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金は日中のNY金の急伸で反発、白金は前日のNY白金の値崩れで反落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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金は日中のNY金の急伸で反発、白金は前日のNY白金の値崩れで反落

  • 2021/04/08
  • 情報サービス室
  • デイリーコメント

(東京石油市場)
8日のドバイ原油・バージガソリン・灯油は海外原油の軟調地合いで下落。ドバイ原油の期先9月限は60円安の4万0630円、バージガソリン10月限は同190円安の5万4100円、バージ灯油10月限は同80円安の5万4920円。
夜間立会の時間帯で海外原油は波乱の展開となりWTIの5月限は60ドル台まで上昇した後にEIAのガソリンの在庫増加によってWTIは58.12ドルまで急落した。ただ安値圏からは再び買われる動きも見せ59.70ドル台まで上昇した。この海外原油の乱高下を受けてドバイ原油の期先は4万1180円まで上昇した後に4万0030円まで急落したが、その後4万0960円まで急反発となった。日中立会はWTIが朝方から59.50ドル付近での動きとなりドバイ原油は寄付きから4万0700円台前後の動きを見せたが、10時前からドル高・ユーロ安の動きからWTIが59.30ドル割れまで下がるとドバイ原油は4万0580円まで売られた。しかし日中安値をつけたからはドル高・ユーロ安が一服し逆にドル安・ユーロ高に進むとWTIは59.60ドル台まで戻りを見せドバイ原油は4万0830円まで切り返す動きとなった。日中高値をつけてからはWTIの戻り一巡の動きと為替の円高でドバイ原油は14時過ぎに4万0590円まで売り直された。WTIは日中に今週に入ってから10時過ぎに買われる動きが続いていたが、本日はその動きもなく軟調地合いとなっている。ただ安値も59.26ドルで止まており下値も限定的な動きとなっている。産油国の増産と欧州の石油需要の後退が圧迫要因となっているが、米国や中国の石油需要の拡大期待もあって安値水準では買い支えられる動きも見せている。売り買いが交錯した状況となっており59ドル台での動きが続くと見たい。ドバイ原油は海外原油のレンジでの動きによって4万1000円を挟んだ動きとなっており、海外原油の不安定な動きから短期の逆張りが無難とみたい。

(貴金属市場)
8日の金は日中のNY金の急伸で反発、白金は前日のNY白金の値崩れで反落。金標準の期先2月限は前日比16円高の6146円、白金標準の期先2月限は29円安の4342円。
夜間立会の時間帯でNY金が上げ一服の展開から反落の展開となり6月限は1740ドルを割れて一時1731.2ドルまで下落する動きとなった。しかし安値圏からは打診買いの動きになり1743ドル台まで戻る動きも見せたが、1740ドル台の戻りも一時的となり再び1740ドル割れとなった。このNY金の動きを受けて金標準の期先は6115円まで下落した後に6145円まで反発したが再び6129円まで売られた。日中立会は10時過ぎにドル高・ユーロ安の動きからNY金が1734ドル割れまで下がり、為替の円高の動きもあって金標準は6115円まで売られた。しかしその後はドル高・ユーロ安の一服からドル安・ユーロ高に切り返すとNY金は14時過ぎに1746.3ドルまで急反発っすると金標準は6150円まで上がった。NY金は日中にドル安・ユーロ高の動きから再び1740ドル半ばまで上昇している。米長期金利が1.70%割れ手から1740ドルを超え動きとなっているが、今のところ1740ドル半ばで上値の重い展開となっている。米長期金利も下げ止まりの動きも見せており再び長期金利の上昇となればNY金の圧迫要因になると見たい。まだNY金は米長期金利の動き次第となっている。金標準はNY金の急反発によって6150円まで上昇しているが、NY金の1740ドル半ばからの上値の重いを踏まえると上値を追う買いは避けるのが無難とみたい。白金は夜間でNYパラジウムの急落や弱気なファンダメンタルズを無視した上昇に対しての反動安の動きからNY白金の7月限は1226.4ドルまで急落する動きとなった。このNY白金の値崩れによって白金標準の期先は4307円まで下落する動きとなったが、その後NY白金が1230ドル台まで戻りを見せると白金標準も4330円台まで下げ幅を縮小した。日中はNY白金が朝方から1230ドルを挟んだ動きとなり白金標準は10時過ぎにNY白金が1228ドル割れまで下がり為替の円高の動きもあって白金標準は4308円まで売られる動きとなった。しかしその後はNY白金が1243.7ドルまで切り返しを見せると白金標準は4355円まで下げ幅を縮小した。大引けにかけてはNY白金が再び1240ドル割れとなると白金標準は4330円台まで売られた。NY白金は日中に一時1240ドル台まで上昇する動きとなっている。前日に1250ドルから大きく崩れる動きを見せていたが、ドル安・ユーロ高の動きによって戻りを見せている。ただ白金需要の需要の後退観測は続いており弱気なファンダメンタルズを無視した上昇は再び売り場提供になる可能性も警戒したい。白金標準もNY白金の戻りによって安値から下げ幅を縮小する動きとなっているが、弱気なファンダメンタルズによってNY白金の値崩れも想定され白金標準も戻り局面で売られる動きになると見たい。

(ゴム市場)
8日のゴムRSSの期先9月限は一時急落し3月31日の安値水準へ。期先9月限は前日比3.2円安の244.7円。
夜間立会でゴムの期先は248円台で推移し小幅続伸の動きとなった。日中立会は上海ゴムの時間外が下落しゴムの期先は寄付き直後に241.6円まで急落した。その後は安値からは戻る展開となり10時過ぎ245.4円まで戻りを見せたが、再開した上海ゴムが軟調地合いを維持するとゴムの期先も戻り一服の動きとなった。しかし11時過ぎからは軟化していた他の商品市場や日経平均株価の戻りによってゴムの期先も買われる動きを見せ12時前に246.2円まで上げ幅を縮小した。昼過ぎからはゴムの戻りが一巡すると次第に下げ幅を拡大する動きとなり244円台まで売られた。ゴムの期先は3月31日以来241円台まで下がる動きを見せている。ただ前回も241円台の安値から250円台まで切り返す動きを見せており今回も安値から246円台まで戻りを見せ240円付近からは値ごろで買い拾われる動きとなっている。まだ240円台での動きが続くと見たいが半導体の供給不足による自動車生産の落ち込みは変わっていない事からゴムの戻り局面は売られる動きが続くと見たい。

(トウモロコシ市場)
8日のトウモロコシは前日のシカゴコーンの上昇で反発。期先3月限は前日比90円高の3万1830円。
夜間立会の時間帯でシカゴコーンは週末に発表される強気な期末の在庫予想を受けて期近主導で上昇する動きを見せ新穀も反発したがヘッジ売りの動きもあって上値は抑えられた。このシカゴコーンの動きを受けてトウモロコシの期先は3万1800円を挟んだ動きとなった。日中立会はシカゴコーンは反落する動きとなったがトウモロコシは3万1850円まで上がる動きとなった。しかしその後はシカゴコーンの軟調地合いや為替の円高の動きもあってトウモロコシは3万1800円割れとなり3万1750円まで上げ幅を縮小する動きとなった。日中安値をつけてから他の商品市場が上昇する動きになるとトウモロコシも買い直され14時過ぎに3万1890円まで上がった。シカゴコーンは日中で前日に反発した分のポジション調整で反落となっている。期末在庫の強気な予想で前日に上昇する動きを見せたが、週末の米農務省の需給報告を控え手仕舞い売りとなっている。発表までは引き続きポジション調整の動きが続くと見たい。トウモロコシは3万1800円を挟んだ動きとなっているが、需給報告の発表までは様子見が無難としたい。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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