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NY金は上伸し、清算値決定後に1520ドル台に急伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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商品市場情報

NY金は上伸し、清算値決定後に1520ドル台に急伸

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/09/21
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
20日のNY金は、急伸し、清算値決定後に1520ドル台に水準を切り上げている。NY金期近12月限は前日比8.9ドル高の1515.1ドル、NY白金期近10月限は同0.2ドル高の942.6ドル、NYパラジウム期近9月限は同12.4ドル高の1625.0ドル。
米中の貿易交渉の先行き不透明さからNYダウが急落し、米長期金利の低下を好感して金が上伸。1520ドル台に乗せたことで、ストップロスの買いがヒットし、清算値決定後に上げ幅を大きく拡大した。ドル高・ユーロ安が進行していたものの、米長期金利の低下が支援材料に。米FOMC声明によって追加利下げの打ち止めも示唆されて、金を取り巻く環境の変化も予想されたが、リスク要因としての金に対する注目は相変わらずで、9月12日以来の高い水準に上伸している。一時、20日移動平均線を上抜ける場面もあったが、ひとまず、目先の上値抵抗になっていた。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
20日のWTI原油は、小反落するものの、清算値決定後に買い進まれ、プラス圏で推移している。WTI原油期近11月限は前日比0.10ドル安の58.09ドル、北海ブレント期近11月限は同0.12ドル安の64.28ドル。RBOBガソリン10月限は同2.23セント安の167.84セント、NYヒーティングオイル期近10月限は同1.86セント安の198.63セント。
NY石油製品は前日の急伸に対する反動で下落していたが、来週、米モンタナ州の訪問を予定していた中国政府の農業担当者の視察が中止されたことで、米中の貿易交渉の先行き不透明が再燃し、NYダウ安となって、石油製品の下落につながったとみられる。原油はサウジの供給不安の再燃から59ドル台回復をみせたが、NY石油製品安に追随して58ドル割れをみせた。ただ、清算値にかけて買い直され、プラス圏に。前週末にサウジの石油施設への攻撃があったため、週末のリスク警戒で買い進まれたという。戻り局面では米ベーカー・ヒューズが明らかにした原油のリグ稼働数が5週連続で減少したことも買い材料になっていた。

(CBOT大豆)
20日のCBOT大豆は、急反落。期近11月限は前日比10.75セント安の882.25セント、期近1月限は同9.75セント安の896.25セント。
来週、米国を訪問する予定だった中国政府の農業担当者の訪米がキャンセルされたことで、米中の貿易交渉の進展期待で下げ渋っていた大豆市場での失望売りが拡大し、下げ幅を大きくした。新穀11月限は8.80ドル台を維持しているが、南米の作付進展に伴う豊作期待、米コーンベルトでの大豆の収穫進展に沿ってハーベストプレッシャーも高まる時期に入るだけに、8.80ドル割れは避けられないとの声も多い。

(CBOTコーン)
20日のCBOTコーンは、利益確定売りに反落。期近12月限は前日比1.75セント安の371.00セント、期近3月限は同2.00セント安の382.00セント。
大豆の急落がコーン市場でのファンドの整理商いを助長させたという。また、週明けの高値である3.7475ドルを新穀12月限が上抜けなかったことも、テクニカルな売りにつながったようで、一時、3.70ドル割れをみせた。降霜リスクは米コーンベルトの平均よりも高い気温が続いている中、ほぼ解消されており、今後、収穫進展に伴うハーベストプレッシャーが警戒されるとの声も挙がっていた。

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