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石油製品・原油レポート(利益確定の売りと弱気な在庫統計で急反落)

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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石油製品・原油レポート(利益確定の売りと弱気な在庫統計で急反落)

  • 2021/10/07
  • 情報サービス室
  • エクスプレスコメント

WTI原油・NY石油製品・北海ブレント市況

 海外石油は、利益確定売りが台頭し、急反落となった。WTI期近11月限は77ドル前半まで急落した後、77ドル台後半まで買い直されたあと、清算値決定にかけて安値更新するなど、下振れを警戒する状況といえるが、チャートの悪化から、テクニカルな売りを誘い易い状況ともいえる。それでも、ひとまず、77ドル台は維持している。清算値決定にかけてNYダウはプラス圏に上伸する動きをみせていたが、その最中の原油の値崩れだっただけに、原油市場でのテクニカルな売りには引き続き、警戒すべきといえる。
アジア取引時間帯の終盤にWTI期近11月限は79.78ドルの高値を付けたが、その後は米長期金利の急上昇とそれに伴うドル高・ユーロ安を嫌気してズルズルと売りが先行することに。
注目の米EIAの週間石油在庫統計(下記参照)であるが、原油在庫とガソリン在庫の急増はいずれも売り材料になっていた。製油所稼働率が向上したものの、原油生産の増加と原油輸入の急増で、原油在庫は大幅に増加している。また、ガソリン在庫は製油所稼働率の向上が影響し、需要増でも在庫は急増へ。米国国内の石油の需給バランスはタイトではなく、そのためか、特にNY石油製品の急落が目立っている。
清算値決定にかけてWTI期近11月限は77.06ドルまで急落し、その後、77.50ドル台回復をみせたが、また77ドルを試す動きをみせており、77ドル割れも時間の問題。チャート上では75ドル台までの一段安も警戒すべきといえる。

情報分析

・米EIAの週間石油在庫統計
米EIAは6日、1日現在の週間石油在庫統計を明らかにしている。
原油在庫は前週比234.5万バレル増(事前予想平均は40万バレル減)、ガソリン在庫は同325.6万バレル増(同30万バレル減)、中間留分在庫は同39.6万バレル減(同100万バレル減)、製油所稼働率は89.6%(同88.7%)。WTI原油の認証在庫であるクッシング在庫は前週比155万バレル増。
前日発表された米APIの在庫統計で、原油在庫は前週比100万バレル増、ガソリン在庫は同370万バレル増、中間留分在庫は同30万バレル増、クッシング在庫は同200万バレル増。
1日までの一週間の石油需要は日量平均で2152.6万バレル(前週2039.1万バレル、前年1834.5万バレル)、ガソリン需要は942.7万バレル(前週939.9万バレル、前年889.6万バレル)、中間留分需要は同436.5万バレル(前週397.3万バレル、前年386.8万バレル)。
原油生産は日量平均で1130.0万バレル(前週1110.0万バレル、前年1100.0万バレル)、原油輸入は同703.5万バレル(前週655.2万バレル、前年573.2万バレル)。

東京石油製品・原油の相場見通し

 東京のドバイ原油は、急反落。さすがに高値警戒からの値崩れは仕方なし。清算値決定にかけての海外原油の値崩れと、その後の戻り一巡からの売りを踏まえると、一段安を警戒すべきで、ドバイ原油3月限の5万2000円割れも避けられず。5万1000円を意識した軟調地合いとみる。

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