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海外原油とシカゴ大豆が急落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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海外原油とシカゴ大豆が急落

  • 2020/10/13
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
12日のNY金は、小幅続伸。NY金期近12月限は前週末比2.7ドル高の1928.9ドル、NY白金期近1月限は同18.0ドル安の876.3ドル、NY銀期近12月限は同16.3セント高の2527.1セント。
週明け早々、期近12月限は1939.4ドルまで急伸し、前週末に急騰を演じた強調地合いを継続する値動きをみせた。しかし、1940ドルに抵抗をみせたこともあり、その後、1920ドル台まで下落し、一時、マイナス圏まで下落することに。トランプ政権が民主党に提案していた追加の経済対策は結果的に受け入れられず。このため、ドル安・ユーロ高にブレーキがかかったことも、上げ一服の様相につながったという。コロンブスデーのため、商いは低調で、新規仕掛けが限定的で、上値の重い要因になっていた。白金とパラジウムは急落しており、NY株価急伸は支援材料にならず。独自のファンダメンタルズ悪化が認識されての下落とみられる。白金は欧州での新型コロナウイルス感染拡大による自動車生産と販売への悪影響が懸念されていた。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
12日のWTI原油は、急落し、39ドル台に値を消している。WTI原油期近11月限は前週末比1.17ドル安の39.43ドル、北海ブレント期近12月限は同1.13ドル安の41.72ドル。RBOBガソリン11月限は同2.75セント安の117.57セント、NYヒーティングオイル期近11月限は同3.62セント安の115.71セント。
週末にノルウェー沖の石油・ガス田のストライキが終焉し、また、ハリケーン「デルタ」も上陸したことで、週明けからの復旧の動きがみられるなど、週末のイベントリスク解消の動きから、知ったらしまいの展開から下げるべくして下落している。下落局面では、新型コロナウイルス感染拡大による石油需要の後退が圧迫要因となり、前週発表された弱気な米EIAの月報も圧迫要因になっていた。ここでは米国の石油需要が下方修正されていた。目先は13日にOPECが明らかにする月報で、前月下方修正された世界の石油需要がさらに下方修正されるか注目されている。NY株価の急伸もあり、ひとまず39ドル台を維持したとみられる。

(CBOT大豆)
12日のCBOT大豆は、ハーベストプレッシャーを意識して急反落している。期近11月限は前週末比31.50セント安の1034.00セント、期近1月限は同28.25セント安の1037.50セント。
週明けのシカゴコーンは強気の米農務省の生産高予想と需給報告を好感して上伸していたが、前週末の高値更新には至らず。2年振りの高値水準に対する警戒と目先のハーベストプレッシャーを意識して、その後急落を強いられることになり、前週末の高値から40セント以上も急落する場面もみせた。ちょうど、大豆の収穫がピークを迎えるころで、生産者の換金売りも急増するとみられ、それにタイミング良く、大豆相場は急騰していたため、生産者の先物市場でのヘッジ売りも週明けに急増した模様。また、12日はコロンブスデーのため、米農務省の発表も一日延期されることになっているが、そのため、中国による成約も明らかにされず。売られ易い環境だったとみられる。大陰線を形成しており、目先は一段安も想定されるが、収穫終盤戦になれば、ポスト=ハーベストの動きで、急ピッチの戻りも予想されるという声も。

(CBOTコーン)
12日のCBOTコーンは、大豆の大幅安に追随して反落している。期近12月限は前週末比6.25セント安の388.75セント、期近3月限は同5.25セント安の397.00セント。
週明けのシカゴコーンは大豆以上に堅調地合いをみせ、期近12月限は3.9925ドルまで買い進まれ、4ドル目前に迫った。大豆は高値更新に抵抗をみせていたが、コーンは高値更新をみせていた。しかし、大豆の急反落を無視できず、大豆が引けにかけて下げ幅を拡大する動きに合わせて、コーンも下げ幅を拡大するなど、大豆同様、大陰線を形成している。ここ2週間で25セントも急騰したため、3分の1押しのポジション調整安ともいえる。引け間際には小麦の切り返しを好材料にして下げ幅を縮小した。
コロンブスデーのため、米農務省の週間輸出検証高やデイリーベースの成約高、生育進展や作柄状況の発表も一日延期される。南米の乾燥した天候は引き続き、懸念材料となっているため、期近12月限は3.80ドル台半ばでの下値固めの様相との見方も。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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