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石油製品・原油レポート(EIAの週間在庫統計で再び高値圏へ)

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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石油製品・原油レポート(EIAの週間在庫統計で再び高値圏へ)

  • 2021/10/21
  • 情報サービス室
  • エクスプレスコメント

WTI原油・NY石油製品・北海ブレント市況

 海外石油は、強気の米EIAの週間石油在庫統計(下記参照)を好感して急伸し、取引中心限月であるWTI期近12月限は83.18ドルの高値更新をみせている。
米EIAの在庫統計で、原油在庫は予想に反して減少することに。原油生産の減少が影響したためとみられる。一方、石油製品在庫は予想以上に減少しているが、旺盛な石油需要を反映した結果である。
明らかに強い内容で、それまで軟調地合いをみせていた海外石油市場は一気に急伸へ。NYガソリンが2.50ドル台に清算値決定前に水準を切り上げると、83ドル割れをみせていたWTI期近12月限は一段と買い進まれ、1ドル以上の上昇をみせる急伸へ。旺盛な米国の石油需要が買いを後押ししたとみられる。
産油国への増産要請も高まりをみせているが、それに同調する産油国はまだみられず。11月4日に予定されているOPECプラスの閣僚級会合まで、強調地合いが続くとの指摘も挙がっている。

情報分析

・米EIAの週間石油在庫統計
米EIAは20日、15日現在の週間石油在庫統計を明らかにしている。
原油在庫は前週比43.1万バレル減(事前予想平均は190万バレル増)、ガソリン在庫は同536.8万バレル減(同130万バレル減)、中間留分在庫は同391.3万バレル減(同70万バレル減)、製油所稼働率は84.7%(同86.6%)。WTI原油の認証在庫であるクッシング在庫は前週比232万バレル減。
前日発表された米APIの在庫統計で、原油在庫は前週比330万バレル増、ガソリン在庫は同350万バレル減、中間留分在庫は同300万バレル減、クッシング在庫は同250万バレル減。
15日までの一週間の石油需要は日量平均で2183.2万バレル(前週1987.5万バレル、前年1811.2万バレル)、ガソリン需要は964.3万バレル(前週918.6万バレル、前年828.9万バレル)、中間留分需要は同427.8万バレル(前週393.2万バレル、前年358.8万バレル)。
原油生産は日量平均で1130.0万バレル(前週1140.0万バレル、前年990.0万バレル)、原油輸入は同582.5万バレル(前週599.4万バレル、前年511.8万バレル)。

東京石油製品・原油の相場見通し

 東京のドバイ原油は、急伸し、取引中心限月である3月限は5万7000円を示現している。11月4日の閣僚級会合まで産油国として増産要請に応じるスタンスを明らかにしないとみられるため、それまでの日柄を踏まえると海外原油の強調地合いは続くとみられる。

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