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海外原油は続伸も、清算値決定にかけて値を崩す

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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海外原油は続伸も、清算値決定にかけて値を崩す

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/01/08
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
7日のNY金はドル安を好材料にして反発。NY金期近2月限は前週末比4.1ドル高の1289.9ドル、NY白金期近4月限は同2.9ドル安の824.3ドル。
前週末に強気の米雇用統計やNY株式市場の急伸もあり、金は1280ドル割れまで急落していたが、週明けは1280ドル台を維持することに。反動高や打診買いも台頭し、一時1297.0ドルまで急伸したものの、NY株式市場の続伸、それに伴う米長期金利の上昇もあり、高値では利食い売りを浴びて、1290ドル割れを強いられていた。ドル安はさらに進行していたが、株価の大幅続伸がネックに。米中の貿易交渉に対する期待もあり、安全資産としての役割後退の動きは続いていた。白金は830ドル台まで急伸していたが、利食い売りに反落。パラジウムに代わる触媒需要としての思惑買いがみられたが、実際にその動きはみられず、白金は高値警戒の動きに値を消していた。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
7日のWTI原油は続伸。ただし、清算値決定にかけて上げ幅を縮小し、NYガソリンはマイナス圏に下落する動きをみせた。WTI原油期近2月限は前週末比0.56ドル高の48.52ドル、北海ブレント期近3月限は同0.27ドル高の57.33ドル。RBOBガソリン2月限は同0.70セント安の134.08セント、NYヒーティングオイル期近2月限は同0.92セント高の177.84セント。
1月から実施されている産油国の減産に対する思惑買いが継続し、WTIは49.79ドルまで一時急伸し、50ドルを意識した展開もみせた。ドル安も支援材料になっていた。ただし、これまで産油国の減産を手掛かりにして大きく買い進まれた経緯もあり、さすがに50ドルを前にした足踏みもみられ、高値から値を消すことに。米国の在庫統計に対する事前予想がロイター通信から明らかにされているが、前回同様、かなり弱気な内容で、利食い売りの材料にもなっていた。目先は米APIの在庫統計に注目。今週から米APIも米EIAも通常の日程で発表される予定。清算値決定にかけてNYダウの上げ幅縮小に合わせて、WTIも軟化し、49ドル割れも演じていた。

(CBOT大豆)
7日のCBOT大豆は小幅続伸。期近3月限は前週末比2.00セント高の923.50セント、期近5月限は同2.50セント高の937.00セント。
米中貿易交渉の実務者による協議が北京で開催されており、中国はさらなる米国大豆の買い付けの意向を示しているとみられ、シカゴ大豆の支援材料になっている。ただし、それを期待して大きく買い進まれた経緯もあり、知ったらしまいの下げも警戒して上昇幅は限定的。実際、中国との成約に合意した後、シカゴ大豆は急落した経緯がある。米農務省が発表した週間輸出検証高は事前予想範囲内で、材料にされず。

(CBOTコーン)
7日のCBOTコーンは狭いレンジ取引の中、変わらずから小反落。期近3月限は前週末と同じ383.00セント、期近5月限は同0.25セント安の390.75セント。
南米の天候リスクを警戒する動きはあったがものの、コーン独自のこれといった支援材料が見当たらない中、前週末にかけてシカゴコーンは急伸しており、その急伸に対する利食い売りが表面化し、上げ一服をみせた。米農務省が発表した週間輸出検証高は事前予想下限を下回る低調なもので、売り材料に評価されていた。11日に予定されていた米農務省の重要な月次発表が延期されたことも、利食い売りにつながったとみられる。期近3月限はそれでも3.80ドル台を維持しているが、高値更新の動きが一巡したこともあり、テクニカルな売りに転じるかどうか注目。

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