フジトミ証券株式会社は投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

海外原油は上伸も、高値から大きく値を消す

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

ピックアップコンテンツ

  • 個別WEBセミナー
  • Fujitomi market news
  • トレーダーズショップ
  • リモートサービス
商品市場情報

海外原油は上伸も、高値から大きく値を消す

  • 2021/11/09
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
8日のNY金は、大幅続伸。NY金期近12月限は前週末比11.2ドル高の1828.0ドル、NY白金期近1月限は同24.2ドル高の1060.0ドル、NY銀期近12月限は同38.5セント高の2454.2セント。
その他貴金属の強調地合いが金の大きな支援材料になっていた。米長期金利はジリジリと上昇をみせ、週明けの金の圧迫要因になるとみられていたが、その他貴金属の強調地合いが支えになり、米長期金利の上昇は売り材料になり切れず。特に、非鉄の急騰が銀や白金の支援材料になっているという。銀・白金とも清算値決定後に高値更新をみせていた。金は1830ドルを試す水準まで急伸しているが、米長期金利の上昇もあり、1830ドルに対する警戒もくすぶっている。白金はテクニカルな買いも重なり、上げ幅を拡大している。ただ、実勢悪も警戒され、1070ドルは大きな壁になるとみられている。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
8日のWTI原油は、上伸するものの、高値から大きく値を消している。WTI原油期近12月限は前週末比0.66ドル高の81.93ドル、北海ブレント期近1月限は同0.69ドル高の83.43ドル。RBOBガソリン12月限は同0.13セント高の232.22セント、NYヒーティングオイル期近12月限は同1.15セント高の246.71セント。
週明けから買いが先行し、WTI期近12月限は欧州時間帯に82.67ドルの高値を示現した。バイデン米大統領が記者の米戦略備蓄放出に関する質問に対して、否定的な見解を述べたこともあり、週明けの買い材料になっていた。ただ、その後、グランホルム米エネルギー長官が、今週中にバイデン米大統領がガソリン価格高騰に対する行動を起こすと指摘したことで、高値警戒からの利益確定売りが台頭。NYガソリンがマイナス圏まで値崩れするなど、原油も上げ幅縮小へ。米国取引時間帯にWTI期近12月限は82.20ドルまで何度も買い進まれたが、結果的に82ドル台での買いは続かず、81ドル台半ばでの取引が中心に。ロイター通信が集計したアナリストの事前予想で、原油在庫は前週比190万バレル増と明らかにされたことも売り材料に。

(CBOT大豆)
8日のCBOT大豆は、大幅続落。期近1月限は前週末比17.75セント安の1187.75セント、期近3月限は同17.75セント安の1199.75セント。
期近1月限は12ドルの大台を割り込み、一代足でみると、今年3月以来の安値水準まで急落している。米農務省が明らかにした週間輸出検証高は264万6892トンで、事前予想上限の251.5万トンを上回る強い内容だった。しかし、過去の輸出であり、ここ最近の中国の成約がスローで、低調なことが警戒されている。南米の大豆の作付が極めて順調なためと考えられる。ブラジルの4日現在の作付進捗率は67%(前週52%)で、前年同期の56%を上回っており、豊作観測の下、極めて順調。また、米コーンベルトでの急ピッチの収穫も想定され、荷圧迫に大豆は大幅続落を強いられていたという。

(CBOTコーン)
8日のCBOTコーンは、小幅続落ながら、これで5営業日連続の下落となった。期近12月限は前週末比1.00セント安の552.00セント、期近3月限は同1.00セント安の561.25セント。
全般に狭いレンジで推移していたが、9日の米農務省の生産高予想と需給報告待ちの様相が支配的。小麦の堅調地合いが好感され、自律反発もみせていたが、大豆の急落を嫌気して戻りは売り場提供に。コーン市場でも順調な米コーンベルトでの収穫が懸念されていた。生産高予想では、イールドの上方修正が予想され、弱気内容が期待される一方、強い内容が期待される小麦の相場動向も注目されている。

一覧へ戻る

※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

ピックアップコンテンツ

  • 個別WEBセミナー
  • Fujitomi market news
  • 日本証券業協会
  • 証券・金融商品あっせん相談センター
  • リモートサービス