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海外原油は急反落も、下げ幅縮小

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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海外原油は急反落も、下げ幅縮小

  • 2022/06/23
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
22日のNY金は、清算値ベースで小幅安。NY金期近8月限は前日比0.4ドル安の1838.4ドル、NY白金期近7月限は同12.6ドル安の926.9ドル、NY銀期近7月限は同34.7セント安の2142.1セント。
ただ、清算値決定以降、1840ドル台を回復して上伸するなど、ドル安・ユーロ高を好感した堅調地合いが目立っていた。米長期金利が低下し、ドル安・ユーロ高が進行し、金は一時、1850ドル示現もみせた。ただ、その他貴金属や非鉄、そして原油が急落したこともあり、それに追随して値を消し、1830ドル台まで売り込まれた。下落しても、ドル安・ユーロ高が支援材料となり、結果的にはここ最近のレンジ内で推移している。パウエル米FRB議長の米上院銀行委員会での証言が注目され、ソフトランディングを目指しているとの指摘も金の支援材料になっていた。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
22日のWTI原油は、急反落するものの、安値から大きく買い直されている。WTI原油期近8月限は前日比3.33ドル安の106.19ドル、北海ブレント期近8月限は同2.91ドル安の111.74ドル。RBOBガソリン8月限は同3.45セント高の372.98セント、NYヒーティングオイル期近8月限は同4.95セント高の428.08セント。
インフレ圧力が高まる中、四半期末を意識したファンドの資金引き揚げが加速し、相次ぐストップロスの売りがヒットして、WTI期近8月限は101.53ドルの安値を示現するなど、急反落を強いられた。週明けの高値から10ドルも急落したことになる。ただ、安値示現から急ピッチの戻りをみせたが、安値拾いの買いが台頭したこと、パウエル米FRB議長が議会証言で、ソフトランディングを指摘したこともあり、利上げによる石油需要の落ち込みも限定的との思惑買いにつながったようだ。特に石油製品の出直りが目立つ展開に。清算値決定にかけて、ガソリン・ヒーティングオイルとも高値更新を演じた。バイデン米大統領が今夏のガソリン税廃止を議会に要求したこともりあり、石油需要の落ち込みも限定的との観測につながったともみられる。石油製品の切り返しに合わせ、海外原油は大きく買い直され、WTI期近8月限で107ドル台回復もみせた。下ヒゲの長いチャートを形成しており、目先の下値確認期待もあり、テクニカル面での買いも催促されていた模様。WTI期近8月限は清算値決定前に117.29ドルまで買い直されたものの、清算値決定直前に戻り高値から1ドル以上も売り直されるなど、高値警戒もみせた。

(CBOT大豆)
22日のCBOT大豆は、続急落を演じているが、海外原油の急落が圧迫要因になっていた。期近7月限は前日比26.75セント安の1654.25セント、新穀11月限は同31.00セント安の1479.50セント。
米コーンベルトでのホット&ドライ解消と月末発表される作付面積に対する警戒もあり、ファンド筋の手じまい売りを促し、新穀限月中心に一段安となった。シカゴ小麦が買い戻しに急伸する場面もみせたが、原油主体の動きをみせていたこともあり、大豆の戻りは限定的。新穀11月限で100日移動平均線を下回る動きをみせており、さらに下押し、200日移動平均線を試すかどうか注目されている。

(CBOTコーン)
22日のCBOTコーンは、期近7月限を除いて続落している。期近7月限は前日比5.50セント高の766.25セント、新穀12月限は同8.50セント安の693.00セント。
期近7月限はシカゴ小麦が買い戻しに急伸したこともあり、それに追随して買い進まれ、プラス圏に入った。シカゴ小麦は欧州取引時間帯に急伸し、一時30セント以上も買い進まれた。売られ過ぎ警戒に加えて、黒海からの小麦輸出に対する懸念が支援材料に。トルコと国連、そしてウクライナとロシアにおいて、黒海からの穀物輸出に関する協議が行われる見通しもあり、小麦の急落要因になっていたが、ロシア軍によるウクライナ南部での攻撃が続いており、楽観ムードは後退することに。コーンの輸出も厳しいとみられ、期近7月限の買い戻しにつながったようだ。新穀12月限は米コーンベルトの天候改善が引き続き売り材料に。ただ、6.90ドルでの下値固めもみられる。天候相場の本番は7月以降で、それを前にしての天候プレミアムの解消は行き過ぎとの声も。引けにかけて小麦が上げ幅を大きく縮小し、コーン新穀12月限は売り込まれるなど、上値の重い展開に。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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