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金標準は日中のNY金の反発と円安で9月8日以来の6400円台まで続伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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金標準は日中のNY金の反発と円安で9月8日以来の6400円台まで続伸

  • 2021/10/12
  • 情報サービス室
  • デイリーコメント

(東京石油市場)
12日のドバイ原油は海外原油の強調地合いと円安によって高値圏維持。ドバイ原油の3月限は前日比460円高の5万5300円、バージガソリンの中心限月4月限は同440円高の7万2340円、バージ灯油の中心限月4月限は同880円高の7万2190円。
夜間立会の時間帯で欧米の需要拡大と産油国の供給タイトな状況が支援材料となり海外原油は一段の上昇を見せたが、その後は高値警戒感から上げ幅を縮小する動きとなった。WTIの11月限は82.18ドルまで高値更新となったが、高値をつけてからは80.30ドル台まで上げ幅を縮小した。この海外原油の動きを受けてドバイ原油の中心限月は為替の円安の動きもあって5万5500円まで急伸する動きとなったが、その後は海外原油の高値からの値崩れによって5万5000円割れまで上げ幅を縮小した。日中立会はドル高基調やNYダウ先物の下落によってWTIが80ドルまで水準を下げるとドバイ原油は5万4780円まで売られたが、日中安値をつけてからはドル高の動きが一服し逆にドル安基調になりNYダウ先物が下げ幅を縮小する流れになるとWTIは14時過ぎに80.90ドル台まで上昇しドバイ原油は5万5430円まで上がった。海外原油は日中は序盤に軟調地合いを見せWTIは80ドルちょうどまで売られたが、その後は80.91ドルまで買い直されている。前日に82.18ドルまで上昇してから高値警戒感や利食いの売りによって2ドル以上の下押しの動きを見せたが下げ一服となっている。まだ下押しの可能性も警戒されるが産油国の供給タイトや欧米の需要拡大の状況に変わりはなく押したところは再び買われる動きになると見てたい。まずは調整安に対しての下値確認を見極めたい。ドバイ原油は海外原油の高値からの値崩れによって夜間の高値から700円以上の下げを見せているが、海外原油の強調地合いに変わりはないと見て、ドバイ原油も下押し局面では再び買われる動きになるとみたい。

(貴金属市場)
12日の金標準は日中のNY金の反発と円安で9月8日以来の6400円台まで続伸。金標準の中心限月8月限は前日比50円高の6403円、白金標準の中心限月8月限は同43円安の3667円。
夜間立会の時間帯でNY金の12月限は乱高下を見せ海外原油の続伸や他の貴金属市場の上昇によって1760ドル台まで上がる動きを見せたが、その後はドル高の動きによって1749.9ドルまで急落する展開を見せた。しかし安値圏では値ごろの買いの台頭によって再び1760ドル台まで買い直される動きとなったが、再びドル高の動きが圧迫要因となり1753ドル台まで下落した。このNY金の動きを受けて金標準の中心限月はNY金の上昇と為替の円安の動きによって6396円まで上がる動きを見せたが、NY金の高値からの値崩れによって6378円まで上げ幅を縮小した。日中立会はドル高基調によりNY金が朝方から軟調地合いを維持し10時過ぎに1751ドル割れまで下がると金標準は6374円まで上げ幅を縮小する動きとなった。しかしその後はドル高が一服し逆にドル安の流れになるとNY金が安値から買い直され15時過ぎに1762ドル台まで反発し金標準は6411円まで買い直される動きとなった。日中のNY金は朝方はドル高基調から1750.5ドルまで下がる動きを見せたが、その後はドル安の展開になり1762.9ドルまで反発している。高値から崩れている海外原油は安値から買い直される動きを見せておりインフレヘッジとしてNY金が再び買われる動きも想定されNY金は1760ドル台を維持する動きも。金標準は9月8日以来の6400円台まで上昇する動きを見せているが、またNY金1760ドル台の動きを見せており、金標準は為替の円安基調が大きな支援材料になると見て6400円半ばまでの上昇も想定したい。白金は夜間でNY白金の1月限は序盤に非鉄や他の貴金属市場の上昇に引っ張られ1037.6ドルまで続伸する動きを見せたが、NYパラジウムの高値からの値崩れがきっかけとなり1004.6ドルまで急落する動きとなった。このNY白金の大幅下落を受けて白金標準の中心限月は3725円の高値から3635円まで急反落となった。日中はNY白金が9時過ぎに1002ドル台まで下がり白金標準は3622円まで夜間の安値を更新する動きとなった。しかし10時過ぎからNY白金が下げ一服の展開になり14時過ぎに1019ドル台まで切り返す動きになると白金標準は3682円まで下げ幅を縮小する動きとなった。日中のNY白金は1002ドルまで下がった後に1019.3ドルまで急反発する動きとなっている。前日に急落してから戻り基調を見せているが、非鉄やNYパラジウムが軟調地合いを見せておりNY白金の戻りも一時的な動きと見たい。引き続き弱きなファンダメンタルズを背景に上昇したところは売り直されると見てNY白金の戻り売り基調が続くと想定したい。白金標準も日中に3682円まで戻りを見せたが、NY白金と同様に戻り局面から売り有利の展開になるとみたい。

(ゴム市場)
12日のゴムRSSの中心限月は小幅続伸。中心限月3月限は前日比0.4円高の227.2円。
夜間立会でゴムの中心限月3月限は反落の展開となり226円を挟んだ動きとなった。日中立会はNYダウ先物や日経平均株価の下落によって戻り一服の動きを見せ226円台での動きが中心となったが10時過ぎにゴムの中心限月は227.5円まで上昇した。しかしその後は224.7円まで売り込まれる展開となったが、再開した上海ゴムが上げ幅を拡大する動きになりゴムは11時過ぎに228.2円まで上昇した。日中高値をつけてからは上げ一服に展開となり13時過ぎに225円まで再び売られる動きとなったが、14時過ぎから再び買われ227円台まで戻りも見せた。日中に上海ゴムの上昇でゴムは228円台まで上昇する動きを見せたが、233.1円の高値をつけてからは上値水準を切り下げる動きを見せている。上海ゴムも前日の高値から上げ一服の展開を見せており、国慶節明けの需要の増加観測も一巡する動きとなっている。まだ中国の電力不足は改善されておらず、自動車生産の影響も懸念され上海ゴムの下落も警戒される。国内も自動車生産の減産は続いており、弱気なファンダメンタルズを背景に先日の高値が目先の上値と見て軟調地合いになるとみたい。

(トウモロコシ市場)
12日のトウモロコシはサヤを買う動きから続伸し一時3万8000円まで上昇。トウモロコシの中心限月9月限は前日比610円高の3万7750円。
夜間立会の時間帯でシカゴコーンはシカゴ大豆の下落や米農務省の需給報告やハーベストプレッシャーを警戒して12月限は5.2875ドルまで売られる動きを見せたが、安値をつけてからは週末の産地の降雨による収穫にブレーキがかかった事やシカゴ大豆の急落によるスプレッドの買いが台頭し5.34ドルまで急反発となった。トウモロコシの中心限月9月限の夜間は序盤はサヤを買う動きから3万8210円まで上昇したが、その後は3万7040円まで急落するなど乱高下を見せた。安値をつけてからは再び急反発する動きになり3万7900円まで上昇した。日中立会は寄付き直後に3万7410円まで下がったが、9時過ぎにから買い直される展開となり11時前に3万7980円まで戻りを見せた。昼過ぎからはサヤを買う動きが一服すると14時過ぎに3万7630円まで上げ幅を縮小する動きも見せたが、引けにかけては3万7700円台まで買い直された。日中のシカゴコーンはプラス圏とマイナス圏を行き来する動きとなっている。今晩は米農務省の需給報告と生産高予想の発表が予定されておりその結果次第の動きに。事前予想では中国の輸入が大幅な下方修正されるとの見通しから世界の在庫の上方修正される可能性によって弱気な展開も想定される。トウモロコシは本日もサヤを買う動きから3万8000円まで上昇する動きを見せており今後の動きも不透明となっている。シカゴコーンの動きに反応するか不明となっており様子見が無難としたい。

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