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金標準はNY金の強調地合いにより6550円超え、白金標準は大幅続伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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金標準はNY金の強調地合いにより6550円超え、白金標準は大幅続伸

  • 2021/10/15
  • 情報サービス室
  • デイリーコメント

(東京石油市場)
15日のドバイ原油は海外原油の続伸により5万6000円台まで上昇。ドバイ原油の中心限月3月限は前日比860円高の5万6390円、バージガソリンの中心限月4月限は同840円高の7万4240円、バージ灯油の中心限月4月限は同1090円高の7万4800円。
夜間立会の時間帯で海外原油は続伸の動きを見せWTIの11月限は81.68ドルまで上昇する動きを見せた。しかし弱気なEIAの在庫統計の発表を受けてWTIは高値から崩れる動きになり80.38ドルまで急落する動きを見せたが、その後はNY株価や非鉄の上昇によってWTIは再び買い直される動きとなり81.50ドル台まで戻りを見せた。この海外原油の動きを受けてドバイ原油の中心限月は5万5850円の高値から5万5020円まで売られる動きを見せたが、その後は5万5720円まで戻りを見せた。日中立会はWTIが続伸の動きを見せ10時過ぎに81.80ドル台まで上昇するとドバイ原油は5万6090円まで夜間の高値を更新する動きとなったが、その後は非鉄の反落の動きによってWTIが81.40ドル台まで下がりドバイ原油は5万5810円まで上げ幅を縮小した。しかし非鉄の反落は一時的な動きになり再びプラス圏まで買い直されるなど下げ止まりを見せるとWTIは82ドル台まで上昇しドバイ原油は為替の円安の動きもあって5万6400円まで日中高値を更新した。海外原油は日中は続伸しWTIは82.09ドルまで上がり前日高値を更新する動きとなっている。非鉄やNYダウ先物が上昇する動きが海外原油の支援材料となっている。まだ世界的な供給タイトな状況に変わりはなく目先は10月11日の高値の82.18ドルを試す動きとなっている。ドバイ原油も日中に5万6400円まで上昇する動きとなったが、海外原油の強調地合いと為替の円安基調が支援材料となり強い動きが続くとみたい。

(貴金属市場)
15日の金標準はNY金の強調地合いにより6550円超え、白金標準は大幅続伸。金標準の中心限月8月限は前日比31円高の6562円、白金標準の中心限月8月限は同145円高の3849円。
夜間立会の時間帯で非鉄の急伸からインフレヘッジの買いが再燃しNY金の12月限は9月15日以来の1800ドル台まで上昇し1801.9ドルまで直近高値を更新する動きとなったが、その後は1800ドル台での買いは続かず1790ドル半ばまで上げ幅を縮小する動きとなった。このNY金の動きを受けて金標準の中心限月も続伸の動きとなり6550円台を超える展開になり、NY金が1800ドル割れの動きになっても金標準は為替の円安が支援材料となり6564円まで上昇した。日中立会は10時過ぎに1797ドル台まで上がると金標準は6567円まで上昇したが、その後は非鉄が反落する動きになりNY金と金標準は上げ一服の動きとなった。しかしその後は非鉄が再びプラス圏まで上昇しNY金が1797ドル台まで戻りを見せると金標準は為替の円安の動きによって6570円まで日中高値を更新した。ただ14時過ぎになるとNY金が1793ドル台まで下がる動きになり金標準は6559円まで上げ幅を縮小する動きとなったが、引けにかけてNY金の下げ一服と為替の円安によって金標準は6567円まで戻った。NY金は日中に非鉄の動きに翻弄されながらも1797.7ドルまで戻りを見せている。前日に1800ドル台まで上昇する動きから上げ一服の展開となっているが、まだ非鉄や海外原油の上昇によってインフレヘッジとして買われる動きを見せており今後も非鉄市場と海外原油の動きに注目したい。ひとまず1800ドル付近の動きが今後も続くと見たいが1800ドルを超えてから買い進まれるか見極めたい。金標準も日中に6570円まで上昇する動きとなっている。NY金の堅調地合いと為替の円安基調が今後も支援材料になると見て高い水準を維持する動きになるとみたいが、NY金が1800ドル台からの上昇は今のところ見られないことから金標準はひとまず高い水準での買いは避けて押し目買い方針が無難とみたい。白金は夜間で非鉄やNYパラジウムの上昇によってNY白金の1月限は大幅続伸を見せ1064.2ドルまで上昇する動きを見せた。このNY白金の動きを受けて白金標準の中心限月は為替の円安の動きもあって3838円まで上昇した。日中は10時前にNY白金が1059ドル台まで上昇し白金標準は3842円まで夜間の高値を更新する動きとなった。その後は非鉄の反落によってNY白金が1056ドル台まで水準を下げると白金標準は3825円まで上げ幅を縮小する動きとなった。しかし非鉄の反落は一時的な動きになり再びプラス圏まで上昇するとNY白金が1061ドル台まで上がり白金標準は3846円まで上昇した。14時過ぎにはNY白金が1055ドルまで水準を下げる動きになり白金標準は3826円まで上げ幅を縮小したが、引けにかけてNY白金が1059ドル台まで戻り白金標準は為替の円安によって3850円まで日中の高値を更新した。NY白金は日中に非鉄や他の貴金属の上昇によって1062.2ドルまで上がる動きとなっている。白金の弱気なファンダメンタルズより他の貴金属市場の上昇に引っ張られ上がる動きを見せている。まだ他の貴金属市場の上昇も警戒されNY白金の一段の高値も想定される。白金標準も日中に3850円まで買い進まれる動きを見せたが、需給バランスより外部要因が材料視されており堅調地合いが続くとみたい。実勢悪からの売りはひとまず見送りとして白金標準の高値を見極めたい。

(ゴム市場)
15日のゴムRSSの中心限月は非鉄の動きに翻弄されながら反発。中心限月3月限は前日比2.5円高の226.5円。
夜間立会でゴムの中心限月は反発となり225.5円まで上昇する動きを見せたがその後は224.5円まで上げ幅を縮小した。日中立会は非鉄や他の商品市場とNYダウの上昇に反応してゴムは寄付き直後に227.7円まで上げ幅を拡大する動きを見せたが、10時過ぎに非鉄の反落をきっかけにゴムは224.6円まで崩れる動きとなった。その後は非鉄が下げ止まりの動きからプラス圏まで再び買われる動きになるとゴムは戻りを見せ227円台まで買い直された。日中は非鉄の動きに翻弄される動きとなったが、前日に229円まで上昇してからやや軟化する動きとなっている。外部要因によってゴムは上昇する動きを見せるが、ゴム自体の需要は低迷しており上がったところは売られている。まだ230円が目先の上値抵抗と見てゴムの戻り売り基調は続くとみたい。

(トウモロコシ市場) 
15日のトウモロコシは急反発。トウモロコシの中心限月9月限は前日比370円高の3万7400円。
夜間立会の時間帯でシカゴコーンは連日の急落に対するポジション調整の買い戻しにより反発し12月限は5.1825ドルまで上がる動きを見せた。トウモロコシの中心限月は前日の3万7000円を維持する動きから夜間の序盤から戻りを見せ3万7470円まで上昇する動きとなった。日中立会は10時過ぎからトウモロコシが上げ幅を縮小する動きになり14時過ぎに3万7300円まで下がる動きとなった。シカゴコーンは日中に反落の動きとなり12月限は5.1425ドルまで売られる動きとなっている。前日はポジション調整の動きによって反発する動きとなったが、週末の収穫進展を意識した動きから反落の動きとなっている。まだハーベストプレッシャーによる軟調地合いが続くと見てシカゴコーンの12月限は目先は5.10ドル割れを試す動きになるとみたい。トウモロコシは日中ではサヤを買う動きは見られず上げ幅を縮小する展開となったが、引き続きサヤを買う動きを警戒しつつシカゴコーンより割高な状況の修正安の動きになるとみたい。

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