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海外原油は弱気な在庫統計を嫌気して反落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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海外原油は弱気な在庫統計を嫌気して反落

  • 2021/01/14
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
13日のNY金は、米長期金利の低下を背景に反発している。NY金期近2月限は前日比10.7ドル高の1854.9ドル、NY白金期近1月限は同42.9ドル高の1110.7ドル、NY銀期近3月限は同13.7セント高の2557.2セント。
米長期金利は前日、1.18%台まで急上昇したが、その後、1.08%台まで大きく低下している。米長期金利の急上昇が圧迫要因となっていた金市場にとっては好都合でもあり、金の出直りにつながったといえる。ただ、1860ドル台に抵抗をみせるなど、米長期金利が急低下したほど、金の上昇にはつながっていない。米国取引時間帯の金の高値は1862ドルで、前日の高値である1864ドルに至らず、1850ドル台半ばの取引が中心だった。ドル高・ユーロ安が上値を抑制していたという。結果的に200日移動平均線の水準で清算値が決定しているが、米長期金利が急低下しても、戻り切れない金の上値の重さを警戒する向きもある。白金は非鉄の続伸を好感して急伸し、1100ドル台回復へ。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
13日のWTI原油は、弱気な米在庫統計を嫌気して反落。WTI原油期近2月限は前日比0.30ドル安の52.91ドル、北海ブレント期近3月限は同0.52ドル安の56.06ドル。RBOBガソリン2月限は同0.42セント安の154.88セント、NYヒーティングオイル期近2月限は同0.22セント高の159.89セント。
サウジの自主減産を好材料にしてWTI期近2月限は53.93ドルまで上昇を演じたものの、結果的に54ドルを示現する前に、調整安を強いられることになった。ドル高を警戒して54ドル台に抵抗をみせていたが、米EIAの在庫統計に対する期待もあり、53ドル台半ばで推移していた。注目の米EIAの在庫統計で、原油在庫は前週比324.8万バレル減、ガソリン在庫は同439.5万バレル増、中間留分在庫は同478.6万バレル増。原油在庫は減少したものの、石油製品がそれ以上に増加していることから期待外れの内容となり、53ドル割れのキッカケとなった。ガソリン需要は日量800万バレルを引き続き、下回るなど、低迷しており、需要悪化を無視した強引な上昇にブレーキがかかることに。ただ、サウジの自主減産を材料にした先高期待も根強いためか、下げは限定的だったともいえる。

(CBOT大豆)
13日のCBOT大豆は、利食い売りに反落。期近3月限は前日比12.00セント安の1406.25セント、新穀11月限は同1.50セント安の1175.00セント。
コーン急伸の勢いの中、大豆も連想で買い進まれたが、さすがに高値警戒から値崩れをみせており、期近中心に反落している。取引中心限月である期近3月限は14ドル台維持も、チャート上での上ヒゲを形成しており、今後のテクニカルな売りも警戒されている。前日、米農務省が明らかにした各種発表で、大豆が急騰するほどの内容でなかったことも認識されている。一方、強気スプレッド(期近買い・期先売り)の解消の影響で、新穀限月である期先11月限は戻りをみせていた。

(CBOTコーン)
13日のCBOTコーンは、大幅続伸も上げ幅を縮小している。期近3月限は前日比7.00セント高の524.25セント、新穀12月限は同6.00セント安の451.50セント。
期近3月限は5.4150ドルまで一時急伸するなど、続騰を演じた。前日の米農務省のサプライズの発表が引き続き、大きな支援材料になっていたためで、米国コーンの需要増加観測や生産者のヘッジ買いもみられ、上げ幅を拡大したという。ただ、大豆や小麦の反落もあり、コーン市場でも利益確定売りにつながり、米国取引時間帯の序盤に付けた高値から徐々に売られる展開に。チャート上では、明らかに上ヒゲの長いチャートを形成しており、明日下落すれば、テクニカルな売りにつながる可能性も。一方、新穀限月である期先12月限は反落しており、期近の値崩れのヘッジとして売られていた。

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