株式会社フジトミは投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

NY金はドル安を受けて続伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

ピックアップコンテンツ

商品市場情報

NY金はドル安を受けて続伸

商品先物 有料マーケット情報
  • 2017/03/18
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
17日のNY金は続伸し、1230ドルを挟む動きをみせた。NY金期近4月限は前日比3.1ドル高の1230.2ドル、NY白金期近4月限は同4.6ドル高の963.0ドル。
ドル安進行にイマイチ反応は乏しく、前日の高値である1234.0ドルには抵抗をみせていた。それでもドル安基調の中、金は徐々に買い進まれ、上伸へ。年3回の米利上げのスタンスが継続されたことで、次回5月の米FOMCでの利上げの確率が低下し、緩やかな利上げを受けて、金は買い進まれている。このため、第2四半期での政治的リスクを警戒した値ごろ買いの動きもみられたようだ。5月にはフランスとイランの大統領選挙が予定されており、またエルサレムへの米大使館移転延長の大統領令が期限切れを迎えることになる。期近4月限はまた20日移動平均線を上抜いたこともあり、テクニカルな買いを週明け以降、期待する向きも。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
17日のWTI原油は小幅続伸。WTI原油期近4月限は前日比0.03ドル高の48.78ドル、北海ブレント期近5月限は同0.02ドル高の51.76ドル。RBOBガソリン4月限は同0.47セント高の159.89セント、NYヒーティングオイル期近4月限は同0.42セント高の150.85セント。
WTI期近4月限は49.20ドルまで上伸したが、ドル安を好感した動きだった。それでも前日の高値には及ばす、米国の原油増産傾向と記録的な原油在庫の高水準を嫌気して、再び49ドルを下回ることに。米ベーカー・ヒューズが発表した原油のリグ稼働数は前週比14基増の631基となり、9週連続の増加を記録。しかし、これに対する反応はイマイチで、発表後には48.60ドル台まで軟化していたWTI期近4月限は48.90ドル台まで買い直されることに。ただ、49ドルを壁にする動きとなり、また売り直されていた。OPECなどの産油国の協調減産が怪しくなる中、週明けには米国の実勢悪を嫌気してまた下値を試す展開を予想する声も多い。

(CBOT大豆)
17日のCBOT大豆は狭いレンジ取引の中、反落。期近5月限は前日比1.25セント安の1000.25セント、新穀11月限は同2.75セント安の992.75セント。
南米の大豊作の下での輸出攻勢による荷圧迫を警戒して下げを強いられた。特にブラジルの輸出拡大の動きから現物相場も軟調地合いを強いられており、重石になっていた。ただ、ブラジルの収穫がややスローダウンしていることもあり、下げは限定的に。2017年度の米国大豆の作付面積のさらなる拡大観測もあり、新穀限月の下げが大きくなっていた。本日のファンド筋の売り越しは推定3000枚。

(CBOTコーン)
17日のCBOTコーンは4営業日連続の上昇をみせている。期近5月限は前日比1.75セント高の367.75セント、新穀12月限は同2.25セント高の389.75セント。
狭いレンジの動きを強いられたが、期近5月限は100日移動平均線を上抜いて引けており、目先は200日移動平均線のある3.69ドル台も視野に入っているという。ここ最近のファンドの買いが継続してみられ、支援材料になっていた。ただ、新規の買い材料に乏しいため、上値の重く、上げのペースも鈍いが、着実に水準を切り上げている。市場では3月下旬に入ると、月末に発表される作付意向面積と全米在庫に注目が集まるだけに、事前予想から目が離せないが、強い内容がいずれも期待されている。

一覧へ戻る

ピックアップコンテンツ

  •