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金標準はNY金の急伸によって下げ幅を縮小、白金標準は大幅反落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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金標準はNY金の急伸によって下げ幅を縮小、白金標準は大幅反落

  • 2021/11/26
  • 情報サービス室
  • デイリーコメント

(東京石油市場)
26日のドバイ原油は海外原油の暴落によって大幅安。ドバイ原油の中心限月4月限は前日比2050円安の5万3210円、バージガソリンの中心限月5月限は同2070円安の7万0080円、バージ灯油の中心限月5月限は同1900円安の7万0650円。
夜間立会の時間帯で海外原油は反落の展開となりWTIの1月限は78ドル割れの動きを見せ77.70ドル台まで下落する動きとなった。この海外原油の動きを受けてドバイ原油の中心限月は5万5000円割れの動きから5万4840円まで売られる動きとなった。しかしその後はWTIが78.20ドル台まで戻りを見せドバイ原油は5万5250円まで買い直される動きとなったが、WTIの戻りが一巡すると78ドルを挟んだ動きになりドバイ原油も5万5000円付近での動きとなった。日中立会はNYダウ先物の急落によってWTIが77ドル割れの展開になり15時過ぎに75.80ドル台まで崩れるとドバイ原油は5万3210円まで売り込まれた。日中の海外原油はNYダウ先物の急落によって大きく崩れWTIは75.83ドルまで暴落している。NYダウ先物の急落は南アフリカで新型コロナウイルスの変異株の検出による感染者の拡大が要因となっている。目先は株式市場の動き次第となっているが、来週はOPECプラスの会合も控え海外原油の乱高下を警戒したい。ドバイ原油も日中に海外原油の値崩れと円高の動きによって5万3210円まで売られる動きを見せたが、まだ海外原油の下振れも警戒されドバイ原油の下値水準の切り下げを想定したい。

(貴金属市場)
26日の金標準はNY金の急伸によって下げ幅を縮小、白金標準は大幅反落。金標準の中心限月10月限は前日比22円安の6620円、白金標準の中心限月10月限は同59円安の3642円。
夜間立会の時間帯でNY金の12月限は序盤に1795.3ドルまで上昇する動きを見せたが、その後は1790ドル台での買いは続かず1787ドル台まで上げ幅を縮小した。このNY金の動きを受けて金標準の中心限月は6648円の高値をつけてからじり安の展開になり6623円まで下がる動きとなった。日中立会はNYダウ先物の急落によってNY金が買われる展開になり1790ドル台を回復する動きを見せたが、金標準は序盤に為替の円高の動きによって6602円まで売られる動きとなった。しかしその後は金標準は戻り基調となり12時過ぎにNYダウ先物の一段の下落によってNY金が1801ドルまで急伸すると金標準は6625円まで下げ幅を縮小した。ただNY金の1800ドル台は一時的な動きになり14時過ぎに1795ドル台まで上げ幅を縮小すると金標準は6611円まで売り直された。日中のNY金はNYダウ先物の急落によって1801.8ドルまで急伸する動きとなっている。NYダウ先物の急落は南アフリカの新たな変異種による感染者拡大が要因となっている。安全資産としてNY金は1800ドル台まで買われる動きとなり株式市場の動き次第では更なる上昇も想定されるが、株安による他の貴金属市場の値崩れが圧迫要因になる可能性も警戒されNY金は臨機応変に見ていきたい。金標準はNY金の上昇によって6620円台まで下げ幅を縮小しているが、為替の円高によって戻りは限定されている。まだ株式市場の下落によってNY金は上昇する動きも想定されるが、円高の動きが続く可能性もあって金標準の上値を抑える動きになるとみたい。白金は夜間でNY白金の1月限が999.9ドルまで上昇する動きを見せたが、その後は985.4ドルまで上げ幅を縮小する動きとなった。このNY白金の動きを受けて白金標準の中心限月は3710円まで上昇した後に3670円まで売られる動きとなった。しかしNY白金の990ドル割れの動きは一時的となり再び998.8ドルまで買い直されると白金標準も3710円まで上がった。日中はNYダウ先物の急落によってNY白金は上げ幅を縮小する展開になり990ドルを割れると981ドル台まで下がり白金標準は為替の円高の動きもあって3625円まで急落する動きとなった。日中のNY白金はNYダウ先物の急落によって981ドル台まで上げ幅を縮小している。まだNYダウ先物の不安定な動きが想定されNY白金の下押しも警戒される。白金標準も日中にNY白金の上げ幅縮小と円高によって3625円まで売られる動きを見せているが、NY白金の弱い動きから白金標準の下値水準の切り下げを想定したい。

(ゴム市場)
26日のゴムRSSは上海ゴムや株式市場の値崩れによって急落。中心限月5月限は前日比10.4円安の246.3円。
夜間立会のゴムの中心限月は反落の展開となり252.9円まで売られる動きとなった。日中立会は上海ゴムの時間外取引が急落する動きになりゴムは寄付きから下げ幅を拡大し、更に他の商品市場の値崩れと為替の円高の動きによって242円まで急落する動きとなった。しかし安値をつけてからは他の商品市場の下げ一服になるとゴムは戻り基調となり10時過ぎに急落していた上海ゴムは下げ幅を縮小するとゴムは252.0円まで戻りを見せたが、戻りが一巡すると再び245円まで売り直された。日中はNYダウ先物や海外原油の急落にゴムも引っ張られ242円まで崩れる動きとなっている。上海ゴムも1万5000元割れまで下落する動きも見せており、更なる値崩れも警戒したい。まだ株式市場や他の商品市場の不安定な動きによってゴムの下押しも想定したい。

(トウモロコシ市場)
26日のトウモロコシは原油相場の値崩れによって反落。トウモロコシの中心限月11月限は前日比370円安の3万8650円。
夜間立会の時間帯でシカゴ市場の休場の中でトウモロコシの中心限月は3万9140円まで上昇した後に3万8920円まで売られる動きを見せた。日中立会は9時過ぎに3万9080円まで戻りを見せたが、その後は他の商品市場の値崩れや為替の円高の動きによって3万8620円まで急反落する動きとなった。しかしその後は3万8910円まで戻りを見せたが、昼過ぎに再び売られる展開になり14時過ぎに3万8520円まで下落した。海外原油の急落によってトウモロコシは日中に崩れる動きを見せている。再開されるシカゴコーンもこの海外原油の値崩れによって続落の動きも想定され、トウモロコシの軟調地合いは続くとみたい。まずは再開後のシカゴコーンの動きを見極めたい。

 

 

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