソリン価格は供給増を背景にした下落としており、需給バランスを無視した急伸に対する反動安を強いられていたともみられている。期近中心の下落となったが、その他限月も大きく下落しており、目先の天井形成との声も。

(CBOT大豆)
10日のCBOT大豆は、波乱含みの中、続伸。期近1月限は前日比6.00セント高の1218.00セント、期近3月限は同6.75セント高の1230.50セント。
前日の急伸に対する利益確定売りに欧州時間帯まで軟調地合いを強いられていたが、米国取引時間帯に入って、小麦とコーンが続騰を演じたこともあり、それに追随して大豆も買い進まれていた。大豆相場の売られ過ぎを想定した買い戻しが目立っていたという。ブラジルの大豆作付は極めて順調ながら、ここにきてそのペースが鈍化するとの見通しも指摘されることに。前日の高値更新には至っていないが、期近1月限は12ドル台での下値固めも期待されている。

(CBOTコーン)
10日のCBOTコーンは、大幅続伸。期近12月限は前日比13.50セント高の568.25セント、期近3月限は同13.50セント高の577.75セント。
期近12月限は11月3日以来の5.70ドル台に水準を切り上げるなど、大幅高となったが、テクニカルな買いに加えて、小麦の続騰が支援材料に。小麦は前日の米農務省の需給報告で、世界の需給バランスが一層タイトな状況になったこと、ロシアが相場上昇によって、輸出税を再び変更させるとの情報が流れたこともあり、再び8ドルの大台に急伸しており、コーンも追随高を演じることに。コーンに関して、やや弱気な米農務省の生産高予想・需給報告だったが、上昇局面では飼料用需要の拡大も期待されていた。ストップロスの買いが相次いでヒットし、5.70ドル台まで急伸しているが、11月2日以来の5.80ドル台への期待も高まっている模様。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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