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NY石油製品の急伸に追随して海外原油は上伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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NY石油製品の急伸に追随して海外原油は上伸

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/05/16
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
15日のNY金は1300ドル台回復もみせたが、買いは続かず、小幅高にとどまった。NY金期近6月限は前日比1.5ドル高の1297.8ドル、NY白金期近7月限は同11.4ドル安の847.7ドル、NYパラジウム期近6月限は同0.1ドル安の1332.9ドル。
弱気な米小売売上高を受けてドル安が進行し、金の1300ドル示現に寄与していた。しかし、トランプ米大統領は安全保障上のリスクとして輸入自動車に対する関税の引き上げを半年先送りするとの情報が複数から流れたことで、ドルが買い戻され、金の上昇は一服。結果的にはここ最近のレンジで推移している。市場ではリスク要因から1290ドル台はひとまず維持するとの見方が多いものの、1300ドル台での買いにもイマイチ、消極的である。一方、白金が急落し、850ドル割れへ。870ドルでの上値の重さを確認して、手じまい売りが加速したためとみられる。6月には期近7月限の整理商いが活発化するため、それによる一段安も強いられるとみられるが。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
15日のWTI原油はNY石油製品の急伸を好材料にして上伸。WTI原油期近7月限は前日比0.28ドル高の62.24ドル、北海ブレント期近7月限は同0.53ドル高の71.77ドル。RBOBガソリン6月限は同4.39セント高の201.27セント、NYヒーティングオイル期近6月限は同3.33セント高の208.63セント。
米EIAの在庫統計で、原油在庫は前週比543.1万バレルの大幅増となった。前日発表された米APIの在庫統計で示されたほどの増加ではなかったものの、大幅増加に変わりなし。原油輸入の増加が影響したためだが、原油の輸入水準は昨年並で、再び原油在庫は2017年9月以来の高い水準を記録している。石油需要は伸び悩んでおり、ガソリン需要は一段と後退していた。しかし、ガソリン在庫の減少を材料にしてNYガソリンが強引に買い進まれ、2ドルの大台を回復すると、それに原油も追随して出直りをみせ、上伸へ。上昇局面ではサウジを取り巻くリスクの高まりも支援材料になっていた。ただ、原油在庫の高水準が影響して、WTIの戻りは限られることに。

(CBOT大豆)
15日のCBOT大豆は続伸するものの、高値から大きく値を崩して取引を終えた。期近7月限は前日比3.75セント高の835.25セント、期近11月限は同2.75セント高の859.25セント。
前日同様、高値から10セント以上も下落しているが、今回の場合、8.50ドルでの戻り高値を確認した可能性もあるという。大豆独自の支援材料がない中、コーンの急伸に対する連想で大きく買い進まれ、その買いの中心はファンドの買い戻しだったとみられる。新規に買い進む大豆の支援材料は見当たらず、安値から60セント近く大きく戻したことで、戻り一巡も。上昇局面では南米の売りヘッジも膨らんでいたという。

(CBOTコーン)
15日のCBOTコーンは変わらずから小幅高となった。期近7月限は前日と同じ368.75セント、期近12月限は同0.25セント高の388.00セント。
期近7月限は3.80ドルまで急伸し、週明けの安値から35セント以上も大きく買い進まれることに。主産地イリノイの作付遅れ懸念から、積極的なファンドの買い戻しが大きく影響したのは確か。ただ、同様に急伸していた小麦の値崩れをキッカケにして、コーン市場でも利食い売りが膨らみ、引けにかけて大きく値を消すことに。今回の値崩れで、上ひげの長いチャートを形成しており、テクニカルな売りも警戒されている。その一方、作付遅れ懸念を背景にして、また大きく買い直されるとみる向きが多く、ファンドの買い戻しから週末にかけて3.80ドルを改めて試すとみる向きも多い。

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