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東京金は日中取引で下げ幅拡大

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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東京金は日中取引で下げ幅拡大

  • 2019/11/21
  • 齋藤
  • デイリーコメント

(東京原油・石油製品)
21日の東京原油・石油製品は海外原油の急反発を好感して急伸している。原油期先4月限は前日比1010円高の3万8550円、ガソリン期先5月限は同940円高の5万1840円、灯油期先5月限は同1030円高の5万5560円。
ロシアのプーチン大統領がOPECと共有するとの認識を示したことで、ロシアが協調減産幅の拡大に同意すると市場は認識し、海外原油の急伸につながったといえる。前日はロシアの減産幅拡大に否定的な観測を嫌気して急落していたが、ロシアの動向に対する市場の思惑で波乱の展開を強いられている。東京原油は安値から夜間取引では一時1600円以上も急伸するなど、大きく買い戻された。日中取引では円高、そして再開した海外市場の反落もあり、上げ幅縮小となった。日経平均株価が急落し、円高が進行、さらにNYダウ先物も急落したため、海外原油の値崩れ要因となり、日中取引の東京原油は軟化を強いられていた。米中の貿易に関する合意が年明けにズレ込むとの観測が流れ、株価の急落につながったとみられる。11時半前に中国の副首相が米中貿易合意に楽観的な見通しを示したことで、NYダウ先物が下げ幅を縮小、円安も進行した結果、東京原油は朝方の値位置である3万8600円台まで戻しをみせた。WTIの57ドル台回復も支援材料だったとみられる。ただし、米中関係のリスクは高まったとみるべきで、売り場提供になった可能性も。

(東京貴金属)
21日の東京金は下落し、日中取引で下げ幅拡大。金期先10月限は前日比12円安の5124円、白金期先10月限は同6円高の3190円、パラジウム期先10月限は同24円高の5837円。
東京白金は続伸し、3200円台に水準を切り上げた。NY白金の一段の上昇に追随した上げであるが、NY白金は再開後に前日の高値更新をみせており、さらなる上昇も想定されるだけに、これまで同様、東京白金は買いスタンスで。日中取引でNYダウ先物や日経平均株価が急落した。米中の貿易合意が年明けにズレ込むとの観測が流れたため。その株価の急落にNY金の反応はイマイチ。このため、円高とNY金の上げ渋りが影響し、東京金は10時に入って5130円割れをみせた。NY白金もNYダウ先物の急落を受けた利食い売りに10時以降、下げ幅を拡大したため、東京白金は10時半前に3190円を割り込んだ。11時半前に中国の副首相が米中の貿易協議に楽観的な見通しを示したため、NYダウ先物が下げ幅を縮小し、円安が進行した。しかし、NY金が売られたため、東京金は戻り切れず、さらに下落した。NY金の上値の重さを認識しており、下振れリスクが高まったともいえる。

(東京ゴム)
21日の東京ゴムは引けにかけて上伸。RSS期先4月限は前日比0.6円高の186.7円。
時間外の上海ゴムの続伸を背景にして朝方は買い煽りがみられ、前日の高値を更新した。しかし、上海ゴムの時間外の上昇はすでに前日の日中取引で織り込み済みで、高値警戒から上げ一服へ。9時過ぎにはマイナス圏に値を消した。ただ、上海ゴムも上昇期待から買い直され、昼には朝方の高値まで買い直された。14時50分にようやく187.2円の高値を更新し、上げ幅を拡大。15時前に188.0円を示現した。週末は踏み上げを警戒すべき。

(東京トウモロコシ) 
21日の東京トウモロコシは引け間際に強引に買われる。期先11月限は前日比80円高の2万2930円。
シカゴコーンは反落し、ここ最近の安値を更新し、期近12月限ベースで9月12日以来の安値を付けた。ただ、東京はシカゴの値崩れに全く動意せず、夜間では2万3000円を示現するなど、上伸している。逆ザヤの修正となれば理解できるが、その他限月も揃って上昇しているだけに、内部要因主体の動きといえる。日中取引では売り買いが交錯し、シカゴ安に反応イマイチ。円高進行を嫌気して、ジリ貧の展開ながら、期先の下げは限定的。引け間際に強引に買い進まれた。

(東京米国産大豆)
21日の東京一般大豆は値付かず。
米中貿易合意に対する不透明さもあり、シカゴ大豆の一段安を強いられる状況にある。東京一般大豆は全く動意薄。

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