株式会社フジトミは投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

海外原油は小反発にとどまる

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

ピックアップコンテンツ

  • Fujitomi market news
  • トレーダーズショップ
  • TOCOMスクエア
  • リモートサービス
商品市場情報

海外原油は小反発にとどまる

商品先物 有料マーケット情報
  • 2018/12/29
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
28日のNY金は続伸し、6か月振りの高値を示現している。NY金期近2月限は前日比1.9ドル高の1283.0ドル、NY白金期近4月限は同5.0ドル安の796.4ドル。
ドル安を材料にして一段と上伸したものの、週末要因のポジション調整による利食い売りもみられ、やや上げ渋りをみせていた。NY株式市場は不安定な動きを続けているが、その分、金のヘッジ買いを誘っていたという。さらなる上昇には新たな支援材料が必要との声も挙がっていた。白金は対照的に反落しており、今回も800ドル台が売り場提供に。800ドルを挟む動きをみせており、現時点で居心地の良い水準ともみられている。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
28日のWTI原油は反発。WTI原油期近2月限は前日比0.72ドル高の45.33ドル、北海ブレント期近2月限は同0.04ドル高の52.20ドル。RBOBガソリン2月限は同1.64セント高の130.14セント、NYヒーティングオイル期近2月限は同1.31セント安の166.04セント。
序盤はNY株式市場の切り返しを好感して急伸しており、WTI期近2月限は46.22ドルを示現。しかし、米国の原油増産傾向や1月からの産油国の減産に対する懐疑的な見方から、その後値崩れを強いられ、高値から2ドル近く急落した。さて、日本時間29日深夜1時に米EIAの週間石油在庫統計が発表され、原油在庫は前週比4.6万バレル減、ガソリン在庫は同300.3万バレル増、中間留分在庫は同0.2万バレル増、製油所稼働率は95.1%(前週95.4%)。WTI原油の認証在庫であるクッシング在庫が79.9万バレル増。石油需要は日量2074.1万バレル(前週2232.9万バレル)、原油生産は日量1170.0万バレル(同1160.0万バレル)で、全般に弱い内容となった。それまですでに値崩れをみせていたため、反応はイマイチ。その後、NY株式市場の急伸から45.70ドルまで買い直された。しかし、株価のその後の値崩れもあり、原油も上げ幅縮小へ。ここにきて、株式市場の不安定な動きに振り回されている。

(CBOT大豆)
28日のCBOT大豆は中国による買い付け期待から急伸している。期近1月限は前日比13.75セント高の882.75セント、期近3月限は同13.00セント高の895.50セント。
南米の豊作観測から軟調地合いを強いられていたが、その下落によって中国が改めて買い易い値位置になったとの観測もあり、買い材料に。期近1月限が8.70ドルを維持したこともテクニカルな買いにつながったとみる。こうして急伸すると、また南米のつなぎ売りが台頭することになるため、不安定な展開は続くとみる。

(CBOTコーン)
28日のCBOTコーンは小幅続伸。期近3月限は前日比0.50セント高の375.00セント、期近5月限は同0.75セント高の383.00セント。
大豆急伸を材料にして堅調地合いが中心に。ただ、米EIAの在庫統計でエタノール生産のさらなる減少も指摘されたことで、上値の重い展開に。コーンの需要の中心であるエタノール需要の低迷が懸念さされる中、上値も限られるとの見方は少なくない。

一覧へ戻る

ピックアップコンテンツ

  •  
  • リモートサービス