株式会社フジトミは投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

東京金は急ピッチの円安で反発

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

ピックアップコンテンツ

  • TOCOMリアルトレードコンテスト
商品市場情報

東京金は急ピッチの円安で反発

商品先物 有料マーケット情報
  • 2017/06/16
  • 齋藤
  • デイリーコメント

(東京原油・石油製品)
16日の東京原油・石油製品は円安を材料に反発している。原油期先11月限は前日比510円高の3万2790円、ガソリン期先12月限は同380円高の4万5630円、灯油期先12月限は同440円高の4万6480円。
海外原油は小幅ながらも続落しているが、東京石油市場は急ピッチの円安を支援材料にして反発している。日中取引ではWTIは動意薄ながら、円安や株高を材料にして東京石油市場は買いが先行。5月から朝方の水準から強引に買い進まれる展開が続いているが、本日の東京も同様に、値ごろ買いや打診買いに支えられ、水準を切り上げ、昼に原油先限は3万2700円台に乗せた。今週に入っての2ドル以上の海外原油急落がなかったような戻りであり、強引な買いには違和感もあるが、来週も同様の内部要因の動きには警戒したい。WTIは週末に上値の重い展開を嫌気して44ドルを試す可能性もあるとみるが、注目は米国のガソリン需要で、改善すれば、当東京市場の上値追いも検討したい。
(東京貴金属)
16日の東京金は急ピッチの円安で反発。金期先4月限は前日比29円高の4473円、白金期先4月限は同7円安の3307円。
急ピッチの円安を材料にして東京金は急反発している。NY金の急落は前日の日中取引でみせた大幅安である程度、織り込み済み。このため、円安に素直に反応することに。予想外の円安ともいえるが、東京金は前日指摘した4430円から4480円のレンジ内で推移している。今後とも強弱材料が交錯するとみられるだけに、逆張りが無難では。NY金に関して、1250ドル割れも想定しておくべきで、それほと、買い材料は見当たらない。
(東京ゴム)
16日の東京ゴムは期先中心に続伸。期先11月限は前日比1.6円高の201.0円。
夜間で先限は202円まで上伸したが、その後、200円を下回った。日中取引では急ピッチの円安を好感して先限は200円台で始まり、202円まで上伸。その後、200円割れもみられたが、10時に入って買いが膨らみ、204円を示現している。産地のオファー価格の上げ渋りもみられるが、東京市場ではタイ政府の価格支持政策を材料にした買いが続いており、円安も本日の大きな買い材料になったとみる。ただ、ここにきて期近限月の上値も重くなっており、来週の納会に向けた期近限月の動きも注目。
(東京トウモロコシ)
16日の東京トウモロコシはシカゴ上伸と急ピッチの円安を映して急伸。期先5月限は前日比270円高の2万2580円。
夜間取引前半で東京トウモロコシは一段安を演じていた。米コーンベルトの週末の降雨予報を嫌気してシカゴが急落していたため。しかし、シカゴ小麦の急騰をキッカケにシカゴコーンは安値から急伸。一時10セント以上も切り返した。加えて円安も進行しており、東京トウモロコシは安値から500円も切り返すなど、反発して夜間を終えた。日中取引序盤ではまとまった売りを浴びて、円安でも上げ渋りをみせていたが、次第に売り物は後退し、値を跳ばす場面も。ただ、さらなる円安などを加味すれば、それでも上げ足りず。週末の降雨が予想されているだけに、買いにくかったといえる。再開したシカゴ小麦は続伸しており、週末の小麦の動きから目が離せない。
(東京米国産大豆)
16日の東京一般大豆は急伸。期先4月限は前日比1080円高の4万5680円。
東京一般大豆の新甫6月限が発会している。朝方はサヤを売る展開をみせたが、円安とシカゴ上伸を好感して、その後、サヤを買う動きをみせ、4万6000円を示現。再開したシカゴ大豆の強調地合いもサヤを買う動きにつながっているが、週末の米コーンベルトの降雨予報もあるため、週末から週明けのシカゴ大豆の先行きは不透明。週明けは噴き値売りを狙いたい。

一覧へ戻る

ピックアップコンテンツ

  •