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海外原油は大幅続伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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商品市場情報

海外原油は大幅続伸

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/01/09
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
8日のNY金は反落。NY金期近2月限は前日比4.0ドル安の1285.9ドル、NY白金期近4月限は同2.5ドル安の821.8ドル。
NY株式市場の続伸とそれを好感して米長期金利が一段と上昇しており、ドル高が進行している。NY金はアジア時間帯で1291.4ドルの高値示現も、その後、1280.2ドルまで急落した。ただし、ドル高も一服したこともあり、1280ドル台をひとまず維持している。米中の貿易交渉に対する厳しい状況に変わりないものの、株式市場ではなお期待先行の展開に。ところで、来週15日に英国ではEU離脱を巡る議会での採決が決定しており、週明けの波乱含みも懸念されている。金は安全資産としての役割に期待する向きもある。白金は続落へ。パラジウムが大幅続伸となったが、対照的な動きである。自動車用触媒として、一部ではパラジウムから白金へのシフトの観測が出ていたが、その後もパラジウムが急騰していることから、その観測が現実味を帯びていないことから白金は下げを強いられているという。830ドル台は目先の壁とみられている。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
8日のWTI原油は続伸。WTI原油期近2月限は前日比1.26ドル高の49.78ドル、北海ブレント期近3月限は同1.39ドル高の58.72ドル。RBOBガソリン1月限は同2.18セント高の136.26セント、NYヒーティングオイル期近1月限は同4.86セント高の182.70セント。
米国の弱気な在庫統計を警戒してアジア時間帯では反落する場面もあったが、欧州時間帯以降は堅調地合いをみせていた。産油国の減産による需給バランスの改善期待、さらに米中の貿易交渉への今後の期待も支援材料になっていた。WTIは49.95ドルまで急伸し、50ドルを意識する水準まで大きく買い進まれたが、さすがに米APIの在庫統計を前にして利食い売りに上げ一服。原油在庫は減少が予想されているが、クリスマスから年末年始に向けての原油生産の減少と輸入減が影響するとみられ、時期的にも減少し易い。一方で、石油製品在庫が急増するとみられている。

(CBOT大豆)
8日のCBOT大豆は利食い売りに反落。期近3月限は前日比5.75セント安の918.50セント、期近5月限は同5.25セント安の931.75セント。
米中の貿易交渉では、中国による米国大豆のさらなる輸入拡大で合意したとみられるが、それを先取りする格好でシカゴ大豆は急伸してきただけに、知ったらしまいの利食い売りで反落している。南米の天候リスクによる生産高の下方修正でも、大豊作水準に変わりないとみられるだけに、新規の買い材料に乏しく、期近3月限の9ドルを試す動きも予想されるとの弱気な声も挙がっていた。

(CBOTコーン)
8日のCBOTコーンは大豆安に追随して売られる。期近3月限は前日比2.00セント安の380.25セント、期近5月限は同2.25セント安の388.00セント。
コーン市場でも大豆市場同様、利益確定の売りが先行し、期近3月限は3.80ドルを下回る展開をみせた。米中貿易交渉において、米国大豆の輸入拡大は中国側から指摘されたとみられるが、当初から指摘されていた米国コーンの輸入に関する言及はなく、やや失望に似た売りも目立っていた。小麦はロシアの輸出に対する懸念から米国小麦の輸出が期待され、上伸しているものの、コーンの支援材料になり切れず。このまま、ズルズルとシカゴコーンは下押しすることも警戒されている。

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