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東京金は急反発し、白金は大幅続伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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商品市場情報

東京金は急反発し、白金は大幅続伸

商品先物 有料マーケット情報
  • 2018/11/02
  • 齋藤
  • デイリーコメント

(東京原油・石油製品)
2日の東京原油・石油製品は海外原油の大幅続落と円高を受けて大幅安を演じた。原油期先4月限は前日比650円安の5万0120円、ガソリン期先5月限は同1320円安の6万1840円、灯油期先5月限は同440円安の6万6180円。
世界的な原油の供給過剰懸念から海外原油は大幅続落を強いられ、これに円高も重なり、東京石油市場の大幅続落をもたらしていた。原油は4万9000円台に突入したが、再開した海外市場の一段安を嫌気して、日中取引での安値更新もみられた。ロイター通信が明らかにした10月のOPECの産油量は日量3331万バレルで、2016年10月以来の高い水準。その増加幅の9月の2倍強で、かなり弱い内容だったといえる。サウジの産油量は日量1065万バレルで、増産目標の日量1070万バレルに迫っているが、先日、生産目標を日量1100万バレルに引き上げるとしている。米国のシェールオイルの増産と戦略備蓄在庫の放出も11月は続くとみられ、こうした中での供給過剰懸念は仕方ない。東京はイラン産原油の供給不安を手掛かりにした買い煽りや下げ渋りが目立っていたが、それが裏目に出たといえる。まだ、下値メドは立っておらず、原油の4万9000円割れも時間の問題とみられる。ところで、米中貿易摩擦の解消の動きが表面化し、14時前に日経平均株価が急騰し、円安も一段と加速。下落していた海外原油も大きく買い直されたこともあり、東京原油も安値から出直りをみせた。連日の急落をみせていただけに、海外市場の買い戻しにつながる可能性もありそうだ。

(東京貴金属)
2日の東京金は急反発し、白金は大幅続伸。金期先10月限は前日比57円高の4460円、白金期先10月限は同87円高の3129円。
急ピッチのドル安・ユーロ高に反応して、NY株式市場が続伸する中、NY金は急伸しており、東京金の急反発をもたらした。日中取引ではドル安・ユーロ高が一巡したこともあり、NY金の軟化から上げ幅を縮小した。一方、東京白金は大幅続伸し、日中取引では高値更新をみせた。NY白金の一段高が好材料である。そのNY白金はパラジウムと比較してかなり割安な値位置という視点から買い進まれている。テクニカルな買いに拍車がかかり、一部では900ドルを視野に入れた展開との声も挙がっている。需給バランスに関係ない動きで、逆らえず。3200円も今後、考慮しておくべき。14時前に米中貿易摩擦解消に向けた動きがみられ、日経平均株価が一段と急騰し、円安も加速したため、東京金・白金とも一段の上伸をみせた。

(東京ゴム)
2日の東京ゴムはしっかり。RSS期先4月限は前日比1.1円高の162.4円、TSR期先5月限は同1.1円高の147.0円。
東京ゴムは米中貿易摩擦解消に対する進展の思惑もあり、朝方から買い戻しが先行し、戻りをみせた。実際の解消は厳しいとみられるが、米中の首脳が貿易に関する協議を行ったことで、様々な憶測をもたらしたといえる。結果的に週末要因のポジション調整の動きとなった。ただ、ゴムの需要改善につながると考えにくく、また来週は売りをRSS市場で仕掛けたい。順ザヤ相場だけに、長期スタンスでの売り妙味が高いため。

(東京トウモロコシ)
2日の東京トウモロコシはシカゴ上伸に反応せず、高値から値を消した。期先11月限は前日比20円高の2万4820円。
シカゴコーンは大豆急伸に追随して反発しており、それを受け、夜間の東京は戻りをみせていた。ただ、円高が進行していたため、戻りも限定的で、夜間の高値から値を消していた。再開したシカゴコーンは下落していること、シカゴも前日、高値から値を消しているため、東京市場での買い人気は盛り上がらず、昼前に2万4800円を下回るなど、マイナス圏に値を崩した。シカゴ引け後に発表されたFCストーンの強気の生産高事前予想がシカゴ市場で評価されなかった経緯もあり、東京市場の上値の重い展開につながったみる。上値は重く、東京は戻り売りは適当。14時前の円安に反応して、戻りをみせたが、戻りは鈍い。

(東京米国産大豆)
2日の東京一般大豆はシカゴ大豆急騰に反応せず。期先10月限は前日と同じ4万4600円。
シカゴ大豆は米中貿易摩擦の解消される可能性もとの憶測に過剰反応し、急騰を演じた。実際、トランプ米大統領と中国の習主席が貿易で協議したに過ぎない。東京はいつものように全くの反応薄で、用なしの展開が続いている。14時前に米中貿易摩擦解消の動きがみられ、シカゴ大豆はまた急伸していた。

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