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NY貴金属は揃って急騰

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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NY貴金属は揃って急騰

  • 2020/12/02
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
1日のNY金は、急騰を演じ、200日移動平均線を一気に回復する戻りをみせた。NY金期近2月限は前日比38.0ドル高の1818.9ドル、NY白金期近1月限は同38.0ドル高の1003.9ドル、NY銀期近3月限は同149.7セント高の2409.0セント。
非鉄の急騰を好感して急落していた銀が大きく買い直され、金の支援材料になっていた。また、ドル安・ユーロ高が加速したこともあり、貴金属が買われ易くなり、銀は急騰し、それに追随して金期近2月限は1820ドル台に急伸する場面もみせた。長期トレンドで重要な指標である200日移動平均線を上抜く場面もみせたが、目先はこの200日移動平均線を巡る攻防とみられる。非鉄のここまでの急騰を好感して追随高をみせていた白金は一段と急伸し、1000ドル台に上伸している。白金独自の支援材料での1000ドル台回復ではないだけに、高値警戒もくすぶっている。非鉄は中国の強気な経済指標と好調な需要を背景にして連騰している。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
1日のWTI原油は、OPECプラスの会合の延期を嫌気して続落している。WTI原油期近1月限は前日比0.79ドル安の44.55ドル、北海ブレント期近2月限は同0.46ドル安の47.42ドル。RBOBガソリン1月限は同2.12セント安の122.04セント、NYヒーティングオイル期近1月限は同2.41セント安の134.73セント。
前日は清算値決定にかけ、OPECプラスの協調減産の延長に対する楽観的見通しもあり、大きく買い直され、小幅安にとどまったが、それがアダになったようで、下げ幅を大きくしている。OPECプラスに参加しているOPEC非加盟国から、30日の非公式閣僚級会合で、減産幅の延長に対する不満の声が多く挙がったようで、1日の開催では合意に達しない可能性が高く、延期せざるを得ない状況だったとみられている。ロシア以外にも延期に反対する国があった模様。OPEC加盟国は延期で足並みを揃えており、OPEC側からの楽観的な見通しが流れる度に相場は上伸し、実際、欧州取引時間帯にWTIは45.70ドルの高値を示現した。しかし、合意が困難な状況との認識が支配的になると、値崩れを強いられることに。NY株価の急伸は支援材料にならず。

(CBOT大豆)
1日のCBOT大豆は、コーンや小麦の一段安に追随して続落している。期近1月限は前日比5.00セント安の1163.50セント、期近3月限は同5.75セント安の1163.75セント。
前日の急落に対するポジション調整もみられ、期近1月限は11.70ドル台で推移していたが、コーンや小麦の軟調地合いが圧迫要因となり、11.70ドルを割り込むと、そのままズルズルと下落している。期近1月限としては11月17日以来の安値水準まで下落しているが、中国の買い付けの動きがほとんどない状態が続いており、期待先行でかなり強引に買い進まれた反動安必至とみられ、11.50ドルを意識したさらなる下げも警戒されている。ところで、ブラジルの11月の大豆輸出が147万トン(前年同月495万トン)しかなかったことは支援材料となり、11.60ドル維持につながったとみられている。

(CBOTコーン)
1日のCBOTコーンは、続落。期近3月限は前日比5.75セント安の420.25セント、期近5月限は同5.25セント安の423.75セント。
前日の急落に対する調整高もみせていたが、期近3月限の4.30ドルに対する上値の重い展開を警戒して、米国取引時間帯にズルズルと売り込まれることになった。その前にシカゴ小麦が急落したが、豪州の小麦生産高が前月の2891万トンから3117万トンに大幅に上方修正されたため。大豊作が指摘されたことで、コーンも追随安を強いられ、コーン期近3月限も4.24ドル台まで下落。しかし、値ごろ買いが台頭し、コーンは4.28ドルまで買い直されたが、結果的にその後売り込まれ、先の安値を更新する展開に。前日の大陰線の半値戻りをみせることもなかったことで、テクニカルな売りにつながったともみられる。大豆や小麦の軟調地合いが続けば、4.20ドル割れも予想されるという。それほど、チャートの形は良くない。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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