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NY金はヘッジ買いに続伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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商品市場情報

NY金はヘッジ買いに続伸

商品先物 有料マーケット情報
  • 2020/02/15
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
14日のNY金は、リスクヘッジの断続的な買いに続伸している。NY金期近4月限は前日比7.6ドル高の1586.4ドル、NY白金期近4月限は同5.9ドル安の968.8ドル、NYパラジウム期近3月限は同34.3ドル安の2316.7ドル。
高値警戒からNYダウは反落しており、米長期金利も低下するなど、金が買われ易い環境にあった。引き続き、中国の新型コロナウイルスのリスクも警戒される中、週明けの米国市場はプレジデントデーで休場となることもヘッジ買いを促した模様。期近4月限ベースで2月3日以来の水準まで急伸している。来週は1600ドルを期待する声も聞かれた。中国リスクにもかかわらず、米株価の高値更新の動きに対する懸念もあり、週末の金の上昇を促していた模様。一方で、白金はパラジウムの反落と株安を嫌気して売られ、金への追随高にはならず。中国での白金の宝飾用としての購買意欲の低下がなお、圧迫要因になっていた。3月に入っての期近4月限の整理商いも警戒されている。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
14日のWTI原油は、続伸し、52ドル台回復もみせた。WTI原油期近3月限は前日0.63比ドル高の52.05ドル、北海ブレント期近4月限は同0.98ドル高の57.32ドル。RBOBガソリン3月限は同0.31セント高の158.33セント、NYヒーティングオイル期近3月限は同1.77セント高の169.82セント。
中国人民銀行が政策金利である預金基準金利を引き下げるとの観測が広がったが、新型コロナウイルスによる中国経済の失速懸念を解消する動きに出るとの思惑が台頭した。これを受け、中国での石油需要の後退懸念がやや後退。また、米エネルギー長官が、新型コロナウイルスによる中国の石油需要は日量50万バレル程度の減少にとどまり、50万バレル減少しても、原油価格に劇的な影響を与える可能性は小さいと言及。このため、3連休前のポジション調整かたがた、52ドル台に上伸へ。しかし、中国の日量50万バレルの減少も意外に大きいのも確かで、52ドル台の買いは続かず。52.34ドルの高値示現の後、利益確定に51.60ドル割れもみせたが、清算値決定にかけてまた52ドル台を回復する動きもみせた。

(CBOT大豆)
14日のCBOT大豆は、反落し、9営業日振りに下落している。期近3月限は前日比3.50セント安の892.75セント、期近5月限は同3.25セント安の902.75セント。
期近3月限が9ドルの大台に抵抗をみせたこともあり、3連休前のポジション調整かたがた、利益確定売りが台頭している。中国にとる米国大豆の輸入は低調ながら、今後の輸入拡大を期待して買い進まれていたが、それが思惑外れになることも懸念材料に。南米の大豆の豊作も認識するなど、9ドル台での買いのハードルもかなり高いとみられ、下げも仕方ないとの声が支配的。

(CBOTコーン)
14日のCBOTコーンは、続落。期近3月限は前日比1.75セント安の377.75セント、期近5月限は同3.25セント安の381.50セント。
生産者の換金売りや米国コーンの輸出需要の低迷が圧迫要因になっていた。週明けがプレジデントデーで米国が休場になることも換金売りを助長したともみられている。ところで、ブラジルのConabが明らかにした2019年度の同国のコーン生産高予想は1憶0050万トンで、前月予想の9870万トンを上方修正し、初めての1憶トンの大台乗せとなった。生育に理想的な天候に恵まれたこと、作付面積が50万ヘクタール増加し、1800万ヘクタールになったことが要因と指摘されていた。米農務省は需給報告ですでに1憶トン台の予想を示しているが、ブラジルの公的機関が初めて1憶トンの大台の予想を示した意味は大きく、コーン市場の売り材料になっていた。20日、21日に開催予定の米農業フォーラムへの関心はまだ全くないようだ。

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