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NY貴金属は全面安

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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NY貴金属は全面安

  • 2020/08/15
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
14日のNY金は、利益確定売りに反落している。NY金期近12月限は前日比20.6ドル安の1949.8ドル、NY白金期近10月限は同23.9ドル安の959.1ドル、NY銀期近9月限は同162.9セント安の2608.9セント。
米長期金利の上昇はひとまず一服しているが、それでもまた0.70%台を回復するなど、高い水準に変わりなく、金利を生まない金にとっては引き続き、圧迫要因になっていた。金利上昇によるドル高の動きではなく、悪い金利上昇だけに、ドル安が進行していた。このドル安は支援材料に評価されなかった。また、UAEとイスラエルの国交正常化の動きに対して、パレスチナが猛反発しており、リスク要因との声も挙がっていたが、さらに国交正常化に動くアラブ諸国がいるとの観測から、リスク要因との評価も一時的にとどまった。期近12月限は1939.1ドルまで急落したが、NY銀の大幅安が圧迫要因となり、金の急落を後押ししたともみられている。NYダウがまた上伸するなど、NYダウの堅調地合いと銀の値崩れが金の急落要因だったとみられている。清算値決定後には1950ドル台で推移しているが、来週もNYダウの動向次第。白金・パラジウムは株高は支援材料になれず。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
14日のWTI原油は、続落。WTI原油期近9月限は前日比0.23ドル安の42.01ドル、北海ブレント期近10月限は同0.16ドル安の44.80ドル。RBOBガソリン9月限は同0.98セント高の124.46セント、NYヒーティングオイル期近9月限は同0.14セント安の123.67セント。
世界的な石油需要の後退観測がOPECとIEAの月報で示されたことが、圧迫要因に。NYダウ先物の軟調地合いが弱材料を認識されるキッカケに。ただ、WTI期近9月限は20日移動平均線を維持する動きをみせた。NYダウがその後、買い直されたこと、米国での需要期待から、清算値決定にかけてNYガソリンが上伸したため、WTI期近9月限は42ドルを回復し、下げ幅縮小へ。市場の関心は貴金属市場と穀物市場にあり、石油市場の値動きは鈍いままである。

(CBOT大豆)
14日のCBOT大豆は、小幅安。期近9月限は前日比0.25セント安の896.00セント、期近11月限は同1.50セント安の898.00セント。
コーン同様、前日の急伸に対するポジション調整安とみられる。新穀11月限はひとまず9.00ドルに抵抗をみせていたが、アイオワでの大豆の作柄悪化懸念もあり、高値水準で取引を終えた。週明け発表される作柄状況次第で、新穀11月限が急伸する可能性もあるという。引き続き、中国の買い付け期待は支援材料になっていた。

(CBOTコーン)
14日のCBOTコーンは、小反落。期近9月限は前日比0.75セント安の324.50セント、期近12月限は同1.00セント安の337.75セント。
前日までの急伸で4週間振りの高値を示現したが、急ピッチの上昇に対する利益確定売りに上げ一服となった。アイオワでの月曜日の暴風雨の被害が急伸をもたらしていたが、アイオワの大豆協会によると、被害を受けた農地面積は1400万エーカーに上るという。前日は1000万エーカーと指摘されていたが、予想よりも多くなっている。ちなみに、アイオワでのコーンの収穫面積は1355万エーカーで、どの程度、コーンが被害を受けたかどうかはまだ不透明。ところで、米農務省の局によって、アイオワのコーンや大豆の作付面積の数字が大きく異なるとされ、米農務省に対する不信感もあり、手じまい売りにつながったとの声も。新型コロナウイルスの影響とみられているが、あくまでも利食い売りの要因になっただけで、市場の関心は週明け発表されるアイオワの作柄状況に注目しているという。

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