株式会社フジトミは投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

海外原油は大幅続伸、NYダウ急反発に追随して大きく買われる

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

ピックアップコンテンツ

  • Fujitomi market news
  • トレーダーズショップ
  • TOCOMスクエア
  • リモートサービス
商品市場情報

海外原油は大幅続伸、NYダウ急反発に追随して大きく買われる

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/08/14
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
13日のNY金は、大波乱を演じている。NY金期近12月限は前日比3.1ドル安の1514.1ドル、NY白金期近10月限は同4.3ドル安の859.7ドル、NYパラジウム期近9月限は同20.7ドル高の1451.5ドル。
米中の貿易リスクを警戒して欧州時間帯に1546.1ドルの高値を付けた。その後、米国による9月1日からの中国に対する追加関税が明らかにされたが、スマートフォンや衣類などは12月15日まで延期することも同時に示されたことで、NYダウが急伸。それを受けて、金は手じまい売りを浴びて、ジリ貧へ。1525.0ドルを下回ると、ストップロスの売りがヒット。その20分後には1488.9ドルまで急落した。さすがに1500ドル割れでは値ごろ買いも膨らみ、1510ドル台回復をみせたが、NYダウの急反発もあり、1520ドルを壁にした動きをみせていた。株価急反発を受け、パラジウムは大幅続伸。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
13日のWTI原油は、大幅続伸し、57ドル台回復の動きをみせた。WTI原油期近9月限は前日比2.17ドル高の57.10ドル、北海ブレント期近10月限は同2.73ドル高の61.30ドル。RBOBガソリン9月限は同7.12セント高の173.64セント、NYヒーティングオイル期近9月限は同7.15セント高の187.73セント。
ほぼ前週の下げ幅を取り戻す連日の急伸を演じている。米USTR(通商代表部)は9月1日から中国からのほぼすべての輸入しな品に関税を課す「第4弾」を実施することを公表した。10%を上乗せする格好ながら、スマートフォンや衣類などの一部製品への適用は12月15日まで延期するともしている。延期するが示されると、米中の貿易交渉に対する期待が高まり、NYダウが急伸。原油も追随して買い進まれることになったという。米中の貿易摩擦のリスクの解消には実際には厳しい状況ながら、金融市場の楽観ムードが、原油・石油製品市場でのテクニカルな買いを促す結果となった。かなり乱暴な上昇を原油は続けているが、WTIはまた200日移動平均線を上値抵抗にするとみられ、目先の上昇余地は限定的ともいえる。

(CBOT大豆)
13日のCBOT大豆は、反発。期近9月限は前日比11.00セント高の877.75セント、期近11月限は同11.00セント高の890.25セント。
トランプ米大統領がツイッターで、中国による米国産農産物の購入を期待するとコメントしたことをキッカケに、中国による一部輸入停止の解除期待の思惑買いが台頭し、上伸へ。前日、米農務省が発表した大豆に関する強気の生産高予想も再認識され、上げ幅を拡大したという。大豆買い・コーン売りのスプレッドも活発化していた模様。

(CBOTコーン)
13日のCBOTコーンは、大幅続落し、新穀12月限は5月13日以来の水準まで急落を強いられた。期近9月限は前日比19.50セント安の365.75セント、期近12月限は同16.25セント安の376.50セント。
ファンドの整理売りがなお活発化し、ほぼ安値引けとなった。5月13日の安値が3.6375ドルだけに、目先、12月限の3.70ドル割れも十分想定されるという。作付遅れを材料にして、5月13日以降、シカゴコーンは急伸したが、ほぼ行って来いの展開で、天候リスクが解消に向かっている。大豆買い・コーン売りのスプレッドも下げを大きくしたとみられている。現物相場も急落しており、先物の圧迫要因にもなっていたという。

一覧へ戻る

ピックアップコンテンツ

  •  
  • リモートサービス