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NY貴金属と海外石油市場が揃って大幅続伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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NY貴金属と海外石油市場が揃って大幅続伸

  • 2020/05/16
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
15日のNY金は、その他貴金属の急伸を支援材料に続伸し、1760ドル台示現もみせた。NY金期近6月限は前日比15.4ドル高の1756.3ドル、NY白金期近7月限は同42.1ドル高の817.1ドル、NYパラジウム期近6月限は同59.7ドル高の1857.9ドル。
特にNY銀が急騰しており、金の大きな買い材料になっていた。金期近6月限の今週の上昇率は2.5%だが、銀期近7月限の上昇率は8.2%。リスク資産として銀は特に買い進まれていた。金はその他貴金属の急伸を材料に1761.2ドルまで一時上昇。金市場では新型のコロナウイルスのリスクの長期化が引き続き、大きな支援材料となっており、上昇トレンドの根底にある。4月14日に付けた1788.8ドルも十分視野に入っているという。清算値決定後に利食い売りから1750ドル割れもみせたが、その後、1750ドル台回復へ。白金はストップロスの買いがヒットして急伸している。金や銀の強調地合いが影響して買い戻しから820ドルを意識する展開となった。金の一段の上昇余地を認識して、白金での連想買いにつながったようだ。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
15日のWTI原油は、期近限月中心に大きく買われている。WTI原油期近6月限は前日比1.87ドル高の29.43ドル、北海ブレント期近7月限は同1.37ドル高の32.50ドル。RBOBガソリン6月限は同5.57セント高の97.02セント、NYヒーティングオイル期近6月限は同2.56セント高の92.04セント。
期近6月限は清算値ベースで、前週末と比較して4.69ドルも急伸しているが、東京原油先限に相当する期近11月限の上昇幅は0.29ドルの上昇に過ぎず、いかに今週、期近中心に買い進まれたがわかる。WTI原油は大幅なコンタンゴ(順ザヤ)の修正の動きを今週続けており、特に期近6月限が強引に買い進まれちことになった。一時、29.92ドルまで急伸し、期近7月限と比較して逆ザヤ形成もみせた。さすがに。買われ過ぎと30ドルに対する抵抗もあり、上げ一服。ファンダメンタルズ面での上昇要因として、WTI原油の認証在庫であるクッシング在庫がようやく減少傾向をみせたこと、中国の4月の原油需要の回復、さらにOPECプラスの協調減産への期待などが挙げられる。さらに、各種月報を経て、目先の悪材料出尽くしのため、買い戻しに拍車がかかったとみられる。第3四半期から、世界的な石油の需給バランスが大きく改善するとのIEAの予測もあり、コンタンゴの修正に拍車がかかったともみられている。来週は納会を控えたWTI期近6月限が30ドルを試すか注目される。

(CBOT大豆)
15日のCBOT大豆は、引けにかけて値を消し、小反発にとどまった。期近7月限は前日比0.25セント高の837.25セント、期近11月限は同0.75セント高の844.50セント。
週末要因のポジション調整の中、NOPAが明らかにした圧砕高が支援材料に。3月の圧砕高が過去最高だったこともあり、そこからは大きく減少しているものの、事前予想を上回ったこともあり、大豆の圧砕に対する需要が認識されることに。ただ、引けにかけて値を消し、期近7月限は8.40ドルを割り込み、20日移動平均線回復とはならず。中国頼みの需要拡大しかないが、現在の米中対立が激しくなる中、大豆の買い付けを実際に実施するかどうか、不透明さが支配的になっている。

(CBOTコーン)
15日のCBOTコーンは、期近限月は小幅高となったが、新穀12月限は変わらず。期近7月限は前日比2.00セント高の319.50セント、期近12月限は変わらずの331.75セント。
期近7月限は週末要因のポジション調整かたがた、上昇したとみられるが、新穀12月限は順調な作付とかなりの供給過剰が懸念され、戻り切れず。需給バランスだけを比較すると、新穀12月限は期近7月限の下ザヤになってもおかしくはない状態にある。目先の注目材料は今季初めて発表される作柄状況で、順調な作付の影響でかなり弱い内容が指摘されると予想されている。

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