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株価急落を好材料にしてNY金は大幅続伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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株価急落を好材料にしてNY金は大幅続伸

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/01/04
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
3日のNY金は急伸し、連日の高値更新をみせている。NY金期近2月限は前日比10.7ドル高(4日分合計で13.7ドル高)の1294.8ドル、NY白金期近4月限は同4.7ドル安(同2.1ドル安)の799.3ドル。
アップルは前日、2018年第4四半期の売上高見通しを下方修正したことをキッカケにして世界的な株式市場の下落につながり、金はヘッジとして買い進まれていた。特に、NY株式市場の大幅安が加速するほど、金は上げ幅を拡大し、1300ドルを意識する水準まで急伸している。また、3日から米議会下院では民主党が過半数を占める状況となるため、トランプ政権のリスクが高まるとして、1300ドルは通過点との見方は少なくない。一方、白金は反落しているが、800ドルを挟む動きに変わりないものの、金とのサヤが拡大している。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
3日のWTI原油は4営業日連続で上昇し、清算値決定にかけて買い直される展開を演じていた。WTI原油期近2月限は前日比0.55ドル高(4日分合計で2.48ドル高)の47.09ドル、北海ブレント期近3月限は同1.04ドル高(同3.22ドル高)の55.95ドル。RBOBガソリン2月限は同2.39セント高(同6.45セント高)の134.95セント、NYヒーティングオイル期近2月限は同4.14セント高(同6.85セント高)の174.20セント。
アップルは前日、2018年第4四半期の売上高見通しを下方修正したことで、NYダウ先物が急落し、世界的なその後の株安をもたらしていた。NY株式の上伸を材料にしてNYの石油市場が快進まれていた経緯もあり、再開後の石油市場は反落を強いられていた。ただ、OPECや非OPECの減産を踏まえた買いもみられ、下げは限定的。その後、米国での石油需要の拡大観測から石油製品が買い進まれ、WTIもそれに追随して上伸し、安値から2ドル以上も一時急伸した。ただ、NY株式市場の急落は続いており、高値では売りを浴びて、高値から1ドル以上も下落する場面もみせた。さて、週末に発表される米EIAの在庫統計に対してロイター通信が集計したアナリストの事前予想平均で原油在庫は前週比310万バレル減、ガソリン在庫は同200万バレル増、中間留分在庫は同160万バレル増、製油所稼働率は95.6%。

(CBOT大豆)
3日のCBOT大豆は新規の買い材料が見当たらない中、続伸している。期近3月限は前日比3.50セント高(4日分合計で27.00セント高)の910.50セント、期近5月限は同4.25セント高(同27.50セント高)の923.75セント。
テクニカルな買いと南米の天候不順、さらに小麦とコーンの上伸を材料にして買い進まれたという。期近3月限が9ドル台を維持したことで、テクニカルな買いが助長されたという。米中の貿易摩擦の解消観測も大豆市場では相変わらず、買い材料になっていた。

(CBOTコーン)
3日のCBOTコーンは続伸。期近3月限は前日比4.50セント高(4日分合計で5.50セント高)の380.25セント、期近5月限は同4.25セント高(同5.50セント高)の387.75セント。
小麦の堅調地合いが支援材料となって買い進まれ、序盤の軟調地合いが結果的に買い場提供となり、次第に上げ幅を拡大していた。ブラジル・アルゼンチンの生育に理想的でない天候が作柄悪化につながるとの思惑も引き続き、買い材料となり、テクニカルな買いも影響し、上げ幅拡大へ。また、ここにきてのNYガソリンの堅調地合いがエタノール需要の回復の連想買いも誘っていた。ただ、期近3月限の3.80ドルはまだ大きな壁とみられており、この上昇で上値余地は逆に縮小することになったとの声も挙がっている。

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