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海外原油は期近限月中心に大幅続落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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海外原油は期近限月中心に大幅続落

  • 2021/11/05
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
4日のNY金は、米長期金利の急低下を好材料にして急反発している。NY金期近12月限は前日比29.6ドル高の1793.5ドル、NY白金期近1月限は同6.8ドル高の1029.3ドル、NY銀期近12月限は同68.0セント高の2391.1セント。
米長期金利は1.60%台から1.51%台まで大幅に低下したが、米貿易赤字が2か月連続で過去最大を更新したことが影響したとみられている。最高値更新をみせていたNYダウも利益確定売りにその後下落しており、金は安全資産として買い直されることに。米国取引時間帯の序盤に1800ドル台に上伸も、米雇用統計を控えて上げ一服。1790ドル台での取引に落ち着いていた。金や銀の急伸とは対照的に大きく買い直されていた白金とパラジウムは上げ幅を縮小。白金は株価の値崩れを嫌気して売り直されていたが、需要低迷の中、1050ドルが壁に。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
4日のWTI原油は、大幅続落を演じた。WTI原油期近12月限は前日比2.05ドル安の78.81ドル、北海ブレント期近1月限は同1.45ドル安の80.54ドル。RBOBガソリン12月限は同4.59セント安の229.26セント、NYヒーティングオイル期近12月限は同2.79セント安の240.66セント。
清算値決定前にWTI期近12月限は79ドル割れを果たした。注目のOPECプラスの閣僚級会合で、12月の増産幅は計画通りの日量40万バレルに据え置かれ、40万バレル以上の増産は見送られることになった。OPECプラスの閣僚級会合での追加増産見送り観測が支配的で、前日の急落に対する反発もあり、WTI期近12月限は一時、83.42ドルまで急伸。しかし、OPECプラスの閣僚級会合の発表を受け、また売り直され、清算値決定にかけて下げ幅を拡大することに。結果的にOPECプラスの閣僚級会合の決定は織り込み済みで、支援材料に評価されなかった。米国の原油在庫の増加傾向やガソリン価格の高騰による需要悪化も警戒され、ガソリンの値崩れも原油の圧迫要因に。また、一部ではサウジの原油生産が12月に日量1000万バレルを越えるとの情報が流れ、売り材料になったという。サウジのTVが日量1000万バレルを越えるとの見通しを示しているが、現在の協調減産体制の中、12月のサウジの生産目標はもともと日量1000万バレルを越えるもので、新規の売り材料とはいえないが、増産体制を認識する格好の売り材料に。WTI期近12月限は戻り高値から5ドル以上も急落している。ただ、WTIやブレントとも期近限月中心の急落となっている。

(CBOT大豆)
4日のCBOT大豆は、急反落し、3週間振りの安値水準まで下落している。期近1月限は前日比20.25セント安の1224.00セント、期近3月限は同19.75セント安の1235.50セント。
取引中心限月である期近1月限は高値から30セントも値を崩す場面もみせるなど、大きく値を崩していた。9日に発表される生産高予想において、米国大豆のイールドの上方修正が予想されており、生産高予想もそれによって上方修正される見込み。ロイター通信が集計したアナリストの事前予想平均でイールドは51.9ブッシェル(前月発表51.5ブッシェル)。改めて豊作が意識されたこと、南米の順調な作付も警戒され、結果的に10月15日以来の安値水準まで急落を強いられることに。

(CBOTコーン)
4日のCBOTコーンは、3営業日連続の下落となった。期近12月限は前日比4.75セント安の559.25セント、期近3月限は同4.50セント安の567.75セント。
序盤は前日の大幅安に対するポジション調整高をみせていたが、その後、シカゴ大豆の急反落とNYガソリンの大幅続落が圧迫要因となり、売り直されていた。テクニカルな売りも下げに拍車をかけたようだ。さて、米農務省は9日に生産高予想を明らかにするが、ロイター通信が集計した米国コーンのイールドの予想平均は176.9ブッシェル(前月発表176.5ブッシェル)で、生産高予想平均は150億5000万ブッシェル(同150億1900万ブッシェル)。改めて豊作を認識することに。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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