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海外原油は週明けの高値から急落、増産圧力を警戒して

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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海外原油は週明けの高値から急落、増産圧力を警戒して

  • 2021/10/19
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
18日のNY金は、波乱含みの中、清算値ベースで小幅続落にとどまった。NY金期近12月限は前週末比2.6ドル安の1765.7ドル、NY白金期近1月限は同21.0ドル安の1037.9ドル、NY銀期近12月限は同8.5セント安の2326.4セント。
米長期金利が1.61%台まで上昇したこと、白金やパラジウムの値崩れを嫌気して、金はアジア取引時間帯に急落し、20日移動平均線を試す展開を強いられていた。欧州取引時間帯でも売り先行の展開が継続したものの、米長期金利の低下に合わせて金も買い直され、下げ一服。米長期金利の低下に合わせてドル安・ユーロ高も進行し、金の戻りを促していた。清算値決定後にさらに買い進まれ、1768ドル台を回復し、プラス圏まで戻す動きもみせている。20日移動平均線が目先の底入れとのなっており、テクニカルな買いにつながったフシも伺える。一方、白金は急落。半導体不足のため、自動車減産の長期化や拡大を強いられており、需要悪化から急落へ。割安や思惑で買われた反動安といえる。金のような戻りはみられず。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
18日のWTI原油は、反落し、週明けの高値から2ドル近い値崩れを強いられた。ただ、清算値決定にかけてNYガソリンが上昇する場面をみせたため、WTI期近12月限がプラス圏回復する動きをみせるなど、下げ幅を縮小していた。WTI原油期近12月限は前週末比0.04ドル安の81.69ドル、北海ブレント期近12月限は同0.53ドル安の84.33ドル。RBOBガソリン11月限は同0.02セント高の248.66セント、NYヒーティングオイル期近11月限は同2.45セント安の254.92セント。
週明け早々、買いが先行し、取引中心限月である期近12月限は83ドル台に水準を切り上げていた。米国への外国人の入国拡大の動きやOPECプラスの増産に対する消極的姿勢から、タイトな需給バランスの拡大が懸念材料になっていた。ただ、OPECプラスに対する増産圧力は高まっており、高値警戒も影響し、米国取引時間帯に入って売りが先行し、反落につながったという。日本政府がOPECに対する増産要請の検討に入ったこと、さらにホワイトハウスもOPECに対する増産を再度、働きかける動きをみせており、高値警戒からの利益確定売りを助長したとみられている。一部では、このまま原油相場が上昇すれば、脱炭素政策を加速させることになり、産油国にとって結果的にマイナスになるため、いずれ、増産幅の拡大を強いられるとの声も挙がっていた。米国でのジェット燃料の需要拡大が期待されていたが、そのジェット燃料の指標であるNYヒーティングオイルの値崩れも原油の圧迫要因に。WTIの期央限月以降とブレントの下げが目立っているが、増産圧力が背景にあるため。下落局面では弱気な中国の経済指標も売り材料に。

(CBOT大豆)
18日のCBOT大豆は、小幅続伸。期近11月限は前週末比3.00セント高の1220.75セント、期近1月限は同2.00セント高の1228.25セント。
米農務省が明らかにした週間輸出検証高は229万8313トンで、事前予想の上限である210万トンを上回るかなり強い内容だった。好調な輸出需要を背景にして、シカゴ大豆は買い直された。ただ、現在、大豆の収穫が米コーンベルトでは本番を迎えていること、現在作付が始まったブラジルでの大豊作も連想されており、高値では売りを浴び、引けにかけて上げ幅を縮小していた。好調な需要の割に積極的な買いにはつながらず。

(CBOTコーン)
18日のCBOTコーンは、大幅続伸し、3営業日連続の上昇となった。期近12月限は前週末比7.00セント高の532.75セント、期近3月限は同6.75セント高の541.00セント。
米農務省が明らかにした週間輸出検証高が97万6218トンとなり、事前予想上限の85万トンを上回り、強い内容だったことから、ファンド筋の買いを助長していた。米農務省の需給報告後の安値から30セント近くも戻しているが、テクニカルな買いも買い戻しを助長していた。原油相場の値崩れが圧迫要因になるとみられていたが、テクニカルな買いが勝っていたという。価格上昇に伴い、生産者の換金売りの増加も警戒されているが、生産者の売り惜しみが続いており、ハーベストプレッシャーもイマイチ。

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