株式会社フジトミは投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

米長期金利の急上昇の中、東京金は大幅続落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

ピックアップコンテンツ

  • 小次郎講師のメールマガジン
  • トレーダーズショップ
  • TOCOMスクエア
商品市場情報

米長期金利の急上昇の中、東京金は大幅続落

商品先物 有料マーケット情報
  • 2018/05/16
  • 齋藤
  • デイリーコメント

(東京原油・石油製品)
16日の東京原油・石油製品は続伸も、上げ幅縮小。原油期先10月限は前日比400円高の5万0120円、ガソリン期先11月限は同340円高の6万3940円、灯油期先11月限は同390円高の6万7480円。
夜間取引では円安進行と、在庫統計に対する期待から海外原油が続伸したことを好感して、東京石油市場は続伸。しかし、ドル高を嫌気して海外原油が高値から値崩れしたこともあり、東京石油市場も軒並み上げ幅を縮小した。さて、夜間取引後に発表された米APIの在庫統計は期待に反して弱い内容となり、海外市場はその後、値崩れをみせた。そのため、東京の上げ一服も予想された。しかし、東京の軟化は限定的で、夜間取引の終値水準とあまり変わらない水準で取引された。円安に対する思惑買いが支えになっているフシも伺えるが、海外原油の軟化に反応不十分で、東京は強引に買い支えられたため、割高な値位置を形成したとみる。米EIAの在庫統計に対する期待から、海外原油は再開後、次第に下げ幅を縮小したこともあり、東京原油は5万0200円台を回復した。しかし、弱気な在庫統計で海外原油が下落したことがなかったような戻りを東京はみせることに。

(東京貴金属)
16日の東京金はNY金急落を受けて大幅続落。金期先4月限は前日比43円安の4580円、白金期先4月限は同23円安の3198円。
米長期金利の急上昇を受けたドル高を嫌気してNY貴金属は全面安を強いられ、NY金は1290ドル割れもみせた。NY金急落の前に円安は支援材料とならず、あっさり4600円を下抜け、東京金は4569円の安値を示現するなど、大幅安を演じた。再開後のNY金はドル高一服もあり、自律反発をみせたことで、東京金も戻りをみせたが、大幅安に変わりなし。地政学リスクが支援材料になると期待した大衆筋の仕掛けの多くが裏目に出ることになったが、引き続き、米長期金利の動向に注視すべきで、値ごろ買いは禁物。

(東京ゴム)
16日の東京ゴムは買い戻しに反発。期先10月限は前日比0.4円高の188.5円。
夜間取引では自律反発の動きをみせていた東京ゴムだが、190円の上値の重い展開を嫌気して手仕舞い売りに夜間の安値を更新し、マイナス圏に値を消す場面もみせた。結局、狭いレンジで推移しているが、材料がハッキリしないため、全般に様子見スタンスが支配的で、商いも低調だった。産地のオファー価格は下げ渋りをみせているが、増産期だけに、軟調地合いが予想される。東京は戻り売りスタンスを維持すべき。

(東京トウモロコシ)
16日の東京トウモロコシは大幅続伸。期先3月限は前日比120円高の2万5640円。
シカゴ急伸と急ピッチの円安を好材料にして夜間の東京は大幅続伸を演じた。前日も円安が進行し、再開後のシカゴ上伸を好感して急伸していたが、さらに円安が進み、シカゴも大きく水準を切り上げたため、夜間の続伸は仕方ないところ。朝方は2万5700円で始まったが、その後、上げ一服。再開したシカゴコーンが序盤、軟調地合いをみせたが、その後買い直されたこともあり、10時前に夜間の高値である2万5700円を上抜いた。米コーンベルトの天気予報をみると、作付け遅れが懸念されるほどの状況でないため、シカゴの下落を期待して売り上がりたいが。

(東京米国産大豆)
16日の東京一般大豆は動意薄。期先2月限は前日と変わらずの5万0800円。
東京一般大豆のバイカイのみの取引が継続している。全くの動意薄の展開が続いており、仕掛けられず。シカゴ大豆はドル高と作付進展期待から一段安の見込み。

一覧へ戻る

ピックアップコンテンツ

  •