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金標準は急ピッチな円高によって続落、白金標準も3500円半ばまで下落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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金標準は急ピッチな円高によって続落、白金標準も3500円半ばまで下落

  • 2022/01/14
  • 情報サービス室
  • デイリーコメント

(東京石油市場)
14日のドバイ原油は海外原油の軟調地合いと円高の動きによって続落。ドバイ原油の中心限月6月限は前日比330円安の5万6100円、バージガソリンの中心限月7月限は同450円安の7万2150円、バージ灯油の中心限月7月限は同430円安の7万2020円。
夜間立会の時間帯で海外原油は最近の上昇に対しての修正安の展開となりWTIの2月限は82ドル後半の水準から81.39ドルまで下落する動きとなった。この海外原油の動きを受けてドバイ原油の中心限月は5万6700円台の水準から為替の円高基調もあって5万5790円まで大幅続落した。日中立会はWTIが81.80ドル台まで戻りを見せドバイ原油も9時過ぎに5万6100円まで下げ幅を縮小する動きとなったが、その後は為替の円高基調によってドバイ原油は5万5820円まで売り直された。しかし10時過ぎからWTIが上昇する動きになり82ドル台まで水準を上げるとドバイ原油も5万6160円まで戻りを見せたが、為替の円高の動きによって上昇幅は抑えられる動きとなった。日中のWTIは82.04ドルまで戻りを見せている。83.10ドルの高値をつけてから軟調地合いを見せており今週の急ピッチな上昇に対しての調整安が続くと見たいが、供給タイトな状況から先高期待は根強く下押ししたところは買い拾われる動きを想定したい。ドバイ原油は海外原油の戻りに対して為替の円高によって上値を抑えられる動きとなったが、海外原油の調整安と為替の円高による下値水準の切り下げを警戒したい。ただし海外原油の先高基調に変わりないと見てドバイ原油も下押し局面からは買い直される動きも想定したい。

(貴金属市場)
14日の金標準は急ピッチな円高によって続落、白金標準も3500円半ばまで下落。金標準の中心限月12月限は前日比44円安の6669円、白金標準の中心限月12月限は同11円安の3566円。
夜間立会の時間帯でNY金の2月限は序盤から利益確定の売りが先行し米国時間帯に1811.8ドルまで反落する動きとなった。このNY金の下落を受けて金標準の中心限月は6700円割れの動きになり、更に為替が円高基調になると金標準は6635円まで続落した。しかし安値をつけてからはNY金が切り返しの動きを見せ1820ドル台まで戻ると金標準は6672円まで下げ幅を縮小した。日中立会はNY金が9時過ぎに再び1820ドル割れを見せるなど軟調地合いを維持し為替が円高方向に進むと金標準は6654円まで売り直されたが、10時過ぎに軟調地合いを見せていたNY金が反発に転じ1824ドル台まで上昇すると金標準は6668円まで戻りを見せた。その後もNY金が1828ドル台まで買い進まれる動きになったが、金標準は為替の円高によって上げ幅を抑えられながら6672円まで下げ幅を縮小した。日中のNY金はドル安基調の動きから1828.0ドルまで買い直されている。週中の強気な米経済指標の発表からドル安基調が続いておりNY金の支援材料となっている。ただ強気な米経済指標によって3月の利上げも意識され1830ドルから上値の重い動きも警戒される。ひとまずドル安基調が続く限りNY金の堅調地合いを想定したい。金標準はNY金の上昇に対して為替の円高で上値を抑えられる動きとなった。まだ円高基調が警戒される状況から金標準の上値は重く軟調地合いを想定したい。白金は夜間で軟調地合いを見せていたNY白金の4月限が一時977.7ドルまで戻りを見せたが、他の商品市場の値崩れやNY株価の下落によって961.3ドルまで下落する動きとなった。このNY白金の動きを受けて白金標準の中心限月は3570円台の水準から3530円まで売られる動きとなった。しかし安値をつけてからはNY白金が973ドル台まで戻り白金標準も3565円まで下げ幅を縮小したが、NY白金の戻りは一時的となり965ドル台まで下落すると白金標準は3548円まで売り直された。日中はNY白金が970ドルを挟んだ展開となったが、白金標準は為替の円高基調によって3543円まで下げ幅を拡大した。しかし昼過ぎからNY白金が買われる動きになり14時過ぎに977ドル台まで上昇すると白金標準は3575円まで下げ幅を縮小した。日中のNY白金は977.5ドルまで戻りを見せている。前日に961ドル台まで売られてからドル安・ユーロ高基調によって15ドル以上の戻りとなっているが、12日に980ドル台から崩れた経緯もあって、今回も980ドル付近での戻り一服を警戒した。まだドル・ユーロの動き次第となっているが、欧州や日本での白金需要の低迷に変わりはなく弱気なファンダメンタルズを背景に戻り局面は売られる動きが続くと見たい。白金標準も日中に3575円まで戻りを見せているが、NY白金の軟調地合い予想から高いところは売り直される動きが続くと見たい。

(ゴム市場)
14日のゴムRSS3号は続伸。中心限月6月限は前日比2.1円高の246.5円。
夜間立会のゴムRSS3号の中心限月は序盤に反落の展開となり一時239.1円まで下落したが、その後は240円台まで戻りを見せた。日中立会は上海ゴムの時間外取引の下落と貴金属や海外原油の軟調地合いを受けてゴムは再び240円を割れて239.8円まで売られる動きを見せたが、その後は再び戻り基調となり再開した上海ゴムが下げ幅を縮小するとゴムは12時過ぎに244.8円まで買い直された。しかしその後は為替の円高基調によって国内の商品市場が軟化する動きからゴムも上げ幅を縮小し13時過ぎに242.6円まで売り直される動きとなったが、15時前からに再び上昇に転じ246.6円まで日中に高値を更新した。今週に入って240円割れの動きを見せるがその後は240円台まで戻り、245円を超えると上値が重くなり高値から崩れる展開が続いている。ゴム独自の材料がなく外部要因次第の展開が続くとみたいが、しばらくは240円台での動きが想定される。

(トウモロコシ市場)
14日のトウモロコシはシカゴコーンの軟調地合いと円高によって大幅続落。トウモロコシの中心限月1月限は前日比500円安の3万9470円。
夜間立会でシカゴコーンは弱気な需給報告と南米の天候リスクの後退によって続落となり3月限は5.85.25ドルまで売り込まれる動きとなった。このシカゴコーンの下落と為替の円高の動きを受けてトウモロコシの中心限月は3万9200円まで続落する動きとなった。しかしその後は3万9690円まで戻りを見せたが、戻りが一服すると再び3万9300円台まで売り直された。日中立会は寄付きから戻り基調を見せ10時過ぎに3万9630円まで下げ幅を縮小したが、再開したシカゴコーンの軟調地合いと為替の円高の動きによって3万9480円まで売り直される動きを見せた。しかし14時前に再び3万9600円まで戻りを見せが一時的な戻りになって再び3万9400円台まで下がった。日中のシカゴコーンは序盤は反発の動きを見せたが、場が進むにつれてジリ安となり3月限は前日の安値と同水準の5.8525ドルまで売り直されている。引き続き南米の降雨による作柄改善が圧迫要因となりシカゴコーンの軟調地合いは続いているが、米国産コーンとウクライナ産のコーンの輸出が競争する時期となっている事から荷圧迫によるシカゴコーンの一段の下げも警戒したい。トウモロコシは日中に下げ渋りの動きを見せているが、シカゴコーンの軟調地合いと為替の円高の動きによって下値水準の切り下げを想定したい。

 

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