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海外石油市場は大幅安

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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商品市場情報

海外石油市場は大幅安

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/06/13
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
12日のNY金は上伸し、1340ドル台回復もみせた。NY金期近8月限は前日比5.6ドル高の1336.8ドル、NY白金期近7月限は同3.8ドル安の810.5ドル、NYパラジウム期近6月限は同16.4ドル高の1405.6ドル。
米利下げ観測が再燃して、金に対する値ごろ買いが台頭し、結果的に1330ドル割れでの打診買いが出直りムードを助長していたという。ただ、1340ドル台回復も長続きしなかった。ドル高・ユーロ安が進行したことで、利食い売りを早め、1330ドル台半ばに値を消している。また、金ETFの減少傾向もあり、実需筋の買いが伴っていないこともあり、1340ドル台回復は、逆張りスタンスの売り場提供に。白金は820ドルちょうどまで上昇したが、実勢悪からその後、値崩れをみせた。期近7月限の整理商いは一巡しつつあるが、820ドル台を買うには、新規の強材料が必要とみられているようだ。パラジウムの1400ドル台回復は支援材料になれず。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
12日のWTI原油は原油の供給過剰懸念から急落している。WTI原油期近7月限は前日比2.13ドル安の51.14ドル、北海ブレント期近8月限は同2.32ドル安の59.97ドル。RBOBガソリン7月限は同7.02セント安の168.61セント、NYヒーティングオイル期近7月限は同4.22セント安の177.99セント。
米APIの弱気な在庫統計をキッカケにして全面安の展開を強いられ、米EIAの在庫統計に対する注目も集まっていた。結果的に、米EIAの在庫統計は、米APIほど弱い内容にならず、原油在庫は前週比220.6万バレル増にとどまった。原油生産の減少や製油所稼働率が予想以上の向上していたものの、それでも原油在庫は増加していた。WTIは清算値決定にかけて一段安を強いられていたが、NYガソリンの急落が圧迫要因に。ガソリンの需要は改善していたが、それでもまだ前年同期を下回っており、さらに製油所の稼働率の向上の影響で、ガソリン在庫の積み増しも警戒され、ここまで戻りをみせていたガソリン市場での手じまい売りが加速し、改めて1.70ドルを割り込む場面もみられた。WTIは再び50ドル台に値を消す可能性も指摘されているが、週明けのサウジとロシアの協議が物別れに終わっていることも、尾を引いているようだ。清算値決定のあとにWTIは51ドル割れを演じた。ブレントは60ドルの大台割れへ。

(CBOT大豆)
12日のCBOT大豆は米コーンベルトの悪天候予報を好感して急伸している。期近7月限は前日比19.25セント高の878.50セント、期近11月限は同18.75セント高の905.75セント。
大豆の作付がまだまだ残っているが、週末以降、まとまった雨が断続的に続くとみられ、大豆の作付に対する影響が警戒され、急伸している。それによって、今後の大豆のイールドの下方修正も想定されていた。需給報告では大豆のイールドは据え置かれていたが、コーンのような大幅な下方修正を期待する声も多く聞かれ、大豆の大幅高につながったという。新穀11月限の9ドル台回復で、地合いが好転する兆しも。

(CBOTコーン)
12日のCBOTコーンは小幅続伸。期近7月限は前日比2.00セント高の429.75セント、期近12月限は同1.25セント高の448.25セント。
前日の急伸に対する高値警戒もあり、アジア時間帯では軟調な展開をみせていたが、米国のイールド予想の大幅な下方修正が改めて強い材料と評価され、米国の取引時間帯に上伸し、前日の高値更新をみせた。コーンの作付遅れによる作柄へのダメージが将来的にはかなり深刻な状況をもたらすことが改めて認識され、ファンドの積極買いにつながっているようだ。米コーンベルトの天候不順は今後とも予想されており、米コーンベルト東部でのコーンの作付断念も現実味を帯びているという。期近7月限で4.38ドルの高値更新も時間の問題との声も挙がっていた。

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