フジトミ証券株式会社は投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

海外石油市場は大幅続伸も、高値から大きく値を消す

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

ピックアップコンテンツ

  • 2021年12月18日開催 杉村太蔵氏セミナー
  • 個別WEBセミナー
  • Fujitomi market news
  • トレーダーズショップ
  • リモートサービス
商品市場情報

海外石油市場は大幅続伸も、高値から大きく値を消す

  • 2021/10/12
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
11日のNY金は、清算値ベースで小幅安。NY金期近12月限は前週末比1.7ドル安の1755.7ドル、NY白金期近1月限は同21.3ドル安の1006.9ドル、NY銀期近12月限は同4.0セント安の2266.5セント。
米債券市場がコロンブスデーのため休場だったこともあり、米長期金利は全くの動意薄。このため、金は結局、狭いレンジで推移することに。週明け序盤は海外原油の続騰や、非鉄、そしてその他の貴金属の強調地合いを好材料にして1760ドル台回復もみせた。しかし、ドル高・ユーロ安基調から売り直され、米国取引時間帯序盤に1749.9ドルの安値示現。ここではまた値ごろ買いがみられ、一気に1760ドル台回復も、1761.1ドルの高値更新にはならず。その後は1750ドル台での乱高下をみせていた。上伸していた銀が反落し、白金が急落しており、心理面の圧迫要因に。インフレヘッジとして金を買う向きもみられるが、そのインフレヘッジの買いも短期勝負にとどまっている。インフレ懸念は米利上げにつながるため、金の圧迫要因になるため。さて、急伸した白金が急反落し、清算値決定後に下げ幅を拡大し、1000ドルを試す動きをみせた。国慶節明けの需要拡大観測から、非鉄の急騰に追随する格好で急伸したが、中国での白金需要は期待薄で、結果的には実勢悪で売り直されている。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
11日のWTI原油は、一時82ドル台に急伸したが、その後上げ幅を縮小している。WTI原油期近11月限は前週末比1.17ドル高の80.52ドル、北海ブレント期近12月限は同1.26ドル高の83.65ドル。RBOBガソリン11月限は同1.17セント高の237.79セント、NYヒーティングオイル期近11月限は同4.13セント高の251.50セント。
週明けから買い先行の展開となり、欧州取引時間帯にWTI期近11月限は82.18ドルに急伸。さすがに高値警戒の台頭もあり、その後は81ドルを挟む動きに終始し、米国取引時間帯でもその流れが継続することに。産油国の供給タイトな状況と欧米での需要拡大観測に変わりなし。特にOPEC加盟国の生産目標以下の生産体制の下、相場の高値誘導を目論んでいるとの観測も。天然ガスの価格急騰も心理面の支援材料に。実際、石油需要の拡大や天然ガスからのシフトの動きがまだ表面化しておらず、供給タイトが大きな支援材料になっている。NYガソリンの2.41ドル示現で、さすがに価格高騰による需要悪化を警戒する向きもある。ところで、コロンブスデーのため、米EIAの週間石油在庫統計の発表は一日延期される。

(CBOT大豆)
11日のCBOT大豆は、大幅続落となり、高値から急落している。期近11月限は前週末比15.00セント安の1228.00セント、期近1月限は同15.00セント安の1239.25セント。
週明け序盤は、海外石油市場の大幅続伸に追随する格好で買い直され、反発へ。期近11月限は12.50ドル台に上伸する場面もみせた。しかしながら、米コーンベルトでの大豆の順調な収穫進展や明日の米農務省の生産高予想や需給報告を前にして、結果的に売り場提供となり、米国取引時間帯には生産者の売りが膨らみ、高値から20セント以上も下落している。大豆に関しては、かなり弱い需給報告が警戒されている。一部では、高水準のイールドも指摘されたため、大幅続落につながったとの声も。さて、コロンブスデーの影響で、週明け発表される米農務省の週間輸出検証高や作柄状況、生育進展助教は明日の発表の見通し。

(CBOTコーン)
11日のCBOTコーンは、狭いレンジ取引の中、値ごろ買いに小反発。期近12月限は前週末比2.50セント高の533.00セント、期近3月限は同2.50セント高の542.00セント。
大豆同様、序盤は海外原油の強調地合いが支援材料になっていた。米国取引時間帯の序盤にマイナス圏まで売り込まれたが、ハーベストプレッシャーや米農務省の生産高予想や需給報告を警戒しての下落だったといえる。ただ、週末にややまとまった雨がみられ、収穫にブレーキがかかったとの声も。そのため、値ごろ買いが支援材料に。生産高予想に関して、大豆のような高水準のイールド観測もなかったことで、大豆売り・コーン買いのスプレッドが台頭したこともあり、コーンの小反発につながったようだ。

一覧へ戻る

※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

ピックアップコンテンツ

  • 2021年12月18日開催 杉村太蔵氏セミナー
  • 個別WEBセミナー
  • Fujitomi market news
  • 日本証券業協会
  • 証券・金融商品あっせん相談センター
  • リモートサービス