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海外石油相場は大幅続伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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海外石油相場は大幅続伸

  • 2020/11/26
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
25日のNY金は、清算値ベースで小反発している。NY金期近12月限は前日比0.9ドル高の1805.5ドル、NY白金期近1月限は同11.5ドル高の969.8ドル、NY銀期近12月限は同6.2セント高の2336.2セント。
米感謝祭の影響もあり、いつもより早く発表された米新規失業保険申請件数が増加しており、弱気な内容になったことで、それまで軟調地合いをみせていたNYダウも下げ幅を拡大。金はヘッジで買われ、ここ最近の急落に対する打診買いも影響し、期近12月限は1816.3ドルの高値まで一時、大きく戻した。しかし、感謝祭前ということもあり、短期勝負の仕掛けが中心で、清算値決定にかけてジリジリと売り直され、プラス圏を維持するものの、小幅高で清算値を決定している。この値崩れによって、200日移動平均線をまた割り込んでおり、また、再びマイナス圏に値を消すことも警戒されている。実際、その後、マイナス圏に値を沈める動きもみせている。ワクチン開発への期待、トランプ政権からバイデン陣営への政権移行の動きなど、金にとっては感謝祭後も厳しい局面は続くとみられ、再び1800ドル割れも警戒されている。白金は対照的に続伸しているが、テクニカルな買いが影響したようだ。950ドル台を維持したこと、金の出直りを好感して、改めて970ドル台回復もみせた。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
25日のWTI原油は、石油需要への楽観ムードから大幅続伸している。WTI原油期近1月限は前日比0.80ドル高の45.71ドル、北海ブレント期近1月限は同0.75ドル高の48.61ドル。RBOBガソリン1月限は同2.00セント高の127.10セント、NYヒーティングオイル期近1月限は同2.50セント高の138.92セント。
これでWTI やブレントは5営業日連続の急伸を演じているが、世界的な新型コロナウイルス感染拡大による需要悪化懸念よりも、ワクチン開発による将来的な石油需要の改善観測が根強く、買い優勢の展開が継続している。ところで、米EIAの在庫統計で、原油在庫は前週比75.4万バレル減、ガソリン在庫は同218.0万バレル増、中間留分在庫は同144.1万バレル減、製油所稼働率は78.7%)だった。稼働率は2週連続で向上する半面、石油需要は一段と落ち込んでおり、需給バランスは良くないという。また、牽引役だったNYダウが反落しているものの、原油が強引に買われるなど、かなりの強引さも伺えるという。30日からのOPECプラスの会合に対する期待も根強いと考えられる。

(CBOT大豆)
25日のCBOT大豆は、利益確定売りに急反落。期近1月限は前日比7.00セント安の1184.25セント、期近3月限は同7.00セント安の1186.25セント。
前日は急落後、引けにかけて買い直され、小幅続伸をみせていたが、さすがに感謝祭前のポジション調整から、高値圏にある大豆の利益確定売りが台頭し、また売り直されている。ただ、前日の安値更新には至らず、前日の安値から10セント近い下げにとどまっており、底固さに変わりなし。南米の乾燥した天候リスクが支援材料に。ところで、ここ最近の価格高騰を嫌気して、中国が成約キャンセルの動きをみせたという。これは一時的な売り材料になっていたが、南米の供給不安が再燃すれば、価格の高い米国産をまた手当てせざるを得ないとみられている。米農務省が27日朝発表する週間輸出成約高に対する事前予想は70万~140万トン。

(CBOTコーン)
25日のCBOTコーンは、大幅続落している。期近12月限は前日比5.75セント安の420.00セント、期近3月限は同5.25セント安の427.25セント。
シカゴ小麦の急反落もあり、下げ幅を大きくしたという。前日は引けにかけて安値から大きく戻し、小幅安にとどまったが、結果的に感謝祭を前にして、一段安へ。期近12月限の整理商いを強いられるタイミングが影響し、高値水準にある相場の調整安が続くことに。ブラジルの一部とアルゼンチン北部で、今後10日にまとまった雨がなければ、コーンの作柄に大きなダメージが予想され、また、今後の作付も厳しい状況におかれるという。このため、前日の安値水準まで値を消すことにはならず。シカゴ穀物市場は26日が休場で、27日が短縮取引となる予定。米農務省が27日朝発表する週間輸出成約高に対する事前予想は80万~140万トン。引け間際に小麦が一段と急落したため、コーンも売り直され、ほぼ安値引けとなった。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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