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海外原油・石油製品は暴落、南アの変異株を嫌気

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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商品市場情報

海外原油・石油製品は暴落、南アの変異株を嫌気

  • 2021/11/27
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
26日のNY金は、清算値ベースで小幅高。NY金期近12月限は前日比1.2ドル高の1785.5ドル、NY白金期近1月限は同21.0ドル安の954.3ドル、NY銀期近12月限は同38.9セント安の2310.7セント。
南アの新たな変異株の検出に対するリスク警戒から、株価と原油相場が暴落をみせた。ドル安が急ピッチに進行し、安全資産として金が大きく買い進まれる場面もみせた。しかし、商品全面安の展開を嫌気して、金の1800ドル台は結果的に売り場提供に。清算値決定後に買い直され、1790ドル台回復をみせているが、週明けも他貴金属の動向次第。白金は株価の急落もあり、下落している。南アのリスク拡大によって、供給不安も指摘された分、パラジウムほどの大幅安には至らず。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
26日のWTI原油は、暴落。WTI原油期近1月限は前日比10.24ドル安の68.15ドル、北海ブレント期近1月限は同9.50ドル安(2日分合計で9.53ドル安)の72.72ドル。RBOBガソリン1月限は同28.48セント安の198.11セント、NYヒーティングオイル期近1月限は同28.87セント安の209.07セント。
南アで新たな変異株が検出され、それが南アの感染者急増をもたらしているという。これを受け、英国が南ア周辺からの入国制限を実施。これに呼応する国が拡大する事態となっている。欧州での感染拡大も改めて認識され、投資家心理を一気に弱気にされ、株価の急落同様、原油・石油製品市場も大幅安を強いられることに。下落局面では、米国主導の戦略備蓄在庫の放出も売り材料になっていた。この備蓄在庫の放出によって、2022年初めは世界的な供給過剰が拡大するとのOPEC経済委員会の報告も出ている。ただ、今回の暴落と戦略備蓄在庫の放出によって、来週予定されているOPECプラスの閣僚級会合での1月からの増産見送りの可能性が高まったともいえる。しかし、市場は南アで確認された新たな変異株の拡大リスクをより重要視しており、産油国の動向は週明け以降に、改めて注目されることに。欧州での感染拡大による石油需要の悪化懸念など、弱材料を無視した反動安を強いられることに。WTI期近1月限は200日移動平均線水準でひとまず下げ一服。安値から2ドル近い戻りをみせたが、清算値決定にかけてまた売り直されていた。南アの新たな変異株がもし、拡大する状況になれば、週末の一段安も警戒されるが、ブロックされる状況となれば、自律反発も。日本時間27日朝3時45分で電子取引が完了。

(CBOT大豆)
26日のCBOT大豆は、続落も、引けにかけて買い戻され、下げ幅を縮小している。期近1月限は前日比13.00セント安の1253.50セント、期近3月限は同13.75セント安の1263.50セント。
休場明けのシカゴ大豆は原油急落を嫌気して10セント以上も下落して再開し、その後、下げ幅を拡大。ただ、好調な輸出需要もあり、期近1月限は12.40ドル台を維持するなど、原油の暴落を踏まえると、意外に底固い動きをみせた。引けにかけてはコーンが急伸したこともあり、大豆市場での買い戻しが促されることに。週明けも原油相場がポイントになるが、感染拡大が懸念される中でも、大豆の需要が落ち込むことは考えにくく、期近1月限は12.40ドル台を維持するともみられている。

(CBOTコーン)

26日のCBOTコーンは、引けにかけて買い進まれ、反発。期近12月限は前日比6.50セント高の586.25セント、期近3月限は同6.25セント高の591.75セント。
続落した小麦を含めてほぼ高値引けとなった。休場明けのシカゴ穀物は全面安の展開を強いられ、コーンも例外なく急落し、期近3月限は5.70ドルを試す動きをみせた。ただ、穀物全般に下げ渋りをみせたこともあり、早々、出直りの動きにつながった。朝方、米農務省が明らかにした週間輸出成約高が事前予想上限を上回ったことも支援材料に。そして、引けにかけて一気に買い進まれ、安値から20セント以上も切り返す上伸へ。原油相場の急落によってガソリン相場も急落しており、米国でのガソリン需要の拡大が連想される状況に。このため、エタノール需要の拡大観測もあり、コーンの急ピッチの出直りにつながったという。急ピッチのドル安も支援材料に。シカゴコーンは 日本時間27日朝3時過ぎに取引を終えた。

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