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米雇用統計を前にして金標準は急伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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米雇用統計を前にして金標準は急伸

  • 2022/08/05
  • 齋藤
  • デイリーコメント

(原油・石油製品)
5日の中東産原油は海外原油の大幅続落に追随して一時3000円以上も急落したが、日中取引では買い戻しに下げ幅を縮小している。ドバイ原油取引の中心限月12月限は前日比2220円安の7万0900円。
夜間取引からドバイ原油は3000円以上も売り込まれ、大幅続落となった。海外原油の大幅安と円高のダブルパンチが売り材料に。海外原油は前日同様、NYガソリンの大幅続落を嫌気して急落したが、米国でのガソリン需要の低迷から、リセッションが連想されることになったため。米国国内のガソリン小売価格は急落しているが、それでもガソリン需要は低迷している。これがリセッションを連想させ、WTI期近9月限は期近ベースとして今年2月初旬の安値水準まで急落。朝方は円高進行もあり、夜間の安値を大きく更新し、9時前に12月限は6万9450円まで急落したが、9時以降は円安と海外原油の急ピッチの戻りを好感して大きく買い直され、11時過ぎには安値から1400円も切り返した。しばらく上げ一服の商状だったが、14時に入って円安が一段と進行したため、ドバイ原油はまた下げ幅を縮小し、14時半過ぎには午前の戻り高値を更新。海外原油のさらなる戻りから、12月限で7万1000円台までの戻りもみせた。夜間取引でも波乱の展開が予想されるが、週明けの仕掛けが無難。

(貴金属)
5日の金標準はNY金の急伸を好感して大きく買われる。金標準の中心限月6月限は前日比42円高の7649円、白金標準の中心限月6月限は同132円高の3927円。
NY金の急伸を好材料にして金標準は急伸し、夜間取引で7660円台まで大きく買い進まれていた。清算値決定後もNY金は上値を試す展開をみせ、1810ドル台に水準を切り上げた。ただ、金標準は円高進行が影響し、一段高には至らず。日中取引では夜間取引での圧迫要因になっていた円高が後退し、円安が進行したため、金標準は買い直され、何度か7640円台まで上伸した。一時マイナス圏まで下落したNY金だったが、昼にはプラス圏まで回復し、さらに円安も重なり、金標準はまた買い進まれた。14時になると、他市場同様、一段の円安を好材料にして金標準も上伸し、7650円台に乗せた。さて、今夜9時半に米雇用統計が明らかにされる。リセッションを認識する内容になるか、インフレ懸念がまた再燃するか見極めたい。後者となれば、NY金は急落し、1800ドル割れへ。前者となれば、1820ドルを試すことも想定される。NY金が大きく買い進まれたことを踏まえると、知ったらしまいの下落も留意したい。

 

(ゴム)
5日のRSSゴムは、小しっかり。取引中心限月1月限は前日比0.1円高の227.7円。
夜間取引でRSSゴムは買い進まれたが、今週に入っての急落に対する調整高とみられる。ただ、時間外の上海ゴムの下落もあり、朝方から上げ幅を縮小へ。ところで、今夜、米雇用統計が発表されるが、その前にRSS市場は取引を終了するため、仕掛けのリスクを伴うことに。従って、商いはさらに低迷しており、狭いレンジで推移していた。上海ゴムが下げ幅を大きくすると、1月限もマイナス圏に沈み、夜間の安値を更新。結果的に実勢悪のヤレヤレの売りが台頭したとみられる。

(トウモロコシ)
5日のトウモロコシは、7月限が急反発。取引中心限月7月限は前日比1180円高の4万6250円。
シカゴコーンは小麦と大豆の急伸に追随する格好で急伸しており、それを好感してトウモロコシも買い進まれている。ただ、今週3日の強引な高値誘導に対する高値警戒もあり、買いはイマイチ。かなり強引に買い進まれたことで、現在の値位置が適当な水準かどうか判断が難しく、結果的に仕掛けが見送られている。再開したシカゴコーンは続伸しているが、米コーンベルトでの降雨予報が後退したためである。ただ、天気予報は毎日のように変化しており、週明けにどのようになっているが全くの不透明。前日は降雨予報を嫌気して、日中取引時点のシカゴコーンは続落していた。週明けの仕掛けが無難である。昼前に3日同様、急騰を演じ、一時1700円高に。ただ、その後、高値警戒から一気に値を消し、13時前には朝方の安値水準まで下落。シカゴコーンの続伸や円安がなかったような値崩れで、13時前の値崩れは行き過ぎともいえる。14時に入って円安がまた加速したため、7月限は4万6000円台に。夜間取引でも波乱の展開必至か。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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