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金標準はNY金の波乱の動きの中で円安もあって続伸、白金標準は大幅続伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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金標準はNY金の波乱の動きの中で円安もあって続伸、白金標準は大幅続伸

  • 2021/10/11
  • 情報サービス室
  • デイリーコメント

(東京石油市場)
11日のドバイ原油は海外原油の強調地合いによって連日の高値更新。ドバイ原油の3月限は前週末比690円高の5万4840円、バージガソリンの中心限月4月限は同740円高の7万1900円、バージ灯油の中心限月4月限は同720円高の7万1310円。
夜間立会の時間帯で天然ガスの急騰を受けて欧州で天然ガスから石油に需要をシフトする動きによって海外原油は続伸の動きを見せWTIの11月限は80ドル台まで水準を上げ80.11ドルまで上昇した。この海外原油の続伸を受けてドバイ原油の中心限月は5万4340円まで上昇した。しかし高値をつけてからは米長期金利の上昇によってドル高の動きからWTIは上げ幅を縮小し78.67ドルまで下がるとドバイ原油は5万3420円まで売られる動きになったが、その後はWTIが79.60ドルまで戻りを見せドバイ原油は5万3800円台まで下げ幅を縮小した。日中立会は週明けのWTIがドル安の動きから続伸する展開となり12時過ぎに81ドル台まで急伸するとドバイ原油は為替の円安の動きもあって15時前に5万4960円まで日中の高値を更新した。海外原油は週明けに一段の上昇を見せWTIは81.02ドルまで大幅続伸する動きを見せている。ドル安の動きから上昇する動きを見せているが、まだOPECプラスの供給不安は支援材料と見られ海外原油の強調地合いは続くとみたい。目先は13日に発表されるOPEC月報が注目される。ドバイ原油は日中に5万4960円まで高値更新となっているが、まだ海外原油の強い動きから更なる上値水準の切り上げも想定したい。

(貴金属市場)
11日の金標準はNY金の波乱の動きの中で円安もあって続伸、白金標準は大幅続伸。金標準の中心限月8月限は前週末比32円高の6353円、白金標準の中心限月8月限は同192円高の3710円。
週末の夜間立会の時間帯で米国の弱気な非農業部門の就業者数によってドル安・ユーロ高の動きになりNY金の12月限は1782.4ドルまで急騰する動きを見せた。しかし高値をつけてからは米長期金利が上昇する展開からNY金は値崩れの展開となり1755ドル台まで売られる動きも見せた。このNY金の波乱の動きを受けて金標準の中心限月は6387円まで上昇した後に6312円まで急落する動きとなった。その後はNY金が下げ止まりの動きから一時1760ドル台まで戻りを見せ金標準も6339円まで買い直されたが、NY金が再び1760ドル割れの動きになると金標準は6328円まで下がった。日中立会は週明けのNY金が朝方に1751ドルまで下がるなど軟調地合いを見せ金標準は9時過ぎに為替の円高の動きもあって6321円まで下がる動きを見せたが、その後はドル安の動きや海外原油の上昇からNY金が10時過ぎに1760ドル台まで戻り為替が円安方向に進むと金標準は12時過ぎに6362円まで再び買われる動きを見せた。日中高値をつけてからはドル安が一服しNY金が1755ドル台まで下がると金標準は6346円まで上げ幅を縮小した。NY金は日中に1761.1ドルまで上がる動きを見せている。朝方は1751ドルまで売られる動きを見せたがドル安の動きから買われる動きを見せ、その後はドル安が一服しても海外原油の一段の上昇によってインフレヘッジとして1750ドル後半の水準を維持している。本日は債権市場が休場となっており米長期金利の動きもない状況からNY金は戻り基調となっているが、先週末から長期金利は上昇する動きを見せており休場明けも長期金利が上昇するとなるとNY金の圧迫要因になるとみたい。ひとまず明日の米長期金利の動きに注目したい。金標準は日中に6362円まで上昇する動きを見せているがNY金が上げ一服の動きから金標準の反落の動きも警戒したい。白金の夜間は非鉄の大幅続伸にNY白金の1月限は急伸の展開となり9月23日以来の1000ドルを回復すると1041.7ドルまで急騰した。このNY白金の動きを受けて白金標準の中心限月は9月7日以来の3600円台まで急伸し3696円まで上昇した。高値をつけてからはNY白金が上げ一服の動きから1020ドル割れまで水準を下げると白金標準は3605円まで上げ幅を縮小したが、NY白金が再び1020ドル後半まで買い直されると白金標準も3650円台まで戻りを見せた。日中は週明けのNY白金が9時前に1020ドル台まで下がると白金標準は3625円まで上げ幅を縮小したが、その後はNY白金が反発の展開となり15時過ぎに1034ドル台まで上がり白金標準は為替の円安の動きもあって3710円まで上昇した。NY白金は週明けは非鉄やNYパラジウムの続伸によって1035.3ルまで上昇する動きを見せている。再び1035ドルまで上昇する動きを見せておりNY白金は堅調地合いを見せている。ただ白金独自の材料ではなく外部要因によって上昇する動きを見せたが、白金需要の低迷に変わりはなく引き続き高いところは売られる動きも想定したい。白金標準は3710円まで上昇する動きを見せたがNY白金の戻り売り予想から白金標準も高いところは売られる動きになるとみたい。

(ゴム市場)
11日のゴムRSSの中心限月は続伸。中心限月3月限は前週末比5.8円高の226.8円。
週末の夜間立会でゴムの中心限月は反落の動きから220.2円まで下がる動きを見せたが220円台を維持しその後は221.9円まで買われる動きも見せた。日中立会は週末の非鉄の上昇や上海ゴムの続伸を受けてゴムの中心限月は寄付き直後に228.4円まで急伸する動きを見せた。しかしその後は週明けの非鉄やNYダウ先物の軟調地合いによってゴムは上げ幅を縮小する動きになり11時過ぎに223.4円まで下がる動きを見せた。しかし日中安値をつけてからは非鉄が切り返しの動きを見せ日経平均株価の上昇や海外原油の続伸の動きによってゴムは買い直され15時前に227円台まで戻った。週明けに上海ゴムの強調地合いによって228.4円まで上昇する動きを見せたがその後は上げ幅を縮小する動きを見せている。上海ゴムは国慶節明けから中国の需要拡大観測によって上昇する動きを見せているが、実際のゴムの需要悪化の状況に変わりはないと見られ高いところは再び売られるとみたい。ゴムの中心限月も先週に233.1円まで上昇してから上げ一服の様相を見せており目先は230円台が上値抵抗になる動きも想定したい。

(トウモロコシ市場) 
11日のトウモロコシは再びサヤを買う動きから続伸。トウモロコシの中心限月9月限は前週末比340円高の3万7140円。
週末の夜間立会の時間帯でシカゴコーンは序盤はシカゴ大豆の上昇に引っ張られ12月限は5.3875ドルまで上昇する動きを見せたが、上昇は一時的な動きとなり収穫進展を踏まえたハーベストプレッシャーによって高値から売り直され5.30ドルまで反落した。トウモロコシの中心限月は夜間でシカゴコーンの動きに反応せず再びサヤを買う動きから3万7200円まで買われる動きを見せたが、その後は3万6800円まで上げ幅を縮小した。日中立会はトウモロコシが寄付きから売られる動きを見せ9時過ぎに3万6680円まで売られる動きを見せたが、その後は再び買われる動きにになり15時過ぎに3万7200円まで戻りを見せた。週明けのシカゴコーンはプラス圏とマイナス圏を行き来する動きを見せている。今週は米農務省の需給報告の発表が予定されており事前予想ではかなり弱気な内容と見られシカゴコーンの弱い動きになるとみたい。先週末から12月限は5.30ドル割れの動きを見せているが、弱気な需給報告を踏まえると5.30ドルを大きく下回る動きにを想定したい。トウモロコシは日中に再びサヤを買う動きから日中に3万7200円まで上昇する動きを見せたが、シカゴコーンの水準との差が再び開く動きを見せている。トウモロコシはいずれ修正安の展開が予想され、ひとまず需給報告での動きに注意したい。

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