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NY金は反発

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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NY金は反発

  • 2020/11/21
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
20日のNY金は、反発。NY金期近12月限は前日比10.9ドル高の1872.4ドル、NY白金期近1月限は同5.7ドル高の957.2ドル、NY銀期近12月限は同31.5セント高の2436.3セント。
週末要因のポジション調整の買い戻しの動きが拡大し、一時、1879.2ドルの高値まで急伸したものの、1880ドルには抵抗をみせ、戻り一服となった。レンジの大幅安に対する売られ過ぎ警戒と、1850.0での目先の安値示現観測もあり、テクニカルな買いも助長したとみられている。ただ、あくまでも自律反発の見方が支配的で、期近12月限の整理商い次第で、再び1850.0ドルを試す下振れも懸念されている。ワクチンに対する期待が膨らんでおり、期近12月限の買い玉の乗り換えには消極的な状態に変わりなし。NYダウは急落しているが、米国での感染拡大を警戒した動きであり、26日の感謝祭における移動自粛要請が相次いで出されており、米景気に与える影響も懸念されている。感謝祭では、米国では故郷に帰り、大勢の人数で食事をする習慣があるが、それで一層、新型コロナウイルス感染拡大につながることが懸念されている。一方、堅調地合いをみせていた白金はやや上昇にブレーキがかかっていた。中国の需要拡大に対する思惑買いもまだ続いているが、その信ぴょう性が揺らいでいるためで、970ドルに抵抗をみせていた。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
20日のWTI原油は、ワクチンの早期実用化・普及を期待して上伸している。WTI原油期近1月限は前日比0.52ドル高の42.42ドル、北海ブレント期近12月限は同0.76ドル高の44.96ドル。RBOBガソリン12月限は同1.27セント高の117.52セント、NYヒーティングオイル期近12月限は同1.56セント高の128.63セント。
米国での感染拡大が深刻化しており、各地で行動制限が実施されている。このため、石油需要に対する懸念は相変わらずながら、それ以上にワクチンの対する期待は根強く、結果的に下押しは買い場提供となっている。11月末からOPECプラスの会合が予定されているが、ここでは現行の協調減産幅の延長が決定されるとの思惑もあり、支援材料に。現在の弱気な需給バランスの改善につながらないが、ワクチンに対する思惑買いの流れもあり、弱材料は敢えて圧迫要因になり切れず。かなり強引な上昇を続けているが、感謝祭の自粛要請次第では、実際の石油需要の悪化を警戒して、売り込まれるリスクを警戒する声もある。

(CBOT大豆)
20日のCBOT大豆は、波乱含みの中、続伸している。期近1月限は前日比4.25セント高の1181.75セント、期近3月限は同6.50セント高の1182.00セント。
ブラジルの大豆主産地での乾燥リスクが再燃し、作柄悪化が警戒され、シカゴ大豆期近1月限は一時、11.9675ドルまで急伸し、12ドルに迫る大幅高を演じた。ただ、12ドル示現に至らなかったこと、週末要因のポジション調整から利益確定売りがその後、加速し、高値から20セントも急落。マイナス圏に沈む場面もみられた。その後、再び買い直され、プラス圏を回復したが、かなりの乱高下を余儀なくされることに。ここ最近の上昇局面では、高値からの値崩れをいつもみせているが、その都度、買い直す動きをみせている。それによって、買い玉も整理されるなど、高値警戒感の解消につながっているという。来週にも12ドルを試すとの見方が支配的。

(CBOTコーン)
20日のCBOTコーンは、小幅続伸にとどまる。期近12月限は前日比0.25セント高の422.75セント、期近3月限は同0.75セント高の428.00セント。
シカゴ大豆は連日の高値更新をみせているが、コーン期近12月限は18日の高値である2.8250ドルを上抜けず、高値警戒もみせていた。期近12月限が整理商いを強いられているためで、期近3月限は18日の高値を更新している。整理商いが影響し、やや上値の重い展開を強いられている。また、南米の供給不安に関して、大豆とコーンでは温度差があり、大豆買い・コーン売りのスプレッドもコーンの上値を重くしている。大豆が高値から急落し、マイナス圏に値を落とした局面では、コーンも軟化していた。期近3月限は南米のコーンの生産や作柄を反映する限月となるため、今後、上昇を主導するか注目されている。

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