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海外石油市場が大幅急落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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商品市場情報

海外石油市場が大幅急落

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/05/24
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
23日のNY金は急伸し、1280ドル台後半まで買い進まれた。NY金期近6月限は前日比11.2ドル高の1285.4ドル、NY白金期近7月限は同5.8ドル安の799.5ドル、NYパラジウム期近6月限は同5.7ドル安の1307.8ドル。
ファーウェイを巡る米中の貿易摩擦の拡大懸念からNY株式市場が急落し、NYダウは400ドル以上も急落する場面も。そのため、米長期金利が低下し、ドル安が進行。安全資産として金が買い直され、1280ドル台を回復へ。今後とも株式市場の動き次第ながら、白金やパラジウムが株安で一段と下落しており、金の圧迫要因になっていたという。白金は800ドルを割り込んだものの、ひとまず、一段安には抵抗をみせている。しかし、株式市場の値崩れで、白金の需要後退が予想以上に進行する可能性もあり、期近7月限の整理商いを強いられる6月に入っての一段安が避けられないとみられる。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
23日のWTI原油は大幅続落を強いられ、ストップロスの売りがヒットして57ドル台まで一気に急落している。WTI原油期近7月限は前日比3.51ドル安の57.91ドル、北海ブレント期近7月限は同3.23ドル安の67.76ドル。RBOBガソリン6月限は同7.84セント安の191.33セント、NYヒーティングオイル期近6月限は同8.67セント安の196.24セント。
前日発表された米EIAの週間石油在庫統計で、米国の原油在庫が2週連続で急増し、2017年9月以来の高い水準にあること、石油需要の低迷によって稼働率もこの時期としては低く、結果的に原油在庫の増加に寄与するなど、米国での原油の潤沢な供給が嫌気されていた。加えて、株式市場の急落で、石油需要の低迷の長期化も懸念され、原油・石油製品の下げに拍車がかかり、WTIで57ドル台、ブレントで67ドル台まで急落。WTIやブレント、NYヒーティングオイルは重要な節目である200日移動平均線を大きく下回っているが、NYガソリンは何とか200日移動平均線で踏みとどまっている。NYガソリンの動向に注目。

(CBOT大豆)
23日のCBOT大豆は米中の貿易摩擦の拡大を嫌気して反落している。期近7月限は前日比7.75セント安の820.75セント、期近11月限は同8.25セント安の847.00セント。
大豆自体の作付遅れ懸念もあったが、米中の貿易摩擦の拡大を警戒してNY株式市場が大幅安を強いられたため、大豆市場でのマインドの悪化につながり、大豆は売り直されてしまった。一方で、米コーンベルトでは大豆の作付にも適さない天候がしばらく続くとみられるため、波乱含みの中、下値も固いとみられている。波乱の展開を強いられることに。

(CBOTコーン)
23日のCBOTコーンは他市場の値崩れを嫌気した利食い売りに反落し、9営業日振りの下落となった。期近7月限は前日比4.25セント安の390.25セント、期近12月限は同5.00セント安の407.75セント。
米コーンベルト全般に週末にまとまった雨が予想されており、期近7月限は改めて4ドルを試す動きをみせた。ただ、先日と同じ3.99ドルで上げ一服。チャート上でのダブルトップ形成も警戒され、次第にテクニカルな売りを浴びることに。そして、NY株式市場や石油市場の急落を前にして、投資マインドの悪化が懸念され、コーン市場での手じまい売りが拡大し、高値から10セント以上も値崩れを強いられることに。ただ、前日の値崩れを強いられた安値を更新するには至らず、天候リスクを警戒した買い場提供にもなっていた。40セント以上も急騰しただけに、あくまでも調整安に過ぎない動きといえる。

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