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NY貴金属は全面高

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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商品市場情報

NY貴金属は全面高

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/10/10
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
9日のNY金は、上伸し、清算値ベースで20日移動平均線を上回っている。NY金期近12月限は前日比8.9ドル高の1512.8ドル、NY白金期近1月限は同6.6ドル高の896.7ドル、NYパラジウム期近9月限は同4.0ドル高の1654.7ドル。
米中の政治対立を警戒して金は改めて買い直された。前日の高値を更新し、欧州時間帯に1516.9ドルの高値を受けたものの、NYダウ先物の急伸もあり、高値から10ドル以上も下落。その後、リスク回避の買いを集めて1510ドル台を回復している。10日、11日の米中の通商交渉に対する期待からNYダウは改めて買い直されているものの、先行きは全くの不透明。政治対立が激しくなる中、今回もまとまらないとの見方が一般的。その他貴金属は金の強調地合いと株高を好感して上伸している。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
9日のWTI原油は、清算値決定にかけて値を消し、続落している。WTI原油期近11月限は前日比0.04ドル安の52.59ドル、北海ブレント期近12月限は同0.08ドル高の58.32ドル。RBOBガソリン11月限は同0.62セント高の158.71セント、NYヒーティングオイル期近11月限は同0.92セント高の191.93セント。
NYダウ先物の急伸もあり、海外石油市場も打診買いに上伸する展開をみせた。戻り局面では米APIの強気の在庫統計も好感されていた。さて、注目の米EIAの在庫統計で、原油在庫は前週比292.7万バレル増となったが、ガソリン在庫は同121.3万バレル減、中間留分在庫は同394.3万バレル減となり、原油在庫の増加幅を石油製品在庫の減少幅が上回った。ただ、前日発表された米APIの在庫統計で示されたほどの強い内容ではなかったこともあり、発表前に53.59ドルの高値を付けていたWTI期近11月限は発表後に52.81ドルの安値を示現。それでも、NYダウの堅調地合いもあり、改めて買い直され、発表から1時間後に53.74ドルの高値を受けた。しかし、その後はまた売り直され、高値から1ドル以上も売られる場面も。米国の原油生産が過去最高の日量1260万バレルとなったこともあり、世界の需給バランス悪化を改めて認識することに。目先はOPEC月報が注目されるが、前回同様、世界の石油需要の伸びの下方修正が指摘されれば、前月同様、下押し要因になる恐れも。清算値決定にかけて売られたが、米国の過去最高の原油生産や在庫増加を意識して売られたようだ。

(CBOT大豆)
9日のCBOT大豆は、小幅ながら続伸している。期近11月限は前日比1.75セント高の922.25セント、期近1月限は同1.25セント高の936.50セント。
期近11月限で9.30ドルを越える急伸もみせたが、高値警戒からの利益確定売りで上げ幅縮小へ。米コーンベルトの天候リスクが認識されたためで、前日の上げ渋りの反動高といえる。明日には強気の生産高予想と需給報告が期待されており、一段の上伸も予想されている。

(CBOTコーン)
9日のCBOTコーンは、利益確定売りが台頭し、天候リスク警戒ながら、上げ一服。期近12月限は前日比2.50セント安の393.25セント、期近3月限は同1.50セント安の405.00セント。
米コーンベルト西部と北部では金曜日から日曜日朝の気温がかなり低下し、氷点下を下回る地域もあるという。特にコーンの主産地であるアイオワとネブラスカで気温低下の可能性が高く、晴天も予想されており、降霜のリスクも警戒されている。成熟過程を過ぎれば、作柄に与える影響はないが、今年は生育遅れの影響で、まだ成熟が完了していないだけに、品質へのダメージが懸念されている。本日も支援材料になっているが、前日の急伸もあり、利益確定売りで前日の高値更新をみせたが、4ドル示現には至らず。明日発表される米農務省の生産高予想と需給報告では強気の内容が指摘される見通しだが。

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