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海外原油は反発も、WTIは上げ幅縮小

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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海外原油は反発も、WTIは上げ幅縮小

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/09/20
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
19日のNY金は、反落しているが、下げ幅を縮小している。NY金期近12月限は前日比9.6ドル安の1506.2ドル、NY白金期近10月限は同7.8ドル高の942.4ドル、NYパラジウム期近9月限は同30.4ドル高の1612.6ドル。
米FOMC声明によって今回の追加利下げで、米利下げが打ち止めになる可能性も示唆されるなど、金の取り巻く環境の変化もあり、米FOMC声明発表後に1490.7ドルまで一時急落。再開後の安値は1496.3ドルとなり、下げはひとまず一服。市場ではトランプ米大統領による利下げ圧力に変わりないだけに、さらなる追加利下げを強いられるとの観測もあり、結果的には1500ドル割れでの打診買いにつながっていた。一時、1510ドル台回復までの上伸をみせたが、プラス圏回復には至らず。今後、実需の買いが継続するかどうか注目されており、1500ドル割れの買いが予想されても、上値追いの買いは限定的とみる向きも。パラジウムが急伸し、改めて1600ドル台を回復したが、テクニカルな買いと南アの供給不安が買い材料に。これに追随して白金も出直りをみせ、940ドル台回復をみせた。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
19日のWTI原油は、一時59ドル台半ばまで反発したが、その後、高値から大きく値を消し、上げ幅を縮小している。WTI原油期近11月限は前日比0.15ドル高の58.19ドル、北海ブレント期近11月限は同0.80ドル高の64.40ドル。RBOBガソリン10月限は同4.30セント高の170.07セント、NYヒーティングオイル期近10月限は同3.16セント高の200.49セント。
トランプ米大統領がイランに対する新たな経済制裁を48時間以内に発表すると指摘するなど、中東リスクが認識される中、サウジの原油生産の完全復旧が11月末にズレ込むとの情報も流れ、支援材料に。サウジは当初、9月末の完全復旧を示唆していたが、それが先送りされることになる。上昇局面では、WTIの認証在庫であるクッシング在庫が2018年10月以来の低い水準にあることも、買い材料となり、WTI期近11月限は59.49ドルまで一時急伸した。しかし、その後、WTIは1ドル以上も急落している。サウジの供給不安の長期化は米国の原油増産を促す可能性もあり、中東依存度を大幅に低下している米国の原油の供給過剰につながることに。また、その他産油国の増産を促すことになるため、原油の戻りは売り場提供に。ブレントはNY石油製品の急伸を好感してWTIほどの値崩れには至らず、WTI売り・ブレント買いのスプレッドに支えられていた。NY石油製品はテクニカルな買いに加えて、駆け込み需要を期待する動きに急反発している。

(CBOT大豆)
19日のCBOT大豆は、小反発。期近11月限は前日比4.75セント高の893.50セント、期近1月限は同4.00セント高の906.25セント。
狭いレンジで推移していたが、米中の貿易交渉に対する期待から新穀11月限は8.90ドル台を回復した。しかし、9ドルはなお大きな上値抵抗に。チャート上ではペナントを形成しつつあり、どちらかに大きく振れるリスクも高まっているとの指摘も。新規の材料が乏しいだけに、大豆市場での仕掛けも現在は短期勝負が中心になっているという。

(CBOTコーン)
19日のCBOTコーンは、小幅続伸。期近12月限は前日比1.75セント高の373.00セント、期近3月限は同1.75セント高の384.25セント。
新穀12月限は3.70ドルを挟む動きをみせたが、引けにかけて買い進まれ、小幅ながら続伸している。トランプ米大統領がエタノール需要拡大を示唆する政策を推し進めており、そのひとつとして、ブラジルのエタノール輸入の無関税枠の拡大で合意したことも買い材料に。その一方、ブラジルのコーン輸出の拡大につながるとして、必ずしも支援材料になり切れず、上昇も限定的に。16日の高値である3.7475ドルを上抜けるかどうかポイントに。

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