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東京金は円安を好材料にして反発

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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商品市場情報

東京金は円安を好材料にして反発

商品先物 有料マーケット情報
  • 2018/07/12
  • 齋藤
  • デイリーコメント

(東京原油・石油製品)
12日の東京原油・石油製品は海外原油の大幅安を嫌気して急落するも、安値から大きく戻している。原油期先12月限は前日比1240円安の4万9730円、ガソリン期先1月限は同1250円安の6万2260円、灯油期先1月限は同1230円安の6万7780円。
東京石油市場は夜間で2000円以上も急落したが、日中取引では安値から1000円以上の戻りをみせるなど、海外原油の大幅安がなかったような戻りをみせたが、買われ過ぎだったといえる。海外市場は清算値決定にかけて狼狽売りが膨らみ、東京原油の指標であるブレント中心に急落した。ただ、清算値決定後は出直りをみせ、ブレントは安値から1ドル50セント以上も切り返した。それに過剰反応して、東京はかなり強引に買い進まれ、夜間の安値から1200円以上の出直りとなった。しかし、ブレントは前日から3ドル50セント以上も急落したままであり、円安を加味しても、東京原油の4万9000円割れはおかしくなかったといえる。さすがに海外原油の戻り賛成だが、あれだけの急落をみせたことで、基調は弱気に転じたとみるべきで、3連休を前にして、売り場を探したい。東京の3連休を意識して、新規仕掛けは短期勝負が無難。

(東京貴金属)
12日の東京金は円安を好感して反発。金期先6月限は前日比16円高の4475円、白金期先6月限は同8円安の3000円。
NY金は大幅続落となったが、急ピッチの円安を好感して東京金は反発している。特に日中取引で上げ幅を拡大し、夜間の高値を更新した。NYダウの急伸で円安がさらに進行、また、非鉄などの戻りを促し、NY金も戻りをみせ、東京金の上伸を助長したといえる。NY白金は830ドルを割り込んだものの、NYダウ先物の上伸を好感して戻りをみせ、東京白金は下げ幅を縮小した。夜間取引ではNYダウ先物の動きから目が離せないが、東京金・白金の戻り売りスタンスは維持へ。

(東京ゴム)
12日の東京ゴムは期央以降は上伸。期先12月限は前日比0.6円高の172.6円。
朝方は海外原油の急落を嫌気して下値を試す動きをみせた。先限で170.0円割れがやっとで、前日同様、その後は戻りをみせた。円安・株価の急伸もあり、買い戻しを促すことに。ただ、ここ最近のボックス圏の動きに変わりなく、ゴム市場への関心が大きく後退しているようだ。14時半過ぎに底固い動き動きから173円台回復をみせた。前日の戻り高値である173.5円が壁になっていた。増産期の荷圧迫からの急落待ちを待ちたい。

(東京トウモロコシ)
12日の東京トウモロコシは強材料を全く無視して、先限は続落。期先7月限は前日比20円安の2万3250円。
夜間取引早々、東京トウモロコシはシカゴの下げ幅拡大に過剰反応をみせ、400円以上も下落したが、明らかに売られ過ぎで、早々に2万3000円台を回復した。シカゴコーンは一段と下落したものの、急ピッチの円安進行もあり、円安をふまえると、夜間は売られ過ぎといえる。日中取引では再開したシカゴの反発と一段の円安から、売られ過ぎの東京の大きな戻りも期待された。しかし、つなぎ売りを浴びている先限は戻り切れず、2万3300円に壁をみせることに。一段の円安とシカゴの戻りを踏まえると、先限の2万2400円台でもおかしくはなかったが。昼以降、円安がさらに進行とシカゴも上げ幅を拡大したが、東京は逆に売られ、下げ幅を拡大するなど、逆光安をみせていた。もし、米農務省の需給報告でシカゴコーンが知ったらしまいの戻りをみせた場合、売られ過ぎの東京の戻りは大きくなるだろう。売られ過ぎの値位置を把握しつつ、深夜1時に発表される米農務省の需給報告後を見極めたい。

(東京米国産大豆)
12日の東京一般大豆は超閑散。期先6月限は前日比90円安の4万4910円。
東京一般大豆は薄商いの中、マチマチ。深夜1時に米農務省は需給報告を発表するが、東京はうつものように動意薄とみる。シカゴの先安懸念は強く、割高な東京の一段安も警戒したい。

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