株式会社フジトミは投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

NY金は下落するものの、下げ幅をかなり縮小している

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

ピックアップコンテンツ

  • 個別WEBセミナー
  • Fujitomi market news
  • トレーダーズショップ
  • TOCOMスクエア
  • リモートサービス
商品市場情報

NY金は下落するものの、下げ幅をかなり縮小している

  • 2020/04/29
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
28日のNY金は、一時30ドル近く急落したものの、その後、下げ幅を縮小している。NY金期近6月限は前日比1.6ドル安の1722.2ドル、NY白金期近7月限は同18.6ドル高の795.6ドル、NYパラジウム期近6月限は同16.1ドル安の1878.7ドル。
金は米長期金利の高止まりとNYダウ先物の一段の急伸を嫌気して軟調地合いを強いられ、アジア取引時間帯から下げを強いられていた。しかし、欧州時間帯に入ると、1720ドル台を回復するなど、戻り歩調をみせ、1731.9ドルまで急伸し、プラス圏回復もみせた。1700ドル台を維持したこともあり、打診買いがみられたためと考えられる。ただ、高値示現から1時間半のしない動きに大きく売り直され、1704.1ドルの安値を付けた。米財務長官が8月と9月に大きな経済回復がみられると言及したためで、金に対する安全資産としての買いが後退してしまった。その発言に対する信ぴょう性が後退すると、金はまた1720ドル台を回復している。金の1700ドル台での下値固め確認の下落だったとの声も。白金は急伸しているが、ここ最近のレンジを抜いたこともあり、テクニカルな買いが台頭していたため。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
28日のWTI原油は、期近安・期先高。ブrントは納会を控えた期近6月限を除いて下落している。WTI原油期近6月限は前日比0.44ドル安の12.34ドル、北海ブレント期近6月限は同0.47ドル高の20.46ドル。RBOBガソリン6月限は同1.91セント高の70.40セント、NYヒーティングオイル期近6月限は同0.72セント高の71.08セント。
WTI期近6月限はズルズルと値を消し、10.07ドルまで一時急落。10ドル割れも時間の問題で、改めて6.50ドルの一代の安値を示現するとの見方も台頭していた。米国の原油の供給過剰の改善が全く期待できないためである。しかし、10ドルを何とか維持すると、その後は売られ過ぎ警戒の買い戻しにつながった。石油製品の戻りが支援材料に。今後の需要改善が支援材料に。このため、WTI期先も上伸へ。ブレントは期近6月限を除いて下落しているが、WTIのサヤ寄せするための下落とみられている。目先は米APIの在庫統計が注目されている。

(CBOT大豆)
28日のCBOT大豆は、期近限月中心に続落している。期近7月限は前日比5.75セント安の830.75セント、期近11月限は同2.00セント安の838.25セント。
米国大豆の需要悪化懸念がなお圧迫要因になり、アジア時間帯でみせた戻りは今回もダマシとなった。トランプ米大統領は食肉加工工場の早期再開に言及したが、その具体策は指摘しなかった。5000人以上の感染者が発生しており、再開は不透明で、家畜の出荷も滞るとみられている。前日発表された作付進捗率はまだ材料にされず。それでも、コーンの作付が極めて順調だけに、天候リスクを買う動きは全くみられず。

(CBOTコーン)
28日のCBOTコーンは、期近限月は小幅ながら続落しているが、新穀限月は変わらず。期近7月限は前日比1.50セント安の311.75セント、期近12月限は変わらずの329.50セント。
前日引け後に発表された作付進捗率は極めて弱い内容で、とりわけ主産地であるアイオワとイリノイが極めて順調だった。ただ、それを先取りして下落していた経緯もあり、新穀12月限は下げ渋りをみせていた。それでも、戻りは売られ、限定的。期近5月限は月末の第一回受け渡し通知日を控えて、大量の渡し物が懸念され、続落している。米国コーンの供給過剰の改善策はまだ見当たらず。

一覧へ戻る

ピックアップコンテンツ

  • Fujitomi market news
  • 個別WEBセミナー
  • リモートサービス