株式会社フジトミは投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

NY貴金属は全面安

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

ピックアップコンテンツ

  • 個別WEBセミナー
  • Fujitomi market news
  • トレーダーズショップ
  • リモートサービス
商品市場情報

NY貴金属は全面安

  • 2021/02/24
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
23日のNY金は、波乱含みの中、反落。NY金期近4月限は前日比2.5ドル安(2日分合計で28.5ドル高)の1805.9ドル、NY白金期近4月限は同42.6ドル安(同53.4ドル安)の1239.7ドル、NY銀期近5月限は同38.9セント安(同44.9セント高)の2774.2セント。
非鉄の急騰がみられるように、金融市場ではインフレ懸念が高まり、前日のNY金の急伸をもたらしていた。警戒された米長期金利の急上昇もインフレを背景にした動きと認識され、金の圧迫要因になり切れず。金期近4月限は前日の高値を更新するなど、再開後も堅調に推移していた。しかし、インフレ懸念の主因であるNY株価が高値から急落したこともあり、貴金属市場での手じまい売りが拡大し、金期近4月限は1794.5ドルまで大きく値を消す場面も。ただ、1800ドル割れは一時的で、その後、NYダウの出直りを好感して1810ドル台回復をみせた。しかし、1800ドル台を維持するものの、その他貴金属の値崩れを警戒して、戻り切れず。白金やパラジウムは急落。NY株価の値崩れを嫌気して大きく売られ、特に1300ドルに抵抗をみせていた白金は1218.1ドルの安値を示現。株価や非鉄の出直りで安値から大きく戻しているが、中国での需要の先行き不透明もあり、上昇一服との声も。目先はNY株価の動向次第とみられている。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
23日のWTI原油は、清算値ベースではマチマチも、その後買い直されていた。WTI原油期近4月限は前日比0.03ドル安(2日分合計で2.41ドル高)の61.67ドル、北海ブレント期近4月限は同0.13ドル高(同2.46ドル高)の65.37ドル。RBOBガソリン4月限は同1.16セント高(同5.36セント高)の194.25セント、NYヒーティングオイル期近4月限は同1.01セント高(同5.05セント高)の186.09セント。
世界的な景気回復期待に加えて、米ゴールドマンサックスや米モルガン・スタンレーによる北海ブレントの強気の相場見通しが相次いで指摘され、将来的な供給不安を想定した内容だったこともあり、原油市場でのファンドの買いが勢いをみせ、WTI期近4月限は早々に63.00ドルを付けた。しかし、これを高値に利益確定売りが先行。パウエル米FRB議長の議会証言を前にして、NY株価が一時急落したこともあり、米国取引時間帯の序盤にはWTI期近4月限は60.67ドルの安値を付けるなど、急落した。その後、清算値決定後に62ドル台を回復するなど、波乱の展開をみせた。今週発表される在庫統計は、米テキサス州の大寒波の影響で、原油在庫及び石油製品在庫が揃って大幅に減少するとみられているため、WTI期近4月限の62ドル台回復につながったようだ。

(CBOT大豆)
23日のCBOT大豆は、期近限月中心に大幅続伸。期近3月限は前日比21.75セント高(2日分合計で27.25セント高)の1405.50セント、新穀11月限は同9.50セント高(同23.75セント高)の1221.25セント。
ブラジルの大豆の収穫遅れが懸念され、目先の供給タイトを警戒して期近3月限は一時、40セント以上も急騰する場面をみせた。ブラジルの大豆収穫進捗率が明らかにされ、15%。前年同期の31%から大きく遅れており、過去10年では最も遅い進捗率である。3月の第一週までは少なくとも産地での降雨が予想されているため、ブラジル大豆の供給はさらに先送りされる状況にある。このため、中国による米国大豆のニーズが一層高まるとして、急伸することに。他商品が高値から急落したこともあり、大豆も利益確定売りで引けにかけて上げ幅を縮小していた。本日のファンド筋の買い越しは推定で1万3500枚、2日分合計で1万9500枚とみられる。

(CBOTコーン)
23日のCBOTコーンは、小幅続伸。期近3月限は前日比3.00セント高(2日分合計で11.00セント高)の554.00セント、新穀12月限は同0.50セント高(同10.25セント高)の470.25セント。
大豆の強調地合いが支援材料となっていたが、ブラジルでの大豆の収穫遅れの影響で、二毛作となるコーンの作付に悪影響を与えることも警戒され、コーン市場でも大豆の収穫遅れは支援材料になっていた。ただ、NY株価の高値からの値崩れを嫌気して、商品市場全般に利益確定売りに下押しする展開をみせたこともあり、コーン市場でも利益確定売りが台頭し、上げ幅を縮小していた。本日のファンド筋の買い越しは推定6500枚で、2日分合計では3万1500枚とみられる。

一覧へ戻る

※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

ピックアップコンテンツ

  • 個別WEBセミナー
  • Fujitomi market news
  • 日本証券業協会
  • 証券・金融商品あっせん相談センター
  • リモートサービス