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NY金はリスク後退から急反落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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NY金はリスク後退から急反落

  • 2021/10/16
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
15日のNY金は、急反落。NY金期近12月限は前日比29.6ドル安の1768.3ドル、NY白金期近1月限は同6.6ドル高の1058.9ドル、NY銀期近12月限は同12.8セント安の2334.9セント。
連日の急伸に対する週末要因のポジション調整もあり、利益確定売りにジリ貧を演じていた。欧州時間帯に入ってNYダウ先物の上昇幅が拡大すると、米長期金利が再び上昇し、金市場での手じまい売りを促し、1780ドルを割り込んだ。その後は1780ドルを上値抵抗として、テクニカルな売りを誘って、一段安へ。結果的に100日移動平均線や200日移動平均線が嵩になってしまった。LME銅は指定在庫の水準が1974年以来の低水準になったこともあり、1万ドルの大台回復をみせ、また原油続伸からインフレ圧力はさらに高まっている。しかし、株価の続騰と米長期金利の上昇を前にして、金のインフレヘッジの買いは大きく後退してしまった。今年のNY金の市場でのインフレヘッジの買いはいずれも長続きしていない。白金は非鉄や株価の続騰を好感して続伸している。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
15日のWTI原油は、続伸し、82ドル台に水準を切り上げている。WTI原油期近11月限は前日比0.97ドル高の82.28ドル、北海ブレント期近12月限は同0.86ドル高の84.86ドル。RBOBガソリン11月限は同5.14セント高の248.64セント、NYヒーティングオイル期近11月限は同1.23セント高の257.37セント。
前日、IEA(国際エネルギー機関)が明らかにした月報で、世界の石油需要が上方修正されたこと、ロシアで開催されるエネルギー関連の会合で、サウジのエネルギー相が原油の増産拡大を拒否したこともあり、一段とタイトな需給バランスになるとの観測が高まり、アジア取引時間帯から82ドル台に上伸している。欧州時間帯と米国取引時間帯に81ドル台半ばまで何度か値崩れするものの、早々に82ドル台を回復し、底固さが伺えるという。また、NY株価の続騰によって、米国でのガソリン需要の増加観測につながり、NYガソリンも急伸し、原油の支援材料に。当面、需給バランスの改善は厳しいとみられ、強調地合いは続くとみられている。

(CBOT大豆)
15日のCBOT大豆は、大幅続伸。期近11月限は前日比12.25セント高の1218.50セント、期近1月限は同12.00セント高の1227.50セント。
米国大豆の成約拡大の動きとテクニカルな買いも支援材料となっていた。米農務省は仕向け先不明として本日も13万2000トンの成約を公表。また、民間の輸出業者から仕向け先不明として39万6000トンの成約があったと指摘されているが、いずれも中国とみられる。大豆相場の急落をキッカケにして成約を拡大している。さらに、原油価格の好調もファンドのスタンスを強気にさせ、テクニカルな買いを催促したともみられている。期近11月限は12.20ドルを示現する場面もあったが、さすがに利益確定売りに上げ一服。

(CBOTコーン)
15日のCBOTコーンは、テクニカルな買いに大幅続伸。期近12月限は前日比10.25セント高の527.00セント、期近3月限は同10.25セント高の536.00セント。
米農務省の需給報告後の安値から20セント以上も急伸しているが、5.00ドル台での底入れ観測もあり、テクニカルな買いが拡大。原油や非鉄の急騰も、ファンドのテクニカルな買いを催促したとみられている。米コーンベルトでの収穫期に入っているが、相場の急落によって、生産者の売り手控えも予想され、ハーベストプレッシャーは週末の圧迫要因になり切れず。それでも、20日移動平均線までの出直りには至っていない。週明けはハーベストプレッシャーが再度、重石になるか、テクニカルな買いが継続するか注目。

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