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海外石油市場が急騰、NY株価の続伸を好感

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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海外石油市場が急騰、NY株価の続伸を好感

  • 2021/07/22
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
21日のNY金は、反落し、一時、前日の安値を更新する場面もみせた。NY金期近8月限は前日比8.0ドル安の1803.4ドル、NY白金期近10月限は同10.1ドル高の1075.3ドル、NY銀期近9月限は同26.0セント高の2525.5セント。
NY株価の続伸もあり、リスク回避の動きから米債券が売られ、米長期金利が一段と上昇。ドル高も進行したことで、金は下落している。前日の安値を更新するなど、取引水準を切り下げているが、ここにきての値崩れが目立っていた銀が株価の堅調地合いを好感して出直りをみせたこともあり、金の支援材料になっていた。米国取引時間帯で金は、1800ドル台前半での狭いレンジで推移するなど、膠着している。白金は株価の続伸から出直りをみせていた。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
21日のWTI原油は、70ドル台を回復する急伸を演じた。WTI原油期近9月限は前日比3.10ドル高の70.30ドル、北海ブレント期近8月限は同2.88ドル高の72.23ドル。RBOBガソリン8月限は同8.52セント高の221.67セント、NYヒーティングオイル期近8月限は同7.43セント高の208.70セント。
NY株価の続伸を好材料にして、株価の急落をキッカケにして大幅安を強いられた原油・石油製品が大きく買い戻されている。ドル高進行は圧迫要因にならず、石油市場の関心事はNY株価の動向に集まっていた。米EIAの週間石油在庫統計で、原油在庫は210.7万バレル増、ガソリン在庫は同12.1万バレル減、中間留分在庫は同134.9万バレル減。強弱材料が交錯する内容で、反応はイマイチ。今回の大幅高の動きからも、OPECプラスの増産合意が前回の急落要因ではなかったことが伺え、引き続き、NY株価主体の展開が続くとみられている。デルタ株の感染拡大リスクも株価次第。

(CBOT大豆)
21日のCBOT大豆は、大豆油の軟調地合いを嫌気して期近が下落している。期近8月限は前日比4.00セント安の1439.50セント、新穀11月限は同1.00セント高の1389.50セント。
植物油の上昇基調が一服し、高値警戒から大豆油が値崩れをみせたこともあり、期近限月の軟調地合いが目立っていた。大豆市場でも米コーンベルトや米プレーンズでの天候リスクを警戒して、新穀限月中心に上伸する場面もあったが、新穀11月限が14ドルに対する上値抵抗をみせたこともあり、期近限月安に追随して、新穀11月限も値を消すなど、不安定な動きをみせていた。

(CBOTコーン)
21日のCBOTコーンは、新穀12月限が小しっかり。期近9月限は前日比0.50セント安の571.25セント、新穀12月限は同2.25セント高の568.00セント。
シカゴ小麦は一段と急伸しているが、米春小麦の作柄の大幅悪化と今後、2週間、米コーンベルトや米プレーンズでまとまった雨が期待できず、かなり気温が上昇することが支援材料になっていた。コーン新穀12月限も前日の高値を更新し、5.73ドルまで急伸する場面もみせたが、大豆の値崩れが重石となり、利益確定売りを誘って、期近9月限は何度もマイナス圏に沈む場面も。ただ、ミネソタやサウスダコタの作柄悪化につながるホット&ドライの天候が当面続くとみられており、週末にかけて天候リスクを警戒し、また急伸する可能性も秘めている。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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