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海外原油は大幅続伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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商品市場情報

海外原油は大幅続伸

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/01/05
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
4日のNY金はNY株式市場の急伸を嫌気して急反落を強いられ、一時1280ドル割れを演じた。NY金期近2月限は前日比9.0ドル安の1285.8ドル、NY白金期近4月限は同27.9ドル高の827.2ドル。
注目の12月の米雇用統計で、非農業部門就業者数が31万2000人増で、事前予想を大きく上回った。失業率は3.9%で、0.2%後退したが、平均時給が前月比0.3%増となり、前月の0.2%増を上回った。強気の雇用統計と評価され、NY株式市場は急反発となり、逆に安全資産としての役割後退も意識され、NY金は急落し、一時1280ドルを割り込んだ。昨年6月19日以来の1300ドル示現から、アッサリ20ドル以上も急落している。ただ、不安定な金融市場の動きを警戒して、1280ドル割れではヘッジ買いもみられ、下げ幅を縮小していた。一方、需要増加期待からパラジウムが急伸し、最高値を更新。それに追随して白金も大きく買い進まれることに。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
4日のWTI原油は大幅続伸。WTI原油期近2月限は前日比0.87ドル高の47.96ドル、北海ブレント期近3月限は同1.11ドル高の57.06ドル。RBOBガソリン1月限は同0.17セント安の134.78セント、NYヒーティングオイル期近1月限は同2.72セント高の176.92セント。
産油国の減産に対する思惑買いに一段高をみせたが、米EIAの弱気な在庫統計を受けて、上げ幅を縮小した。米EIAの週間在庫統計で、原油在庫は前週比0.7万バレル増、ガソリン在庫は同689.0万バレル増、中間留分在庫は同952.9万バレル増、製油所稼働率は97.2%(前週95.1%)。石油需要は日量1905.6万バレル(同2074.1万バレル)、ガソリン需要は同862.3万バレル(同934.8万バレル)で、在庫や需要面からみてかなり弱い内容となった。このため、49.22ドルまで急伸していたWTIも48ドル割れをみせるなど、上げ一服へ。それでも、産油国の減産に対する期待から47.60ドル台での下値固めを経て、また48ドル台回復へ。それでもかなり弱気な在庫統計だったこともあり、49ドル台を示現したような勢いはみられず。

(CBOT大豆)
4日のCBOT大豆は大幅続伸となった。期近3月限は前日比9.50セント高の922.25セント、期近5月限は同9.75セント高の935.25セント。
FCストーンがブラジル大豆の生産高を前回予想から400万トンも下方修正したことで、ブラジルの大豊作観測が一歩後退し、ブラジルの天候リスクを警戒する状況となった。さらに、米中の貿易摩擦の解消期待からの思惑買いやテクニカルな買いが加わり、ほぼ高値引けとなった。連日の高値引けで、さらなる上昇も期待しているようだ。7日から米中の実務者による協議が実施されることが決定し、その動向も注目されている。

(CBOTコーン)
4日のCBOTコーンは続伸。期近3月限は前日比3.00セント高の382.75セント、期近5月限は同3.00セント高の390.50セント。
コーン独自の支援材料はなく、テクニカルな買いが中心だったが、南米の天候不順による作柄後退懸念はコーンのファンダメンタルズの支援材料と評価できる。インフォーマが米冬小麦の生産高下方修正を実施したことも、コーンの買いにつながっていた。期近3月限は3.80ドル台での下値固めの様相もみせている。来週11日に米農務省の重要な発表が控えており、それに向けての期待先行の展開ともみられている。

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