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海外原油はドル安で買い直され、続伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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海外原油はドル安で買い直され、続伸

商品先物 有料マーケット情報
  • 2017/10/12
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
11日のNY金は反落。NY金期近12月限は前日比4.9ドル安の1288.9ドル、NY白金期近1月限は同3.3ドル安の933.2ドル。
前日の高値を上抜けず、引き続き20日移動平均線が上値抵抗になっていた。北朝鮮の弾道ミサイル発射の可能性はなおくすぶっているものの、米国による軍事攻撃リスク懸念は目先、後退している。また、スペインの独立問題も独立宣言の延期もあり、こちらも後退へ。地政学リスクを手掛かりにして急伸したNY金は上げ一服へ。ドル安進行もあり、1290ドル台回復もみられるが、1300ドルはかなり大きな壁とみられ、1290ドル台での買いは消極的。一方、パラジウムが続騰へ。株高と非鉄続伸を好感している。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
11日のWTI原油は波乱の中、続伸。WTI原油期近11月限は前日比0.38ドル高の51.30ドル、北海ブレント期近12月限は同0.33ドル高の56.94ドル。RBOBガソリン11月限は同1.77セント高の160.92セント、NYヒーティングオイル期近11月限は同2.12セント高の178.61セント。
注目の月報が相次いで発表された。OPEC月報で、OPECの9月の産油量は前月比8万9000バレル増の日量3306万バレル。減産達成率は100%から98%に低下していた。一方、2018年の世界の石油需要は日量138万バレル増として、前月予想の135万バレル増を上方修正した。その後発表された米EIAの月報で、2017年の米国の石油需要は23万バレル増(前月予想は35万バレル増)、2018年の需要は42万バレル増(同40万バレル増)とされた。米国の原油生産は日量38万バレル増(同40万バレル増)にやや下方修正されていた。OPEC月報によって、ロイター通信が指摘したように、OPECの増産と減産達成率の低下が確認されたことで、米国の原油輸出拡大観測で上伸していたWTIは51.42ドルの高値から51ドル割れを強いられた。その後に発表される米EIAの月報に対する警戒もあり、50.61ドルまで下落。ただ、米EIAの在庫統計で、米国の原油増産幅が下方修正されたこともあり、またドル安進行も手伝って、WTIはまた51ドル台回復へ。12日にはIEAの月報が発表される。サウジの11月の原油輸出削減を受けて、米国原油の輸出拡大から、引き続き、WTI買い・ブレント売りのスプレッドが目立っていたという。

(CBOT大豆)
11日のCBOT大豆は変わらずから小幅高で引けた。期近11月限は前日と変わらずの966.00セント、期近1月限は同0.50セント高の976.75セント。
米農務省の生産高予想と需給報告の発表を翌日に控えて、狭いレンジの値動きに終始した。さらなる米国大豆の生産高の上方修正が期待されるものの、期末在庫の下方修正も予想されるため、強弱材料が交錯する内容が想定されている。収穫遅れがみられるものの、降霜懸念がない分、収穫遅れが作柄悪化につながるとの見方も限定的。大豊作の下、若干の作柄悪化もカバーしてしまうとの見方である。まずは、米農務省の発表待ち。

(CBOTコーン)
11日のCBOTコーンはさらに値を消し、ほぼ安値引けとなった。期近12月限は前日比3.50セント安の345.75セント、期近3月限は同3.75セント安の359.00セント。
米農務省の生産高予想と需給報告を控えて、テクニカルな売りを浴びていたという。期近12月限は3.50ドルを壁にして、今週に入って連日の安値を更新している。米国コーンの生産高の上方修正が期待され、また、期末在庫が下方修正されても、供給過剰に変わりないとの見方が一般的。市場では供給過剰の中、長期的な下降トレンドを形成しているとみられている。

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