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石油製品・原油レポート

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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石油製品・原油レポート

  • 2021/11/25
  • 情報サービス室
  • エクスプレスコメント

WTI原油・NY石油製品・北海ブレント市況

 海外石油はもみあいの中、小反落。主要な石油消費国による戦略備蓄在庫の放出の効果は限定的との見方から、前日の急伸に愛する強調地合い継続から、WTI期近1月限は79.23ドルの高値示現も。しかし、ドル高や高値警戒もあり、79ドル台は一時的にとどまった。
市場では12月2日に予定されているOPECプラスの閣僚級会合に注目が集まっている。今回の戦略備蓄在庫の放出に対抗して、市場が期待している追加増産を見送る可能性も懸念されている。今回の会合では1月の協調減産を協議するが、まだ追加増産するか全くの白紙である。
米EIAの在庫統計(下記参照)はあまり材料にされず。発表後にWTI期近1月限は79ドルを試す動きをみせたが、上抜けず、その後はまた売り直されていた。
12月2日のOPECプラスの閣僚級会合の前日である1日にはOPEC加盟国の会合が実施されることになり、11月30日にはOPECプラスの閣僚級の協議も予定されている。11月末から原油相場は波乱の展開必至となる。

情報分析

・米EIAの週間石油在庫統計
米EIAは24日、19日現在の週間石油在庫統計を明らかにしている。
原油在庫は前週比100万バレル増(事前予想平均は50万バレル減)、ガソリン在庫は同60.3万バレル減(同50万バレル減)、中間留分在庫は同200万バレル減(同100万バレル減)、製油所稼働率は88.6%(同88.5%%)。WTI原油の認証在庫であるクッシング在庫は前週比78.7万バレル増。
前日発表された米APIの在庫統計で、原油在庫は前週比230万バレル増、ガソリン在庫は同60.0万バレル増、中間留分在庫は同150万バレル減。
19日までの一週間の石油需要は日量平均で2175.2万バレル(前週2162.9万バレル、前年1915.6万バレル)、ガソリン需要は933.4万バレル(前週924.1万バレル、前年812.9万バレル)、中間留分需要は同439.1万バレル(前週435.0万バレル、前年417.5万バレル)。
原油生産は日量平均で1150.0万バレル(前週1140.0万バレル、前年1100.0万バレル)、原油輸入は同643.6万バレル(前週619.1万バレル、前年522.8万バレル)。

東京石油製品・原油の相場見通し

 東京のドバイ原油は、急ピッチの円安を好材料にして5万5000円台で推移するなど、下げ渋りをみせた。日中取引でも円安が支援材料になりそうだ。米感謝祭や月末からの会合を前にして、海外原油は動きにくいとみられる。

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