金は続落、ドル高が圧迫要因
- 2021/01/14
- AMコメント
(貴金属)
14日の金標準は続落。11時時点で金標準期先12月限は前日比22円安の6187円、白金標準期先12月限は同77円高の3674円。
米長期金利は米30年物国債の入札が好調だったため、急低下しており、NY金の支援材料になるとみられた。しかし、バイデン次期政権の経済対策に対する期待からドル高・ユーロ安が進行し、NY金は戻り切れず。引けにかけてストップロスの売りがヒットしてNY金は1840ドル台まで値崩れをみせ、国内の金相場の続落につながった。朝方はさらに値を消し、6172円の安値を付けた。その後はドル安・ユーロ安を好感したNY金の出直りを好感して大きく買い直され、6190円台回復へ。米長期金利の水準に変わりない中、ドル安にNY金は敏感に反応し、1850ドルを意識した水準まで戻している。ドル安次第で6200円台回復も想定されるが、戻りは限られるとみるべき。白金は非鉄の連騰を好感して続伸している。