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金標準はNY金の堅調地合いにより続伸、白金標準は反落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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金標準はNY金の堅調地合いにより続伸、白金標準は反落

  • 2021/10/20
  • 情報サービス室
  • デイリーコメント

(東京石油市場)
20日のドバイ原油は海外原油の軟調地合いによって小幅続落。ドバイ原油の中心限月3月限は前日比90円安の5万6150円、バージガソリンの中心限月4月限は同30円高の7万4030円、バージ灯油の中心限月4月限は同190円高の7万5120円。
夜間立会の時間帯で海外原油はWTIとブレントは乱高下となりWTIの12月限は81.08ドルまで売られる動きを見せたが、産油国の増産要請に対しての対応の不透明な事からタイトな需給バランスを警戒して82.99ドルまで急反発の動きとなった。この海外原油の動きを受けてドバイ原油の中心限月は5万5590円の安値から5万6720円まで上昇した。しかし高値をつけてからはWTIが上げ幅縮小の動きになり82.20ドル付近まで下がるとドバイ原油は5万6370円まで売られた。日中立会はWTIが続伸の動きを見せ82.60ドルまで上昇するとドバイ原油は為替の円安もあって5万6740円まで上昇する動きを見せた。しかしその後WTIが売られる動きになり11時過ぎに82ドルを割れると81.70ドル台まで急落しドバイ原油は5万6030円まで売られる動きとなった。日中の安値をつけてからはWTIが下げ一服となり82.10ドル台まで戻りを見せるとドバイ原油は5万6300円台まで買い直された。日中の海外原油は反落となりWTIは81.78ドルまで売られる動きを見せている。今朝発表されたAPIの在庫統計で原油在庫は増加しており今晩のEIAの在庫統計でも原油在庫が4週連続の増加の可能性が高まり売られる動きを見せている。ただ産油国の増産要請の対応はまだ不透明な事から供給タイトな状況に変わりはなく下がったところは前日と同様に買い直される動きも想定される。ひとまずEIAの在庫統計の発表次第と見たい。ドバイ原油は日中は海外原油の乱高下に振り回される動きとなったが、まだ需給バランスのタイトな状況から下がったところは買い直される動きが続くとみたい。

(貴金属市場)
20日の金標準はNY金の堅調地合いにより続伸、白金標準は反落。金標準の中心限月8月限は前日比18円高の6528円、白金標準の中心限月8月限は同25円安の3820円。
夜間立会の時間帯でNY金の12月限は1780ドル台を回復し1786ドルまで反発する動きとなったが、高値をつけてからは米長期金利が上昇に転じドル高の動きになりNY金は急落し1767.3ドルまで売られた。このNY金の乱高下をつけて金標準の中心限月は6547円まで上昇した後に6486円ま下落した。しかし安値をつけてからはNY金が1770ドル台まで戻りを見せ金標準も6500円台まで買い直された。日中立会はNY金が1770ドルを挟んだ動きを見せたが、10時過ぎから1770ドル台を維持する動きになり15時過ぎに1778ドル台まで上昇すると金標準は為替の円安の動きもあって6536円まで上昇した。日中のNY金は序盤は米長期金利の上昇やドル高の動きによって1767.1ドルまで売られる動きを見せたが、途中から米長期金利が低下しドル安の動きになりNY金は1778.3ドルまで上がる動きとなっている。ただ今週に入って米長期金利の上昇が続いており本日は少し低下する動きを見せているが、再び上昇する動きも警戒され暫くは米長期金利の動きに翻弄されるとみたい。金標準も日中にNY金の上昇と為替の円安によって6536円まで上昇する動きを見せているが、NY金の不安定な動きが想定され上値の追いずらい状況とみたい。白金は夜間でNY白金の1月限が1059.3ドルまで上昇し白金標準の中心限月も3857円まで上がったが、その後は他の貴金属と同様に高値から崩れる展開となりNY白金が1040ドル台まで上げ幅を縮小すると白金標準は3802円まで下がった。その後はNY白金が1048ドル台まで買い直される動きを見せ白金標準は3826円まで下げ幅を縮小する動きとなったが、NY白金の戻りが一時的となり1040ドル前半まで再び下がると白金標準は3810円割れまで売り直された。日中はNY白金が9時過ぎに1036ドル台まで下がり白金標準は3795円まで売られる動きを見せたが、10時過ぎにNY白金が1044ドル台まで急反発し白金標準も3823円まで上昇した。11時過ぎからは再び1037ドルまで売り直され白金標準は3798円まで下がったが、14時過ぎにNY白金が1046ドル台まで戻りを見せ白金標準は3828円台まで下げ幅を縮小した。NY白金は反落の動きとなり1036.7ドルまで売られる動きを見せている。非鉄やNYパラジウムの下落によってNY白金は再び売られる動きを見せているが、白金需要の低迷も引き続き圧迫要因となりNY白金の軟調地合いは続くとみたい。白金標準も日中に3800円割れの動きから戻りを見せているが、実勢悪から状況から再び3800円割れの動きを想定したい。

(ゴム市場)
20日のゴムRSSの中心限月は小幅続伸。中心限月3月限は前日比0.4円高の233.5円。
夜間立会でゴムの中心限月は小幅反発し233.7円まで上昇した。日中立会は上海ゴムの時間外が反落する動きを見せゴムは寄付き直後にマイナス圏まで下がり10時過ぎに230.6円まで売られたが、安値から戻り基調を見せ再開した上海ゴムが上昇するとゴムはプラス圏まで戻り234.4円まで上昇した。しかしその後は非鉄の下落によって231.9円まで売り直される動きとなったが、昼前から上海ゴムが上げ幅を拡大する動きになりゴムは買い直され14時過ぎに234.5円まで上がった。前日から上海ゴムの上昇に引っ張られゴムは234円台まで上がる動きを見せている。国内は需要後退の状況に変わりはないが、上海ゴムの強調地合いに引っ張られる動きを見せており高値圏でのゴムの売りは様子見が無難とみたい。暫くは上海ゴムの動きを注意したい。

(トウモロコシ市場)
20日のトウモロコシの11月限は続伸し一時3万9000円まで上昇。トウモロコシの中心限月11月限は前日比560円高の3万8950円。
夜間立会の時間帯でシカゴコーンはシカゴ大豆の上昇に引っ張られ12月限が5.37ドルまで上がる動きとなったが、その後はドル高の動きやハーベストプレッシャーを警戒して売られ5.2950ドルまで下落した。トウモロコシの中心限月はシカゴコーンの動きに関係なくサヤを買う動きから3万8770円まで上昇した。日中立会もトウモロコシは続伸の動きを見せ15時前に3万9000円まで上昇した。シカゴコーンは日中は続落の動きを見せ12月限は5.30ドル割れとなっている。収穫期によるハーベストプレッシャーが引き続き圧迫要因となってシカゴコーンの軟調地合いは続くとみたい。トウモロコシはサヤを買う動きが続くとみたいが、11月限は3万9000円台に乗せると期央とかと同ザヤ水準となり11月限の上げ一服の動きも想定したい。

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